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撮影や展示会など、トレンドアイテムに日々触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす連載「edior’s BUZZ」から、ガチでヘビロテ中の“愛用トップス”の名品をまとめてみた。
エディターが買ってよかった
本命トップス8選
1.AURALEE SUPER HIGH GAUGE COTTON KNIT TANK
鈴鹿央士にはなれないけど…
思わずその着こなしをマネしたくなった
常に最新のファッションに触れられるのが、編集者という仕事の「役得」なところのひとつ。ただ、展示会や撮影のたびに欲しい洋服が増えていき、うれしい悲鳴を上げる毎日です(苦笑)。そのため、お財布のヒモがゆるみすぎないように意識して毎回現場に向かうのですが…。そう思っていたはずなのに、撮影が終わった瞬間にスタジオから出るのも待てずに(!)ついポチってしまったのが、このタンクトップ。
こちらは、「オーラリー」の1着。昨年夏の展示会でひと足先にこの服を見たときには、正直それほどまでに惹かれるアイテムではありませんでした。というのも、僕がいかんせん貧相な体格のため、タンクトップは似合わないと思ったからです…。ですが、担当した鈴鹿央士くんの撮影でのコーディネートを見てその印象は一変。シャツの上に重ねると、ベストとはまた違った印象の”こなれ感”のある着こなしに。この合わせ方をマネしたくて、一目散にオーラリーのECサイトを開いたのでした。
さて、また服のハナシに戻ります(笑)。タンクトップのネックにはほどよくゆるさがあって、シャツの上から重ねても、首もとが詰まった印象にならずに使えます。モックネックのTシャツやカットソーを合わせてもよさそう!
アームホールはそこまで広くないので、ダボっとした感じは皆無。あくまでクリーンに使えます。もちろん、シャツを着ても窮屈にならない程度の絶妙な空き具合だから、心配ご無用です!
裾のリブはやや強めのテンションなので、シャツやTシャツをタックアウトしたときも、ウエストまわりを引き締めてくれ、だらしなく見えることはありません。
あとは何より、上質なコットン100%でつくられた生地の素材感がいい! ハリがありつつもウールよりカジュアルな雰囲気が出せるから、これからの季節は特に、デイリーに使いやすい。ハイゲージの機械で度目を詰めて編み上げているそうで、オーラリーらしい品のよさもしっかり感じられます。
まもなくやってくる夏は、どうやら今年も暑いようですね。あまりにも暑すぎて、毎年ついついTイチのラクなコーデに逃げがちです…。ただ、このタンクトップさえあれば、いつものTシャツに重ねるだけで、装いにグッとこなれ感を添えられるはず。この夏の相棒は、キミに決めた!/エディター山口
2.セットインのベスト
もう「ベスト」は怖くない!?
超個人的に「ちゃんと着こなせたら抜群にオシャレだけど、まあまあハードルが高いアイテム」ランキング、堂々1位のベスト。これまで何度かチャレンジしてきたんですが、しっくりくるものになかなか出会えず、ずっと敬遠していたんです。
しかし、とうとう出会ってしまいました。それがこの「セットイン」のベストです。「セットイン 」は今季デビューした気鋭のブランド。テニスをコンセプトにしたユニークなアプローチで、すでに人気を博しています。
昔からほどよくスポーティなアイテムをデイリーに取り入れる着こなしが好きなので、このベストもマットなナイロンで大人っぽく着られるところがお気に入り。そして、ワードローブに取り入れやすけどしっかり差がつく上品なグレーもポイントですね。
今っぽい大きめなシルエットなんですが、裏地がメッシュになっていて着心地は軽くて快適。ポケットがたくさんあったり、ベンチレーションとしても使えるディテールがあったり、パッと見はミニマルなんですが、機能面は超充実。
そして実際に着てみると、シャツにもカットソーにもすっと馴染んでくれて「あれ、ベストってこんなに着やすかったの!?」と驚いてしまいました。うれしいくらいあっさりと拍子抜けさせてくれて、結果、絶賛ヘビロテ中(笑)。合わせるだけで、気の利いた着こなしを実現してくれています!/エディター楊井
3.CreativeDrugStore×
BoTT “Square Logo” Tシャツ
10周年の「CDS」を祝うべく
“コラボセッション”した1枚
梅雨も明けていないのに暑い日々が続き、夏の到来をすぐそこまで感じるようになりました。そんな夏には、Tシャツ、特にプリントTシャツが無性に着たくなるときがありませんか? でもプリントTって、バンドTかシネマTか、それともアートTなのか、はたまたキャラクターものなのか…何を選ぶかで自分の好みやセンスが周りに測られているような気がしてしまう小心者ゆえ、だいぶ吟味してから購入することが多くて…。
そんな性格の(ややこしい)僕なのですが、見かけた瞬間にすぐさまゲットしたのがこちらのプリントT。ヒップホップクルーの「クリエイティブ ドラッグ ストア」が結成10周年を記念してさまざまなブランドを迎えた企画 “Collabo Sessions”のひとつとして、「BoTT」とのコラボにより2022年にリリースされたものです。ストリートで絶大な人気を集める「BoTT」のTシャツは手に入れたいと思ったままどれにしようか決めかねていたのですが、もともとファンだったクルーと組んだスペシャルな1枚を目にしたとき、すぐに心は決まりました(笑)。
襟もとには、それぞれのロゴがしっかりと並び立っています。胸のロゴでは、「クリエイティブ ドラッグ ストア」のいつもの“Square Logo”がアレンジされて「BoTT」の文字が組み込まれているところに、ただのコラボでなく「セッション」と謳っている感じが表れているのでは、と思います。
ボディは程よく厚みがある素材感。「BoTT」のTシャツだから当然なのですが、いわゆる「グッズ」といったようなチープな雰囲気は皆無です。少し丈が長めのゆったりしたシルエットで、リラックスしたムードがあります。「リーバイス®」のシルバータブのバギーパンツと合わせてダボっとさせて、気持ちだけは“クルー感”を出して着ることも(笑)
このTシャツを購入した2022年は、フジロックに出ていた「クリエイティブ ドラッグ ストア」を見たのもよい思い出。なんだか気恥ずかしくて会場では着用しなかったのですが(苦笑)、夏が来てこれを着るたびに、ライブの熱狂までよみがえってきます。暑さにはゲンナリしそうですが、なんだか夏が待ち遠しくなってきました…!/エディター山口
4.STÜSSY TANK UNDERSHIRTS 3 PACK
1年前なのか数年前なのか、はっきりと覚えていませんが、一時期「自分っぽくないブランドに手を出してみる」ということをやっていて、このステューシー(STÜSSY)のタンクトップはそのときに買ったアイテムの中の1つです。
素材はコットン100%、ホワイトとブラックの2色展開で、部屋着として着ようと思っていたのでブラックをチョイス。(部屋着のトップスは全てブラックなんです。)特徴としては裾にあるブランドロゴくらいで、前までだったらこういったロゴには特に惹かれませんでした。けれど、ここにきてあえてブランドロゴ、しかもステューシーをチラッと効かせるのも面白いかなと思い購入することに。
アメリカブランドのMサイズなので大きいと思いましたが、体のラインにフィットしてちょうど良さそう。Tシャツと比べて袖がないだけでこんなにも体感温度が違うのかとビックリしました。
これを機にタンクトップにハマりそうです。/エディター蝦名
5.ユニクロ エアリズムコットンカノコポロ
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着た時のひんやりな涼感がたまらない!
ここまで暑いと着る服に快適性を求めてしまいますよね。もともと機能服が大好きなので、色々と持ってはいるんですが、今年はこのユニクロのエアリズムコットンカノコポロを1軍に迎え入れました!
ヘビーなエアリズムユーザーではあったものの、アンダーウェアしか持っておらず、この「涼しいユニクロ名品」という記事を担当するまではノーマークだったんです。内容はスタイリストの深澤勇太さんと服好きモデルの中塚凌空が試着をするというものだったんですが、実はちゃっかり自分も参加していました(笑)。
見た目はベーシックなコットンの鹿の子なのですが、裏地がサラサラとドライタッチで、なんと接触冷感機能までついていて驚きの連続! 肌離れがよくかなり快適で、着心地抜群なんです。
上質な貝調のボタンもブラックでミニマルにまとまっているのも魅力。より涼しく感じられるように、XLサイズを選んだのですが、ゆるい雰囲気になりすぎず、大人っぽく着られるのがうれしいですね。
腕まわりもストレスなく着られます。ポロシャツ特有の長い後ろ身頃はポロをする上では欠かせないデザインと分かってはいるんですが、個人的には苦手で(笑)。これは前後の長さに差がないのもポイント。洗濯してガバッと干してサッと着てもクリーンな印象に仕上げてくれるので、タイパも最高。もう手放せません!/エディター楊井
6.ラコステのL.12.12 ポロシャツ
(クラシックフィット)
やっぱりただのポロシャツではない!
学生時代の1軍アウターで、服好きの先輩から「イイの着てんじゃん!」とよく褒められていたのが「ラコステ」のジャケットでした。というわけで、その頃から「ラコステ」は大好きなブランドのひとつ。いくつか持っている中で、やっぱり夏に着たくなるのが、永久定番名品のL.12.12 ポロシャツですよね!
1933年に誕生して以来、すべてのポロシャツのベースになっているというこちらのモデル。すでにその逸話が凄すぎますが、やっぱり完成度が圧倒的に高いですよね。ボタンを上まで留めても、外してTシャツを効かせても品よく決まる小ぶりな襟が特にお気に入り。
リッチなムードのボタンも見逃せません。高級糸のみで編み上げた鹿の子は肌触りが良くて、着心地は最高。微光沢も品の良さを後押ししています。鹿の子によくあるざらつきはなく、ドライタッチで快適なんです。
スポーツやアウトドアなど、機能性の高い服が大好きなんですが、とくに惹かれてしまうのが、機能的なのに上品な服。テニスを背景にしているので、袖周りのストレスもなく、動きやすいのも魅力です。クラシックフィットはややゆったりめなシルエットが特徴。ワンサイズ上げてさらにリラックスムードたっぷりに着ているんですが、決してだらしなく見えないのはさすがです!
とまあ、いろいろ書いてきたんですが、一番好きな理由はこのワニのロゴが可愛いところです(笑)。このロゴが好きすぎて、古着屋の店員さんにいろいろ教えてもらったり、時代による違いを調べたりしていた時期もありました。(最近では、デモゴルゴンになってしまったこともありましたね…!) スポーティでいて上品なこのポロシャツは、おじいちゃんになるまで着続けると思います! /エディター楊井
7.POWER 【超軽量】AIR BIG-T BLACK
着たら…ハッ!(笑顔)
自称「世界一自分に甘いトレーニー」こと私。ウェアやスニーカーにこだわればジムに通うモチベーションが上がるのではないかと考え、色々と探していたときに出会ったのが、敬愛するなかやまきんに君さんが手がけるアパレルブランドでした。
なかやまきんに君さんは筋肉留学をされているあたりから好きで、YouTubeもInstagramもフォローしているんですが、アパレルブランドに関してはノーマークで…。きんに君さんについて調べていたら、たまたまこのブランドの通販サイトに辿り着いたのがきっかけでした。
どれも魅力的だったんですが、体の仕上がりが追いついていない自称トレーニーからするとタンクトップは難易度が高そうだったので、こちらのビッグTをポチッと。結果、大正解だったんです!
ネットのご本人着用画像を見た限り、そこそこゆるいTシャツなのかなーと思っていたんですが、届いてみてびっくり。華奢な私にはトレンド感満点な(笑)、超ビッグTシャツだったんです! 体格の差をまざまざと感じてしまい、「が、頑張らねば!」とジムへのモチベーションが不思議とアップしました。
【超軽量】とうたっているだけあって、着心地はめちゃくちゃ軽くて、ストレスフリー。しかもフロントの「POWER」とバックのロゴが可愛いんです。吸水速乾な通気性抜群のテック素材なので、夏の普段使いにもぴったり。ジムに通う用に買ったのに、デイリーにも着てしまう、まさに「どっちなんだい!?」なTシャツですね。
というわけで、このTシャツを買って以来、ジムに通う頻度がアップしました。いつかはなかやまきんに君さんが着用しているくらいのサイジングになれるようにトレーニング、頑張ります!
#キャーウェアだけ買って満足しないでちゃんとジムに通ってるのステキー/エディター楊井
8.ジーユー×ブラーのコラボTシャツ
なんかちょっと“テンダー”な気分になる
「ジーユー」の展示会で見かけて以来、毎日のように公式サイトをチェックしてリリースを心待ちにしていた「ブラー」とのコラボTシャツ。発売日の朝10時にヘビロテ用と観賞用の2枚をポチることができ、これ以上なく澄んだ気持ちになりました(笑)。
実は『メンズノンノ』を初めて知ったのが、ブラーのデーモン・アルバーンが表紙を飾ったこの号。当時、ブームだったこともありスニーカーは好きだったんですが、服には無頓着で、ファッション誌とは無縁の生活を送っていました。
それよりも音楽に夢中で、ある日、いつものように大好きなブラーの曲を聴きながら通学していると、車内広告でめちゃくちゃかっこいいデーモンを発見! 「なんだこのイケてる雑誌は!」と学校帰りに書店に走ったのを覚えています(笑)。
とにかく学生時代に「『メンズノンノ』ってすげー!」という気持ちにさせてくれたのがブラーだったんですよね。ブラーに出会ってなかったら、『メンズノンノ』でエディターをやっていなかったかもしれない(笑)。それくらい自分の中で重要なバンドなわけで、話は長くなりましたが、このTシャツはどうしても手に入れたかったんです。
とてつもなくストレートで潔いデザインにも心打たれました。ジーユーの中の人、ファン心理を分かってらっしゃる! さすがです、ありがとうございます(笑)。サイズは昔のバンドTを意識したのかそこまでワイドではなく、さらりとしたネイビーのボディなので大人っぽく着られるのがうれしい。
観賞用も買えたので、1枚はボロボロになるまでヘビロテするつもり。古着みたいにクタクタになったらそれはそれでかっこいいですよね。着ているとあの頃を思い出し、エモいというか『テンダー』な気分になります。(意味、あってる?)/エディター楊井
Photos:Ibuki Tamura
山口朗
メンズノンノ編集部
2023年からメンズノンノ編集部に在籍。スニーカーが好きで、いま所有しているのは25足ほど。イングランドのサッカーチーム、「アーセナルFC」が“推し"です。
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