▼ WPの本文 ▼
編集部が気になる人に会いに行く連載「WEEKEND INTERVIEWS」。第49週は、ラジオも大人気のお笑いコンビ・マユリカが登場。売れっ子な二人に聞く年末年始のあれこれ。
「地元が同じなので、毎年
一緒に初詣に行ってました」(阪本)

――東京の生活はすっかり慣れましたか?好きな街やスポットはあります?
中谷さん(以下、中谷) 上京して2年8か月くらい経ちましたね。僕のお気に入りの場所は断然、中野ブロードウェイ!漫画とサブカルがてんこ盛りで、一日中いられる空間です。地元の神戸の三宮にも、似たタイプでもっと小規模なお店があって、時々行っていたんです。中野ブロードウェイはスケールもデカくて楽しい!
阪本さん(以下、阪本) 東京の生活には、さすがにもう慣れましたね。ただ…好きな街とかはないかも……。
中谷 え?!
阪本 どこまで行っても東京の街は「場所として好き」っていう風にはならない。人が多いし……。
中谷 待って!めっちゃ感じ悪いぞ(苦笑)。
阪本 あ、でも、便利やなとは思う。いろんなお店がきゅっと詰まってる感じが便利。僕、ZAZYと家が近所なんですけど、ZAZYに「おすすめのご飯屋さん7つくらい送って」とかって頼んで、共有してもらっています。食事する場所とかお店のバリエーションが多いのはいいですよね。
中谷 フォローになってない(笑)。

―取材時の本日は12月。お二人とも輪をかけてとってもお忙しいと思いますが、年末年始の恒例行事はありますか?
中谷 僕らは幼馴染ということもあって、関西にいたときは初詣に行くのが恒例でしたね。
阪本 学生時代の友達5人で、朝早くから駅で集合して……。地元が同じなんで、毎年一緒に行ってましたね。
中谷 そうそう。神戸の生田神社に行くのが恒例でした。
阪本 あとは僕の誕生日が1月7日なんで、いつも年末年始はこいつ(中谷)がプレゼントをくれるんですよ。アイマッサージャーとか。全然使ってないけど(笑)。
中谷 おい、使えよ(笑)。まあ、でもここまで長い付き合いになると、それでもいっか、って気がもはやしてくる。
―年の瀬の12月31日に出るクイズイベント「超超超、超超超、超超超超超難問」の見どころを教えてもらってもいいですか?
中谷 クイズの問題文を見ずに正解を当てるゲームなんですけど、もはやクイズじゃなくて。結構人間としてのカンが試されるというか(笑)。過去にも出たんですが、出演者側が手探りでキーワードを発して、そこに対するお客さんのリアクションを頼りに正解のワードに近づけていくんです。
阪本 だから実はお客さん参加型のイベントなんですよね。お客さんからは正解が見られるので、回答が正解に近づくほどに盛り上がる、一体感が楽しいです。
中谷 そう、実はお客さん参加型のイベントなんだよね。

辛いことがあってもネタにできるのは、芸人ならでは。(中谷)
―ネタ以外にも、そういったイベントやバラエティ、ラジオなど、幅広いお仕事をなさっていますが、お笑いをやっていてよかったと思う瞬間はありますか?
中谷 辛いことがあっても、全部ネタにできちゃうところですかね。例えば…外で漏らしちゃった、とか(笑)。普通の仕事をされている方だと、単に人に言えない辛い恥ずかしいこと、で終わっちゃうと思うんですけど、芸人ならネタに変えてみんなに笑ってもらえる。僕なんて実際に、買ったラブドールが呪われてた、なんて不運すぎることがあったけど、ネタになった。発信する場所があるっていうのがいいですよね。
阪本 僕はとにかく飽き性なんで、毎日違う現場や違う人に会って違う話ができるところ。本当に飽きっぽいんで、この仕事でよかった。
中谷 僕の目から見ても阪本はめちゃくちゃ飽き性です。
―幼馴染とずっとコンビを組んでいらっしゃるので、飽き性というのは少し驚きます。
中谷 僕もどちらかといえば飽き性。やっていることや仕事する場所が変わる、ということには僕も助かっているかも。けど、阪本はたぶん、同じ場所に毎日通う、とかすら厳しいレベルで飽き性やなとは思う。
阪本 二人そろって飽き性コンビっすね。けど、実は僕、車の免許を取ろうと思って今教習所に通っていて。学科と教習中で、まだ仮免ももらってない感じですけど、早く免許が取りたいですね。
――免許を取ろうと思うきっかけは何だったんですか?
阪本 地方の公演へ行くと、事務所の先輩たちが自分の車で劇場に来るのんですよ。それを見ていて、かっこいいなって素直に思いました。いざ教習所へ通い始めると、まだ免許も取れてないのに「どの車に乗ろう?」って考えるのも楽しいです。けど、僕はSUVに乗りたいと思っていて、それを見取り図の盛山さんに言ったら「ざっくりしすぎやろ、最近だいたいの車SUVやで」って言われました。車には全然詳しくないです。こいつみたく、外車に乗りたいとかもないし。
中谷 そういえば、昔、僕が愛車の取材を受けて撮影していたとき、同じロケ地の隣でメンズノンノの撮影をしているのに遭遇しました。鈴鹿央士さんだ!って思った記憶がある。ニアミスですね。ちょうど一年前くらいのことです。

焦らない人ってカッコいい、
けど俺は絶対焦っちゃう(中谷)
―メンズノンノ本誌では中谷さんが漫画のコラム連載を書かれていたり、1・2月合併号では専属モデルの中川大輔とご登場いただいたり、阪本さんも連載「猫への扉」にご登場いただきましたよね。メンズノンノの印象はいかがですか?
阪本 (1・2月合併号の中谷さんのページを見ながら)お前、スタイル全然(中川大輔と)違いすぎるやん!やばない?
中谷 そりゃそうやろ、相手モデルやぞ。
阪本 こんなページに出させてもらって……。
中谷 毎号、漫画の連載をやらせてもらっているけど、やっぱり撮影は照れるね。みんなかっこいい人しか出てないから緊張するよね。


―「かっこいい」ってどういう人を思い浮かべますか?
中谷 焦らない人!
阪本 即答するね。
中谷 いや、それこそ俺はすでに免許があるから、日々運転するんですけど、都心って本当に駐車場が空いてないことが多いんですよ。やっと駐車場見つけたのに満車で、でも約束の時間は迫ってるし、「空」のマークを求めて目的地からどんどん離れてくのも…とかってなると、どんどん焦っちゃうんですよね。
けど、かっこいい人って絶対テンパったりしない。めちゃくちゃ勝手な予想ですけど、阿部寛さんとかは同じ状況になっても、どしっと構えてそう。そういう余裕がある人ってかっこいいしモテそう。俺は絶対テンパっちゃう。
阪本 俺は「逆に今更、紙たばこを吸ってる」ような人…がかっこいい。
中谷 はい?
阪本 要は、ブレない、軸がある人って意味。たばこは吸える場所も少ないし、喫煙者ってだけで嫌がられたり肩身狭い思いしたりするのに、わざわざ紙で吸い続けるって、なんかその人の中に軸がある感じがする。僕自身は紙から電子タバコに変えて、そこから禁煙したんですよ。
中谷 芸人だと紙で吸い続けている人は割といるよね。
阪本 俺は自分の禁煙への流れが、あんまりかっこよくなかったなと思って。電子に切り替えた時点で、「かっこいいから吸ってたのに、もはやなんのために吸ってるんだ」って思いながら吸ってたから。
納得して吸ってればいいと思うんですけど。自分の場合は中途半端な気持ちで電子っていう流れで、嗜好品なんだから貫けばよかったなって。だから、ブレないことには中途半端じゃない、ってのも含まれるかも。
中谷 僕は吸わないんでわからない(笑)。
阪本 電子でもいいんですけど、タバコは例なんで。なんか「貫いてる」感があるとかっこいいなっていう。

―2025年は「マユリカ」にとってどんな年でした?
中谷 なんだろう、オレンジレンジさんのMVに出させてもらったのが一番象徴的ですが、“平成”感がある1年でした。「平成の時代っていいよね」っていう世の中のブームと、自分たちが好きなものや青春時代に流行ったものがうまくハマった感じがあります。
阪本 2025年はとにかく「なんでこんなことに」っていう年だった。よくわからんラッキーが続いた感じ。前につくった「ひとりミュージカル」っていうコンテンツがいきなり大バズリしたり。
中谷 僕らがバズらせようと何か動いたとかでもなく、気がついたら勝手にバズってました。今の勢いを大事にしつつ、2026年、僕はちょっと遠くでの海外ロケをするのが目標。今までにも、仕事で台湾と韓国には行かせてもらったことがあるんですが、「テレビのロケでハワイ」とかに憧れます。僕らがこの業界に入る前、テレビで観ていた芸人さんが行っているのが印象的で。最近はなかなか難しいと思うので、2026年が難しくても、いつかはやりたい。
阪本 俺はあんまり(笑)。仕事よりプライベートで行きたい。
中谷 仕事でも行けよ(笑)。せめて仕事でも行きたいって言ってくれ(笑)。ちなみに、実は僕、プライベートでも海外に行く予定があって。年明けに、久しぶりにまとまった休みをもらえそうなので、初めてプライベートで一人旅をしようと思っています。行き先はオーストラリア…の予定だけど変わるかも。今からちょっとドキドキするし、挑戦ですね。さっき言ってた通り、台湾と韓国以外に行ったことがないし、そもそもプライベートの海外が初めてで、一人旅ですし…!
阪本 その休み、僕は家族がいるんで、家族と旅行です。家族旅行。
中谷 わざわざ「家族」って強調すんなよ(笑)。俺の一人旅が切なくなるやん。
阪本 あとは免許に夢中です。
―ちなみに、阪本さんは免許を取ったら、中谷さんを乗せますか?
阪本 いやです。
中谷 乗せてや(笑)。
阪本 うーん。
中谷 僕は幕張や大宮の劇場に入る時は自走が多くて、阪本を乗せて一緒に劇場に入ってるんですが(笑)。
阪本 まあ、一回くらいなら…。
中谷 一回…(笑)。
阪本 けど、免許取ったらなるべく頻繁に運転したいと思ってます。東京って運転が難しそう。車の量も多いから慣れたいし、道も覚えたい。近い距離でも車移動にするかもしれません。
中谷 僕は初の海外一人旅、こいつは免許、2026年の年明けはとりあえずそれぞれ挑戦で始めます(笑)。
マユリカ
中谷(右・ツッコミ)
阪本(左・ボケ)
2011年結成、大阪NSC33期のお笑いコンビ。M-1グランプリの2023年、2024年ファイナリスト。大人気ラジオ「マユリカのうなげろりん!!」や、阪本発案の“一人ミュージカル”がSNSで大バズリ中。

マユリカ出演!
やさしいズタイpresents「超超超、超超超、超超超超超難問王決定戦 超大晦日」
2025年12月31日(水) 開場 13:00/開演 14:00/終演 16:30
これまでにも大人気の新感覚クイズイベントを大晦日に決行!問題文を見ずに正解を当てるという超・難問クイズは、観客のリアクションと芸人とのやり取りが見どころ。エバースやマユリカほか、豪華な人気芸人が出演する。観覧チケットおよび配信チケットはFANYのサイトで!
【会場】
TOYOTA ARENA TOKYO
(東京都江東区青海1丁目3)
【出演者】
MC:やさしいズ・タイ
銀シャリ、見取り図、相席スタート・山添寛、ロングコートダディ、マユリカ、佐久間一行、ニューヨーク、男性ブランコ、バッテリィズ、QuizKnock・鶴崎修功、キンボシ、コットン、紅しょうが、レインボー、エバース、9番街レトロ、令和ロマン・松井ケムリ、モグライダー、ヒコロヒー、かが屋、佐々木久美、花澤香菜、和田雅成
※出演者は変更になる場合がありますので予めご了承ください。
なお、変更にともなう払戻は行いません。
【チケット絶賛発売中!】
販売:FANYチケット、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス
https://ticket.fany.lol/event/detail/7893
Photos:Haruto Inomata

中村
メンズノンノ編集部
ハイブランドからコスパアイテムまで、ファッションとカルチャー企画を担当。服を買うときは直観重視で、色や柄、素材にぐっとくるポイントがあると即決! ジュエリーと靴と猫とコーヒーが好き。
▲ WPの本文 ▲
ウィークエンド・インタビューズ

































![[Gallery]広末涼子「『写真集を出すってどうかな?』と素直に家族に聞いたら…」【ウィークエンド・インタビューズ 第18週】](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/01/2022_1210_0328-880x1174-1-220x165.jpg)





































![スニーカーにうるさいのに2足もゲット。「KEEN(キーン)」沼に腰まで浸かってます![編集者の愛用私物 #263]](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2025/12/editorsbuzzkeen-880x660.jpg)


![今年最後のご褒美はボッテガ・ヴェネタで。鈴鹿央士が味わう、ホリデーシーズンに欲しい新作4選[BOTTEGA VENETA]](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2025/12/01_123046_crop-880x660.jpg)












