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編集部が気になる人に会いに行く連載「WEEKEND INTERVIEWS」。第31週は、デビュー10周年を迎えたGENERATIONSの白濱亜嵐さん。GENERATIONSのメンバーを本人役として当て書きした話題のホラー映画『ミンナのウタ』が絶叫公開中だ。作品の見どころや、ジャパニーズホラーの巨匠・清水 崇監督との、現場で体感した撮影裏話も教えてもらった!
恐怖を誘う要素があらゆるところに
―怖すぎると噂になっている映画「ミンナのウタ」。本人役として出演している視点から見どころをお願いします。
いろんなところで勝手に染み付いてる「ホラーのこういうのが怖い」がすごく詰まっている映画ですね。例えば印象的なメロディーが頭に残って怖いとか、ノスタルジーなカセットテープが不気味とか。ただのセーラー服なのに、なぜか怖いものに見えたり。そんなホラーの要素が存分に詰まっている作品なので、猛暑な今夏にはぴったりな作品だと思います。
ホラーならではの間を現場で体感!
―ホラー映画初出演となりますが、他の撮影現場との違いはありましたか?
清水監督が長年の経験で、ホラーの間みたいなのを教えてくれて。いつものお芝居だったら、1〜2間でセリフを出すところを、あえて3〜4間待ってセリフを言うようにしたり。ホラーのシーンで、恐怖感が出るように効果的な演出を受けることが多くて、それ以外の日常的なシーンでは意外と自由にやらせていただきました。
―しっかりセリフを聞かせるというか、息をのむ瞬間になりますよね!
ホラーってちょっとリアリティを無視してるような撮り方をやるからこそ、より怖くなっていくんだなって。お芝居としても勉強になることがたくさんありました。
―ありがとうございます。撮影中、白濱さんも怖かった出来事ってありますか?
学校でのシーンは廃校で撮影したんですが、明るいうちから撮影していたのがいつの間にか真っ暗になっていて。廃校で人気もないから、共演したマキタスポーツさんや早見あかりさんと怯えながら帰ったのを覚えています。夜の学校が怖いっていう先入観をみんな持っているから、ホラーに欠かせない要素じゃないかと思いますね。
―今作では「音を集める」というキーワードが出てきますが、それにかけて白濱さんが集めているものはありますか?
それこそカセットテープはめっちゃ集めてますね。あとレコードやCDも。サブスクにない曲やアーティストは“盤”しかなくて、全国を探したり通販で買ったりもしています。あとはロックTシャツも好きで集めています。枚数でいうと正確には把握してないですが300枚はあると思います。
―今度はぜひコレクションを取材させてください(笑)。セルフケアとして意識していることはありますか?
疲れが溜まったなあって時は、やっぱりサウナにはよく行きますね。行けるのなら週に2回は行きたいです。でも、僕はオンオフの意識があまりなくて、作曲もやっているんですけど、それがすごくオフになるんですよね。
毎日寝る前にハチミツを飲んでいます
―作曲ってすごく神経使うイメージがありますが…。
みんながゲームをやってる感覚で、ちょっとできたスキマ時間に作曲してるみたいな。それが僕にとっては一番集中できてリラックスできる時間ですね。
―すごい! ちなみに日々、続けているルーティンなどありますか?
寝る前にはハチミツを食べてます。喉のケアっていうのもあるんですけど、寝ている時って実はすごくカロリーを消費してて、そのせいで寝たのに疲れてるという日がある。糖質を寝る直前に摂って寝ると、そのカロリーを消費しなくて済んで熟睡できるっていうので、僕ははちみつを。小さじ一杯ぺろっと舐めてます。
―今後、挑戦したいことを教えてください。
海外で何かインプットしたいですね。ショーやライブを見たり、いろんな国のクラブにも行ってみたいです。どういう音楽が流れているのか、直接感じたいですね。とくに気になっているのはイギリスです。バンドカルチャーも大好きだし、UKテクノやUKハウスを本場で聞いてみたいと思います。
―最後にMEN’S NON-NO読者へ、メッセージをお願いします。
僕も今年30歳で、20代はすべてアーティスト活動に費やしてきました。事務所入って15年経って、人生の半分がLDHなんです。壁にぶつかった時もあったし、結構いろんなことがあったんですけど、今振り返ってみると全部が笑い話になっている。逃げずに努力していれば、いつか苦難を乗り越えられると思います。MEN’S NON-NO世代をとにかく楽しんでほしいですね。
白濱亜嵐 | ARAN SHIRAHAMA
2012年11月、GENERATIONS from EXILE TRIBE パフォーマーとしてメジャーデビュー。
2014年4月にEXILE新パフォーマーに決定し、EXILEに加入。GENERATIONSのリーダーも務め、EXILE/PKCZ®と兼任しながら活動している。また俳優としての主な出演作には、ドラマ「小説王」(‘19)、「M 愛すべき人がいて」(‘20)、「泣くな研修医」(‘21)、映画「ひるなかの流星」(‘17)、「コンフィデンスマンJP プリンセス編」(‘20)、「10万分の1」(‘20)。さらに近年では楽曲制作も手掛けており、楽曲提供するなどマルチに活動の場を広げている。
『ミンナのウタ』
8月11日(金)全国ロードショー
監督:清水 崇
脚本:角田ルミ、清水 崇
音楽:小林うてな、南方裕里衣
出演:GENERATIONS 白濱亜嵐、片寄涼太、小林 隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友 / 早見あかり 穂紫朋子 天野はな 山川真 里果 /
マキタスポーツ
主題歌:「ミンナノウタ」GENERATIONS(rhythm zone /LDH JAPAN)
企画・配給:松竹
©︎2023「ミンナのウタ」製作委員会
ジャパニーズホラーの巨匠・清水 崇監督 最新作。
「リング」貞子/「呪怨」伽耶子に次ぐ、最狂ホラークイーン誕生!一度聴いたら伝染する呪いのメロディーを奏でる、少女・さなの怪異が迫り来る。
Photos : Satoshi Ohmura Stylist: Katsuya“Jumbo”Kasai Hair&Make:Fuyuka Yonemochi(JYUNESU) Interview & Text:Kohji Ogata
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