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編集部が気になる人に会いに行く連載「WEEKEND INTERVIEWS」。第42週はEXILEの想い・信念を受け継ぐダンス&ボーカルグループのFANTASTICSよりメンバーの世界、澤本夏輝、俳優としても活躍の場を広げる八木勇征が、新曲「Yellow Yellow」を引っ提げて登場。
パフォーマー陣もレコーディングに参加した同曲は、八木単独初主演作品の映画『矢野くんの普通の日々』の主題歌にも起用。そんな一曲に重ねる想いやレコーディング時の裏話、さらには企画恒例の素顔が垣間見える質問にも答えてもらいました!
愛しい人がそばにいるだけで幸せを感じる。それを気づかせてくれる一曲(澤本)
―配信スタートしたばかりのニューシングル「Yellow Yellow」についてご質問です。歌詞の中で自分と重なる部分や同感できる部分を教えてください。
八木勇征(以下、八木) そうですね…『この色はきっと今日のカラー どこにもない一つだけの煌めく奇跡です』という部分ですね。日によって晴れやかな日もあれば、どうしても元気が出ない日もある。それって人間誰しもあることで、僕自身もそう。でもその感情って同じようであって実は少しずつ違っていて、その時の自分にしかないもの。そんな奇跡を表現している歌詞に共感しました。
澤本夏輝(以下、澤本) 僕はサビの『Simple Days Simple Days』っていうところ。大好きなレゲエアーティストのEELMANの曲で「Simple」っていうシンプルにめっちゃ熱い内容を歌っている曲があるんですが、自分の中ですごくリンクする部分があって。シンプルに見えても愛しい人が側にいるだけで幸せを感じられることを教えてくれる素敵な歌詞だと思いました。
世界 僕も同じ『Simple Days Simple Days』ですね。サビでも『降っても晴れても&Simple ways』っていうワードが出てくるんですが、一番共感できるのってそこですね。なんてことない日々を楽しみながら生きる。そんな自分の生活とリンクしました。
―どんな人に、どんな気分や場面で聴いてほしい一曲ですか?
世界 お休みの前日みたいな気分を上げていきたい日ですかね。土日がお休みの人なら金曜日の朝とか。今日を乗り切れば、一旦仕事が落ち着く。そんな日にモチベーションを上げてくれる一曲じゃないかな。
八木 その感じわかります。朝の支度をしている時でもいいし、出かける前に聞いてもらいたいな。何か始める前にも聞いてもらいたいです。何をするにも当てはまると思う。
澤本 少し悩んでいたり、考え込んじゃったりする人にとっても、この曲はぴったりかな。物事をシンプルに考え直せるというか。そんなに考え込まなくてもいいんだ、好きなことは好きなようにやって、嫌なことはやらない!みたいな自分に素直な考えにもなれるような曲だと思います。
ピンク一色に染まるライブ会場、
その輝かしい風景が愛おしい(八木)
―「Yellow Yellow」の歌詞にある“嬉しい楽しい愛おしい”。それぞれが個人的に感じる、嬉しくて、楽しくて、愛おしくなることを教えてください。
八木 やっぱりライブですね。会場が一致団結する最高の瞬間というか、例えばライブで最後の曲になると、みんながペンライトを持って会場がピンク一色に染まるんです。それをステージ上から見た瞬間が忘れられなくて、寝る時に瞼を閉じてもその光景が焼き付いていて。本当に自分自身が楽しくて、それを見守ってくれているファンの方々が全てにリアクションしてくれて、たまらなくなるというか。そんな気持ちをこのフレーズが表現してくれています。
澤本 僕もライブかなぁ。嬉しいし楽しいし、ファンの皆さんをFANTAROって呼んでるんですけど、FANTAROのことを考えると愛おしいですね。ライブはそれが詰まっている空間なので。
世界 僕はめっちゃ個人的なことになっちゃうけど、おもちゃですね。フィギュアとかを集めるのが好きなんです。アニメも好きで、声優のお仕事もやってるんですけど、好きなおもちゃを買い集めるために働いてるって感じもあります(笑)。
―レコーディング中に起きたマル秘エピソードを教えてください。
世界 レコーディングは、ほぼ一発で終わったんですよね。まさにシンプルデイズ的なレコーディングというか。みんなそんな感じだったのかと思ったら、意外と時間がかかったメンバーもいたみたいで、改めてメンバーの個性を感じられて面白かったです。
澤本 それこそ僕は、歌が得意じゃないんですよ。何なら苦手なぐらいでカラオケも絶対行かない。なので今回のレコーディングも緊張しましたね。自分的にはめちゃくちゃハッピーに歌っているつもりなんだけど、もうちょっと明るく歌おうかって指摘されたり。でも、そういうのが新鮮で楽しかったです。
八木 レアなパフォーマー陣の歌声も入っているので、僕も新鮮でしたね。それぞれ別録りのレコーディングだったので、歌っている風景を生で見れなかったのが少し残念。
―「Yellow Yellow」は八木さん単独初主演の映画『矢野くんの普通の日々』の主題歌にも。初めての主演作品ということもあり、特別な思い入れがあるのでは?
八木 そうですね、座長を務めさせてもらうので、出演者みんなを鼓舞して引っ張っていかなくちゃいけないという思いはありました。でも、実際に撮影に入ってみると同じ年齢の中村海人くんをはじめ、いろんな方々に支えられる日々でしたね。分かってはいたけど、改めて自分自身で経験すると、座長ってこんなにありがたみを感じるものなんだって痛感しました。
―主演である八木さんが思う、映画「矢野くんの普通の日々」の見どころは?
八木 悪い人が一人も出ていないこと(笑)。この作品はすごくシンプル。まっすぐな気持ちが溢れているミラクルピュアラブストーリーになっていて、見ると絶対にハッピーな気持ちになってもらえると思います。スパイスといえば、僕が演じる矢野くんというキャラクターがめちゃくちゃ特殊なキャラクターだということです。
―ここからはWEEKEND INTERVIEWS恒例のプライベートを紐解く質問にお答えいただきます。まずはONとOFFをスイッチングする方法を教えてください。
八木 やっぱりサウナに入っている時はリラックスできていますね。週5で通うほど好きです。大体いつも90℃ぐらいの温度で8分を3セット。身体に負担がかからないようにトータルで30分を超えないようにしています。
澤本 ラジオを聴いている時は完全に仕事を忘れてますね(笑)。TBSラジオで安住アナウンサーがやっている「安住紳一郎の日曜天国」やニッポン放送の「オールナイトニッポン」などが好きですね。ラジオをやっている方の頭の回転がすごいなって思うんですけど、リスナーのメッセージもセンスがすごいなって(笑)。自分も三代目の(山下)健二郎さんの『ZERO BASE』というニッポン放送さんのラジオに、パートナーとして出させていただいているので、学びにもなっています。
世界 僕は明確に何かをするとかはないですね。これがスイッチって決めてしまうと、それができなかった時に嫌だし。シンプルに仕事が終わったら、仕事のことを考えない。もう30年近く同じようなことをやっているので、スイッチを意識しなくても切り替えられます。慣れですね。
休日は何もしないってことをしたい。
自由に思いのまま(八木)
―休日はどんなことをして過ごしていますか?
世界 映画を観るかゲームをするか、あとは漫画を読んだり。大体そんな感じです。結構インドア派なんですよね。友達に誘われたりとか機会があれば出かけることもありますけど、自分から遠出しようとはならないです。最近観てすごく面白かったのはSFホラー映画の『エイリアン:ロムルス』。実はホラーやオカルト系の映画が好きなんですよね。
八木 僕もインドア派かも。何もしないってことをして過ごしたいです。もう本当一日中、何も気にせず、時間にも追われず、好きなだけ眠って好きなだけ食べて、自由な時間を過ごしたいです。自由な時間って、自分がパッと思いついたことをパッとできる時間って思っていて。そんな休日にしたいです。
澤本 洋服を買いに行くぐらいで、僕も家で過ごしてることが多いですね。部屋で好きな曲のレコードを流しながら、窓開けて、風を感じて思考をオフにしています。
Face to Faceから始まる温度ある
コミュニケーションを(世界)
―いまハマっていることは?
八木 身近に緑を置いたほうがいいよっていうアドバイスをもらって、大きめの観葉植物を買いました。その水やりにハマっています。水やりは1日1回でいいので、すぐ終わっちゃうんですけど(笑)。
澤本 今ハマっているというか、昔からずっと変わらず好きなのは洋服やアクセサリーを集めること。お店行ったり、ネットショップ眺めたりして、気づくとチェックしていますね。
世界 僕はできるだけ現実で人に会うようにしてます。今ってSNSとかで交流することが多いと思うんですけど、そればっかりにならないように、実際に会ってご飯を食べたり、コンビニの前で立ち話を数分とかでも。30歳を超えて色々見えたものもあって、現実の仲が良い友達を大事にしたいなって。今はもっと温度を感じる生のコミュニケーションをできるだけ心がけています。
―疲れが溜まった時の解決方法やセルフケア方法は?
世界 お風呂にゆっくり入ります。ぬるめのお湯に浸かって身体をほぐしたり、デジタルコミックを読んで汗を流しています。
八木 僕も汗をしっかり流せるサウナですね。
澤本 身体が重くなってきたらマッサージや鍼に行きますね。鍼が抜群に身体に合うので、ちょっと気になったらお願いしています。
―欠かせないルーティンはありますか?
八木 朝起きたら布団を整理します。ぐちゃっとなっているのが嫌で。それから掃除機をかけて部屋を綺麗に整えます。家が散らかっているのは、心が乱れているからって本で読んだことがあって。自分の心が正常だと自分自身が見て思うためにも、どんなに疲れていても綺麗にします。
澤本 僕はルーティンにはまった生活をしてないので、特にこれをしないとダメとかはないです。
世界 YouTubeを見ることですかね。オカルト系か漫画やアニメの出版社さん系の番組を見ることが多いです。『たっくーTV』っていう都市伝説系のチャンネルがあるんですけど、毎日夜9時くらいに動画を上げてくれるんで、それこそルーティーンみたいな感じで毎日見ていますね。すごく面白いので、ぜひ見てみてください(笑)。
―最後に『メンズノンノ』読者に向けて、一言メッセージをお願いします。
八木 初めて単独主演させていただいた映画『矢野くんの普通の日々』が公開されています。主題歌をFANTASTICSで担当させてもらったり、作品が持つピュアなラブストーリーを楽しめたりと魅力満点の作品なので、ぜひチェックしてみてください。あと、僕の友達の鈴鹿央士をよろしくお願いします。
澤本 なんかFANTASTICSって、みんなが思ったよりLDHっぽくないというか(笑)。LDHっぽいところも出しながらも、FANTASTICSっていうオリジナルのカラー、今の時代に合った見せ方など、変幻自在をやれるようなグループだと思っています。そんなFANTASTICSの新曲「Yellow Yellow」を聴いてもらえたら嬉しいです!
世界 『メンズノンノ』さんの読者って、僕と同世代とかちょっと下くらいの方が多いと思うんですけど、ぜひ僕らのライブ等々に来て、遊んでもらえたらなと思います。
FANTASTICS
世界・澤本夏輝・八木勇征
SEKAI・NATSUKI SAWAMOTO・YUSEI YAGI
EXILE TRIBEの新グループとして、EXILEの世界・佐藤大樹をリーダーに、パフォーマー集団として2016年12月29日に結成。2017年5月から12月にかけて「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5 ~夢を持った若者達へ~」を開催し、約3万名の応募者の中から勝ち上がった『八木勇征』『中島颯太』という圧倒的な個性と歌声を持った2名のボーカリストが加入。2024年にはグループ初となる全国8都市15公演を巡る単独アリーナツアー「FANTASTICS LIVE TOUR 2024 “INTERSTELLATIC FANTASTIC”」を完走。各個人としてもグループとしても着々と活動の場を広げ、更なる成長を目指す今、注目のダンス&ボーカルグループである。
FANTASTICS
『Yellow Yellow』
2024年11月8日配信スタート
八木勇征が映画単独初主演(矢野 剛役)を務める「矢野くんの普通の日々」のために書き下ろされた楽曲。日常のふとした瞬間の幸せや輝きに気付き、前向きに“普通で特別”な日々を過ごすことの大切さや素晴らしさを、2人の表情豊かなボーカルとパフォーマーによるカラフルでハッピーなコーラスで表現した。
[世界]ジャケット(クルニ)¥47,300/クルニ フラッグシップ ストア トップス(ロルフ エクロス)¥33,000/バウ インク パンツ(セイト)¥11,000/株式会社 アンティローザ キャップ(ニューエラ)¥4,400 靴(ティンバーランド)¥28,600/VF ジャパン
[澤本夏輝]ニットトップス(セヴシグ)¥88,000/サカス ピーアール トップス(N.CYCLE FACTORY)¥16,500/シアン PR パンツ(フミト ガンリュウ)¥29,700/エフオーエス K.K. 靴(ノースウェーブ)¥21,780/株式会社シンヨオ
[八木優征]ニットトップス(Taiga Igari)¥58,300 シャツ(タム)¥44,000/サカス ピーアール パンツ(ヴェイン)¥44,000/サカス ピーアール 靴/スタイリスト私物
Photos:Satoshi Ohmura Stylist:Ai Suganuma(TRON) Make-up:Midori Fukuda(Luana) Yonson Paku(Luana) Seika Shimada(Luana) Interview&Text:Kohji Ogata
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