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編集部が気になる人に会いに行く連載「WEEKEND INTERVIEWS」。第47週に登場してくれたのは、Kis-My-Ft2の玉森裕太さん。初の単独ドキュメンタリー『玉森裕太 MODE』が12月1日から配信スタートする。
本作は、ファッションを通して自身を見つめる玉森さんの姿を追った作品。海外で一流ブランドのショーに出席する様子や、2018年から取り組むKis-My-Ft2のライヴ衣装監修の裏側に密着。ライヴ衣装の監修に挑んだキッカケから、メンバーごとに異なる衣装のこだわり、後輩の活躍に対する想い、絶えず努力を続けるためのモチベーションまで、たっぷりと語ってくれた!
僕らがより輝ける衣装があるはず。
そう感じて衣装の監修に挑戦しました

――玉森さんにとって初のドキュメンタリーとなった『玉森裕太 MODE』は、Kis-My-Ft2の衣装制作など、主に玉森さんとファッションとの関りに1年間密着した作品です。出演を決める際、迷いはありましたか?
あまりなかったですね。ずっと撮られるのは嫌だな、ステージの裏側を見せたくないな、みたいな気持ちは全くなくて。むしろ「これ、ちゃんと作品になるのかな?」という心配のほうが大きかったです。衣装づくりとか、コレクションを見に行くとか、それで“画”として持つのかな?と。自分のパーソナルな部分を見せることには抵抗がなかったので、気持ちは前向きでした。
――番組の中で「自分の確立した何かを作りたい」と語っていました。ファッションを“自分のアイデンティティ”と意識するようになったきっかけは?
昔からファッションは好きでしたが、直接のキッカケとしては、ライブ衣装をもっとかっこよく着たいと思ったのが始まりです。年齢を重ねる中で、いかにもアイドルっぽい衣装よりも、自分達がより輝ける衣装があるんじゃないかな?と感じるようになって。もっとファッション性の高い衣装を作ってみたくなり、「僕に監修させてください」とお願いしました。
――メンバーの方々の反応はいかがでしたか?
「いいじゃん!」って。多かれ少なかれ、みんなも僕と同じように感じていたんじゃないかな。全員が気持ちよくステージに立てる衣装を作るんだ!と意欲が一層高まりました。
――2018年に初めてライヴ衣装を監修した際、どのような発見がありましたか?
最初は知識ゼロの状態で、「こういう衣装が着たい」っていうざっくりした意見しか言えなかったですね。衣装チームと打ち合わせをする中で、生地の耐久性とか、動きやすさとか、考えなきゃいけないことが山ほどあると知って。機能とデザインのバランスを考えるのが難しく、自分の勉強不足を痛感しました。
ファッションの仕事を通じて
誇りを持つことの大切さを学んだ
――昨年、今年とメゾンから招待を受けてパリとミラノを訪れた玉森さん。ファッションのお仕事を通じて、発見や学びはありましたか?
全てが貴重な経験でした。中でもドルチェ&ガッバーナのエキシビションで拝見したアーカイブは、豪華絢爛な世界観が圧巻で。デザインや装飾のヒントをたくさんもらい、2024年のドームツアーの衣装に反映しています。
どのブランドも、関係者一人ひとりが誇りを持っているのが伝わって、そういった姿勢にも刺激を受けましたね。ファッションを愛する人に「絶対にこれが似合うよ」「こう着るとかっこいいよ」と言っていただくと、すごく自信につながって。僕もメンバーのみんなに自信を与えられるようになりたいと強く感じましたし、自分が手がけた衣装にもっと誇りを持たなきゃいけないな、と考えさせられました。
――玉森さんが手がけるライヴ衣装は、メンバーごとに衣装のデザインやシルエットが異なります。メンバーに対して、それぞれこんなものが似合う!というこだわりはありますか?
あります! まず千賀さんは、明るい色が映えるんですよ。子ども服のようなビビッドな色もハマるから、グループ全体のアクセントになるような衣装を担当してもらっています。宮田さんは、王子様っぽいエレガントな服装が好きなので、きれいめなジャケットスタイルを選ぶことが多いかな。スリムなシルエットがよく似合います。
横尾さんはロング丈を着てもらいがち。彼のスタイルの良さが引き立つし、グループのバランス的にもありがたいですね。藤ヶ谷さんは古着が好きでよく着ているから、古着っぽさとモード感を掛け合わせて、彼らしさを活かしたデザインを意識しています。二階堂さんは手足がめちゃくちゃ長くて、ワイドパンツを履くと最高にかっこいい。肩幅もあるから、ショート丈のジャケットもキマります。

――ご自身に似合うのは、どんなスタイリングだと思いますか?
それが、僕自身のことはわからなくて(笑)。「メンバーと被らなければ何でもいいよ」とだけ伝えて、衣装チームにお任せしちゃうことが多いんです。提案してもらったデザインを見て、「もう少しラインを太くしようかな」などと微調整しています。
衣装制作は、
なるべく妥協したくない
――ライヴ衣装に関するファンのみなさんの反応や感想は、チェックしますか?
SNSに投稿したライヴの画像に対するコメントはしっかり見ています。特に気に入った衣装や良かったポイントなどを丁寧に書いてくださるので、嬉しいですね。
――「こういうライヴ衣装が見てみたい!」といったリクエストは届きますか?
よく考えてみたら、あまり来ないかも。でももし来たら、次の衣装づくりの参考にしたいなと思います。ぜひ送ってください!(笑)
――日常で、ライヴ衣装のインスピレーションを得るためにしていることはありますか?
何かを欠かさずにする、というよりは、普段の生活の中で自然とインプットしているような気がします。昔から見ているコレクションのルックとか、たまたまSNSで見つけたデザインとか、いいなと思ったものはスクショして保存。ライヴが近づいてくると、意識的にアンテナを張るようにはしているかな。
――過去のライヴ衣装を振り返って、反省点を次の衣装に活かす場面もありました。衣装を考える際、どんなことを大切にしていますか?
これまでに着たことのない、新鮮な衣装をつくること。「あの時の衣装と似ているね」と思われたくないので、いろんなこだわりがあるけれど、特に意識しているかも。これまでの衣装は大体頭に入っていますが、デザインを考える際は改めて見直しています。
――衣装の制作段階でも、こまめに仕上がりをチェックしていましたね。ジャケット全面に施されたビジューや安全ピンの装飾を、全て手作業で行なっていることに驚きました。
いやもう、制作チームのみんなには本当に感謝しかないです。安全ピンが外れないように留め具の部分を一つずつペンチで潰したり、錆びないように水につけてくれたり……細やかな配慮に、いつも驚かされます。

――タイトなスケジュールで制作する中で、玉森さんの妥協しない姿勢も印象的でした。
深夜まで作業していただいている中で注文をつけるのは、申し訳ない気持ちもあるんですけど……妥協すると、それが必ず結果に現れてしまうので。最終的に形になったときに心から良かった!って思えるように、なるべく妥協はしたくないんです。もちろん、みんなの意見はちゃんと聞いた上で判断しています。
──衣装づくりを通して、ファッションへの見方は変わりましたか?
変わりましたね。手作業や刺繍、細部のこだわりって、時間も人も必要だから高価なんだと実感して。昔は値段=ブランドの価値だと思っていましたが、今はそれ以上の理由があるってわかる。服を見る目が養われ、作り手のこだわりや努力をしっかりと受け取れるようになった気がします。
勢いのある後輩の活躍に刺激を受けて
もっと頑張らなきゃ!と引き締まった
――Snow Manのラウールさんがパリファッションウィークのショーに出演するという報告を受けて、「自分ももっと頑張らなきゃ」とつぶやくシーンも。同じ事務所に所属する先輩・後輩の方々の活躍を、どのように受け止めていますか?
素直にすごいな!と思います。夢を叶えるために本気で頑張っているんだな、と。そんなことを考えていたら、自然と「自分ももっと頑張らなきゃ」って言葉が出てきたんですよね。
ラウールに限らず、後輩たちは勢いがあって強いなー!と感じます。……でも、自分たちも昔はそうだったんだろうな。デビューしたての頃は何も怖くなかったし、だからこそ色んなことに挑戦できたんだろうし。先輩たちも、僕らを見て「頑張ろう」と感じていたのかな?って思うと、何だか感慨深いです。とにかく頑張んなきゃね、(テーブルに置かれたメンズノンノ11月号の松村北斗さんの表紙を指して)北斗も頑張ってるし!(笑)
――ご自身について、ファッション好きなイメージが定着していないのでは?とスタッフの方と話し合う場面がありますが、世間から抱かれているご自身のイメージと、大切にしたい自分らしさ・自分がなりたい姿とのギャップに悩むことはありますか?
そもそも自分はどんなイメージを持たれているのか、マジでわからないんですよ(笑)。SNSとかYouTubeでコメントをくださるのって、ファンの方たちじゃないですか。世間からどう思われているかを知る機会がなかなかなくて……どちらかと言うと、それが悩みですね。
想像するに、なんとなく名前と存在は知っている程度で、僕がファッションを好きなことなんてファンの方しか知らないんじゃないかと。ネガティブに聞こえるかもしれませんが、そう考えていることが大事だとも思うんです。アイドルとして活動を続けていく上で、自分はまだまだだって思う方が、僕はやる気が出るので。ファンの方がいればいいや!と思ってしまったら、成長も止まりますよね。
――本作には、ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』で演じたボクサー役のために肉体改造を行う様子も含まれています。夜な夜な筋トレに励みながら、「なんでこんなことしてるんだろう、と思うこともある」と漏らす場面もありましたが、頑張り続けるのが辛くなったとき、どのようにモチベーションを維持していますか?
多分もともとの性質がMなんだと思います(笑)。それに、古い考え方かもしれませんが、“どんなに大変だろうと仕事なんだから、やらなきゃダメだろ!”という意識がベースにあって。親父がそういう人間なんで、自然と根付いたのかな。今の若い子は無理をしないと聞いて、カルチャーショックを感じちゃいましたもん(笑)。
ただ、僕自身、頑張ってる人には勝てないと痛感させられたことが何度もあって。そういった経験から、努力は報われると信じていますし、それがモチベーションになっているんだと思います。この仕事って、チャンスが何回もあるわけじゃないんですよ。一度やってハマらなかったら二度と呼ばれない。だからこそ、いつチャンスが舞い込んできても戦えるような状態でいないと!とつねに意識しています。
――玉森さんは、どんな時に「努力が報われたな」と感じるのでしょう。
うーん……人に認められた時かな。努力をカタチに残したい、認められたいという気持ちが人一倍強いんです。とはいえ、そう感じられたことは数えられる程度しかないし、これ以上やったらぶっ倒れる!ってくらい頑張って、少し認めてもらえたかな?という感覚。正直めちゃくちゃ辛いけど、その辛さがあるから頑張れる自分は、やっぱり生粋のドMですね(笑)。
アイドルには賞味期限がある。
アイドルじゃない自分の魅せ方を模索中
――努力を続けていった先に、こうなっていたいな、と思い描いている理想はありますか?
「玉森裕太ってこういう人だよね」と、何かしらのイメージを持ってもらえるようになっていたい。ドキュメンタリーの中でも言っていますが、もちろんアイドルは続けていきたいけれど、アイドルには賞味期限があるとも思うんです。アイドルらしいことができなくなる日がいつか訪れた時、アイドルじゃない自分の魅せ方が必要になる。そのためにも、自分が楽しめることや熱中できるものを探していかなきゃいけないな、と思っています。
今の僕にはすごく高い壁に感じられるけど、きっとそれを乗り越えたら、もっと高い壁が現れるんですよね(笑)。でも、いずれは頑張らなくなる時が来るから、頑張れるうちに頑張っておかないと。
――頑張らなくなる日が訪れて欲しいと思いますか…?
さすがに60代、70代になって、今と同じように頑張る自信はないですよ(笑)。でも、チャレンジする気持ちは忘れずにいたい。僕、『フォレスト・ガンプ/一期一会』という映画が好きで。あの主人公のような人生を送れたら素敵ですね。
――ここからは、本企画のタイトル「WEEKEND INTERVIEWS」にちなんで、玉森さんのプライベートにまつわる質問をさせていただきます。まず、オフの日の過ごし方は?
1日中、家でぐーたらしてます(笑)。目覚ましをかけずに好きな時間に起きて、食事は出前。ソファでゴロゴロしながらぼーっとしたり、スマホをいじったりしています。めちゃくちゃ夜型で、夕飯を食べ終わったあたりでやっと、行動する元気が出てくる。やることといえば、友達とゲームをするくらいですが(笑)。休みの日はとにかくリラックスしたいので、どうしても行きたい場所がない限りは出かけません。
――ファッションはモチベーションの一つだという玉森さん。気分を上げたい時や、頑張りたい時に身につけるファッションアイテムは?
アクセサリーは、僕にとって背中を押してくれる存在。その日につけたいアクセサリーを選んでから、着る服を考えることが多いです。
――では最後に、この冬チャレンジしてみたいファッションアイテムはありますか?
ボアジャケット。実は僕、ボリュームのあるアウターを大人になってから着たことがなくて。見た目は好きなんですけど、着てみるとしっくりこないというか、苦手意識があって。もう何年も欲しいなと思いながら買っていないから、今年も買えない可能性大(笑)。でも、いつか挑戦してみたい!

Prime Video『玉森裕太 MODE』
⚫︎12月1日(月)0:00〜(日本時間)世界配信
©Storm Labels Inc.
2018年からKis-My-Ft2のライヴ衣装監修に取り組んできた玉森裕太。2024年のドームツアー『Kis-My-Ft2 Dome Tour 2024 Synopsis』、2025年のアリーナツアー『Kis- My-Ft2 LIVE TOUR 2025 MAGFACT』の衣装企画から完成までの約1年に密着。ファッション性を追求しデザインの細部にまでこだわり抜いた衣装監修の裏側に迫ったドキュメンタリー。衣装制作期間中に模索と試行錯誤を重ねる日々、さらにファッションの仕事で招かれたパリ・ミラノ、衣装の生地・パーツの買い付けのために訪れたソウルでの様子も取材。
公式HP:https://sp.storm-labels.co.jp/tamamode/
玉森裕太
1990年3月17日生まれ、東京都出身。
Kis-My-Ft2のメンバー。俳優としても多数の作品に出演。近年の代表作に、ドラマ『NICE FLIGHT!』(2022年)、『あのクズを殴ってやりたいんだ』 (2024年)など。ファッションにも関心が高く、グループのライヴ衣装を手がける。2021年よりカルティエの「フレンズ オブ メゾン」を務める他、海外のラグジュアリーブランドから招待を受けてパリやミラノでのショーに出席。
ブルゾン ¥473,000・シャツ ¥132,000・パンツ ¥181,500・タイ ¥36,300・シューズ ¥170,500/グッチ クライアント サービス
Photos: Arata Suzuki[go relax E more]Hair & Make-up: Yusuke Kasuya[ADDICT CASE] Stylist: Kei Shibata Interview & Text: Ayano Nakanishi
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