▼ 広告枠 : front-page archive singular : header ▼

松村沙友理「えりぴよを演じて、ファンの方との時間って、本当に大事だなって改めて思いました」【ウィークエンド・インタビューズ 第24週】

松村沙友理「えりぴよを演じて、ファンの方との時間って、本当に大事だなって改めて思いました」【ウィークエンド・インタビューズ 第24週】

▼ 広告枠 : singular : article-top ▼

▼ WPの本文 ▼

編集部が気になる人に会いに行く連載「WEEKEND INTERVIEWS」。第24週は、俳優の松村沙友理さんにインタビュー! 5月12月に公開する映画『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』で、岡山のローカル地下アイドルを全身全霊で推す女の子、えりぴよをかわいく、そしてアツく演じる。作品の魅力のほか、自身の推し活や休日の過ごし方などプライベートについても聞いた!

推し以外興味がない
ちょっと雑な女の子を表現

松村沙友理の映画『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』のインタビュー

──ドラマの『推しが武道館いってくれたら死ぬ』が2022年に放映されて、ファンや周りの方からどんな反響がありましたか?

乃木坂46時代から応援してくださっているファンの方からは、私を推してくれていたときのことを思い出すって言ってくださったり。あと面白かったのは、私を目当てで観てくださったけど、「ChamJam(チャムジャム)」のみんながかわいすぎてハマる、という方が多くて!

ChamJamは、私が演じるえりぴよの推しである舞菜がいる岡山のローカル地下アイドルグループのことで、みんな本当にかわいいし、踊りも完璧だし、えりぴよではなく私自身がファンでした。共演したくまさ役のレインボーのジャンボたかおさんや基(もとい)役の豊田(裕大)くんと一緒に、「ChamJam、やばくない?」と言いながら撮影していました(笑)。

松村沙友理の映画『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』のインタビュー

──ドラマでも映画でも、えりぴよの果てしない“舞菜愛”が伝わってきたので、すごく納得しました! そんなえりぴよを演じる上で考えていたことは?

舞菜やChamJam以外のことは、すべて雑に生きようと思っていました(笑)。握手会で舞菜に会うときの振る舞いはぜんぶ丁寧。握手会に参加するためのチケットもきれいに並べて出したり(笑)。声もワントーンあげて、うれしい気持ちを表現していました。その一方で、おうちでお母さんと会話するときの仕草や行動、くまささんや基さんと歩いているときの歩き方、座り方はもう雑。ふだんの生活のなにげないところで差を見せて、“舞菜以外には何にも興味がない人”ということを徹底していました。

松村沙友理の映画『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』のインタビュー

──ドラマから続くストーリーは、ローカル地下アイドルの推しとファンの心の交流を描く感動作であり青春群像劇。ドラマでのお芝居を経て、映画の物語を読んだとき、どんな感想をもちましたか?

私が演じるえりぴよ自身の行動力が、ドラマ版よりさらにアップしているなと思いました。舞菜にときめいて、心から推しているえりぴよの姿に感動して、この作品をもっと好きになったんです。

舞菜が抱える“アイドルの中での自分の存在意義”という悩みは、私がいた乃木坂46をはじめ、どのアイドルも一度は考えることだと思っていて。その心の動きが、この物語では誇張されることなく、とてもリアルに描かれています。実際に私も悩んでいたときやいろいろな場面でファンの方からの応援に助けていただいたので、舞菜を推すえりぴよの気持ちや行動がひとつひとつ私にすごく刺さるんです。


松村沙友理の映画『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』のインタビュー

──この作品で、応援される側から応援する側までを経験したと思うのですが、“アイドルを激推しするえりぴよ”は演じていて楽しかったですか?

すごく楽しかったです。伊礼姫奈さんが演じる舞菜が好きでしたから! ライヴシーンの撮影では、いつのまにか舞菜だけを見ていて、ずっと見ていると舞菜のかわいい部分に気づいて、さらに好きになって。握手会でえりぴよが自分の気持ちを話すシーンがあるのですが、「ここはこういうふうに演じて」「このくらい気持ちを込めて」と考えずに、「舞菜! 舞菜!」というそのままの気持ちで演じられました。それで返ってくる舞菜の反応もかわいくて(笑)。

私も乃木坂46にいたときはずっと握手会があって、その時間がすごく好きだったので、卒業してからそういった機会がなくなってしまって寂しくて。今回、この映画でファンの方との時間って、本当に大事だなって改めて思いました。

──ドラマから続く共演者のみなさんとの撮影はいかがでしたか?

くまささんと基さんとの関係性はドラマのときから変わらず、現場はとても素敵な雰囲気でした。お二人からは、それぞれ生き方も推しも違うけど、ChamJamという同じグループが好きという気持ちでひとつにつながっている感覚を感じていました。ところどころ、私がセリフを言うときの表情をお二人と打ち合わせをして決めていました。三人同じような表情をする場面だけでなく、えりぴよだけの場面も(笑)。「このセリフ、どういう顔で言ったらいいと思います?」と聞いて、お二人にやっていただいて、「では、このシーンは基さんの案を採用させていただきます」みたいな。

 


松村沙友理の映画『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』のインタビュー

──すごく仲がよくて、素敵な関係ですね。メンズノンノモデルの豊田裕大くんはいかがでしたか?

三人のシーンが多いので、たくさん話して、すごく仲よくなりました! 豊田くんは…本当に誤解してほしくないですし、いい意味なのですが…すごく変わった人でした(笑)。三人で話していると、いつもジャンボ(たかお)さんが、「豊田くん、それは変だよ」って言って、私が横で笑っているということが多かった。
現場は豊田くんで持ちきりでした。お二人にはすごく現場を盛り上げていただきました。楽しかった〜。

──ChamJamのメンバーは、俳優の中村里帆さん、伊礼姫奈さん、和田美羽さんと現役アイドルの@onefiveのMOMOさん、KANOさん、SOYOさん、GUMIさんの七人が演じられています。ChamJamのみなさんとの共演はいかがでしたか? 

私がドラマからずっとこの作品の魅力と思っているのが、ChamJamを演じるみんなの演技によって、メンバーがお互いのことを思いやって生きていることが伝わってくるところ。乃木坂46も、それぞれがお互いを尊重し合って、その中で自分自身もがんばろうという気持ちも強く持っているんです。ChamJamにも同じ気持ちを感じていて、とてもリアルで、すばらしいグループ。だから、私もえりぴよとして、一人のファンとしてChamJamに向き合えたし、観る方も感情移入してくださると思うんです。


ぷりぷり怒っていたって
ぐっすり寝たらきれいにリセット!

松村沙友理の映画『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』のインタビュー

──松村さんがやってみたい、やったことがある推し活はありますか?

旅行先に推しを連れて行きたいですね。推しのぬいぐるみやアクリルスタンドと一緒に写真を撮るのは楽しそう。実は私も一回だけあるんです。この作品で岡山に行ったときに、バナナマンさんのフィギュアを持っていったんです。コントライブのグッズで、手に乗るくらい小さい人形。岡山城を背景に一緒に撮りました(笑)。あと、アニメや漫画が好きなので、昔は一人でアニメイベントに行って、グッズを買いに行っていました。推し活ってすごくパワーをもらえますよね! 

──推しと一緒の旅は、気分がアガりますね。いま、何を推していますか!

白米です! もともとごはんが大好きだったのもあって、お米に関するお仕事もいただくようになって、白米ソムリエの資格を取りました! 勉強すればするほど、銘柄の違いやよりよい炊き方など、お米がもっと好きになります。ごはんのおともと食べるのも好きですが、おかずなしも大好き!(笑)。硬めに炊いたごはんが好きです。

松村沙友理の映画『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』のインタビュー

──白米を極めつつありますね。白米の推し活もしていると思いますが、最近のお休みの日は何をしていますか?

映画をよく観ているのですが、特に「クレヨンしんちゃん」の映画にハマっています。いままで観ていなくて、最近名作と言われている『(クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!)オトナ帝国の逆襲』を観たんです。子供のときは、昭和の話が出てきても「私、平成生まれだし、懐かしくないな」という感じだったけど、大人になって観たら、昭和を生きていなくても懐かしいという気持ちになりましたし、家族愛を描いた物語にすごく感動しました。

松村沙友理の映画『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』のインタビュー

──オンとオフを切り替えたり、リフレッシュをしたりする方法はありますか?

部屋を(粘着クリーナーで)コロコロすることが好き。お掃除でリフレッシュしていますね。私、犬を飼っていて、毛が抜けるので、時間があるとコロコロ。たくさん取れると気持ちいい。たまにじゃれて、犬の背中をコロコロして嫌がられたりして(笑)。それがまたかわいい!

あと、寝ると癒されますし、気持ちがもやもやしていてもリセットされます。例えば、前の日にぷんぷん怒っていたとしても、寝たら次の日の朝は「何かあったっけ?」というぐらいスッキリ! 次の日に持ち越しません。

──心も体も健康的ですね。次に長いお休みがあったら、松村さんはどこで何をしたいですか?

旅行が好きなので、海外に行きたいですね。次行くとしたら、ヨーロッパ。街をぶらぶらしたり、美術館を訪れたり。まだ行ったことがないドイツもいいな。いろいろなおいしいビールがあると聞いたので気になります(笑)。

松村沙友理|SAYURI MATSUMURA

1992年8月27日生まれ、大阪府出身。2011年にアイドルグループ、乃木坂46のメンバーとしてデビュー。2021年にグループを卒業後、俳優として活動。近年の代表作は、ドラマ『プロミス・シンデレラ』(2021年)や『花嫁未満エスケープ』(2022年)、配信ドラマ『結婚するって、本当ですか』(2022年)など。現在、FODオリジナルドラマ『ショジョ恋。』が配信中。雑誌『BAILA』にて、連載「松村沙友理の大人学」に出演。また、アパレルブランド「LANTINAM(ランティナム)」のブランドディレクターを務めるなど、さまざまな分野で活躍している。

公式Twitter:https://twitter.com/sayuringo_staff
公式Instagram:https://www.instagram.com/matsumura_sayuri_official/

『劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ』


監督:大谷健太郎
出演:松村沙友理、中村里帆、MOMO(@onefive)、KANO(@onefive)、SOYO(@onefive)、GUMI(@onefive)、和田美羽、伊礼姫奈、豊田雄大、ジャンボたかお(レインボー)
●5月12日より、新宿バトル9ほか全国公開
©平尾アウリ・徳間書店/「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会
公式HP:https://oshibudo-movie.com/


何者でもなかったフリーターが、伝説的ファンになった──。その“推し”との出会いは三年前の七夕まつり。岡山のローカル地下アイドルChamJam(チャムジャム)の舞菜に人生初のトキメキを感じてしまったえりぴよは、舞菜ひとすじの人生を送っている。パン屋で働き、その収入のほぼすべてを推しに注ぎ、自らの服装は高校時代の赤いジャージのみという徹底ぶり! 舞菜を推し続けること四年目に突入したある日、ChamJamに東京進出の話が浮上し、ますます応援に磨きがかかる。一方で、チャンスが訪れながらも、人気が伸び悩み葛藤する舞菜。果たして彼女たちは武道館に行くことができるのか。

ワンピース¥15,400/ココディール ピアス¥79,200・ハートリング ¥107,800・リング ¥70,400/オレフィーチェ

Photos:Akira Honda[bNm] Hair & Make-up:Masami Yoshida Stylist:Kanako Onituka Interview & Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]

力石恒元

力石恒元

エディター

ファッションからインタビューテーマまで幅広く執筆。音楽、映画、カルチャー、ガジェットなどに精通。

▲ WPの本文 ▲

ウィークエンド・インタビューズ

さらに記事を表示

▼ 広告枠 : singular : article ▼

▼ 広告枠 : singular : article-center ▼

  • HOME
  • LIFESTYLE
  • 僕らの好きなカルチャー
  • 松村沙友理「えりぴよを演じて、ファンの方との時間って、本当に大事だなって改めて思いました」【ウィークエンド・インタビューズ 第24週】

▼ 広告枠 : singular : article-bottom ▼

RECOMMEND

▼ 広告枠 : front-page archive singular : common-footer-under-cxense-recommend ( trigs ) ▼

FEATURE

▼ 広告枠 : front-page archive singular : common-footer-under-feature ▼

▼ 広告枠 : front-page archive singular : common-footer-under-popin-recommend ▼

MOVIE

MEN’S NON-NO CHANNEL

YouTubeでもっと見る

▼ 広告枠 : front-page archive singular : common-footer-under-movie ▼

REGULAR

連載一覧を見る

▼ 広告枠 : front-page archive singular : common-footer-under-special ▼

▼ 広告枠 : front-page archive singular : fixed-bottom ▼