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「童貞が恋愛語ってすみません!」元書店員のぐんぴぃが、愛読書をレコメンド。バキ童書店、オープン!【ウィークエンド・インタビューズ 番外編】

「童貞が恋愛語ってすみません!」元書店員のぐんぴぃが、愛読書をレコメンド。バキ童書店、オープン!【ウィークエンド・インタビューズ 番外編】

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「WEEKEND INTERVIEWS」第14週に登場してくれた芸人コンビ、春とヒコーキのぐんぴぃさんは元書店員。現在も月に小説だけで10冊以上、マンガを含めば数えきれないほど読んでいる無類の読書家ということで、メンズノンノ読者にオススメする愛読書を教えてもらった!

春とヒコーキ ぐんぴぃ 童貞 バキバキ童貞 バキ童

 

マンガ好きこそ読んでほしい!
『チェンソーマン』

チェンソーマン

\ぐんぴぃさんオススメ①/

『チェンソーマン』

藤本タツキ/集英社

ぐんぴぃ 今でこそ言わずと知れた人気作ですが、僕は連載が始まった当初からの大ファン。マンガのセオリーを全て無視していて、展開がまったく読めないんですよ。何かのインタビューで、藤本タツキ先生が「僕のマンガは、マンガを読みすぎた人が読むものだ」とおっしゃっていて、まさにその通りだな、と。ヒットしてくれて本当に嬉しいです。

土岡 すっかり内部の人みたいな発言してるけど、この人、ただのファンですからね? お笑いライブでも一時期『チェンソーマン』の話ばっかしてた。

ぐんぴぃ 土岡も僕がきっかけでハマったもんな。

土岡 早く読めと言われていたのに、なかなか読まずにいたら全巻買ってくれて(笑)。それ以降は、ちゃんと自分で買ってます。

ぐんぴぃ とにかく誰かとこの面白さを共有したくて、芸人仲間に買って渡す普及活動をしていたんです。そうしたらある日、買い与えた後輩芸人から膨大な長さの感想文が届いて。先輩に買ってもらった…というプレッシャーのもとで『チェンソーマン』を読ませてしまったことが、後輩に対しても作品に対しても申し訳なくなり、それを機に“買取り保険”を思いついたんです。

土岡 さすがに始めたとき、びっくりした。

ぐんぴぃ 『チェンソーマン』を読んでみたいけど買って失敗するのが不安、と思いとどまっている人に対して、“つまらないと感じたら僕が1.5倍の値段で買取ります!”とツイッターで宣言しました。保険の加入者は50人以上に上りましたが、買取りを希望する人はひとりもいなかった。“やっぱり誰が読んでも相当面白いんだ!”と確信しましたね。ちなみに現在は『少年ジャンプ+』で無料配信しているので、保険は打ち止めです!(笑)

土岡 マンガよりも断然アニメ派な僕でも、めちゃめちゃ面白かった!

ぐんぴぃ 僕の最大の目標は『チェンソーマン』みたいな芸人になること。予定調和を片端から壊していく、そんな人間になりたいですね。


これぞツンデレの原点!
『めぞん一刻』

メゾン一刻

\ぐんぴぃさんオススメ②

『めぞん一刻』

高橋留美子/小学館

ぐんぴぃ ここからは僕の大好きなラブコメ部門に入ります。数々の名作を世に放ってきた高橋留美子先生の作品の中でも、『めぞん一刻』は個人的に一番の傑作!

土岡 『らんま1/2』は大好きだけど、『めぞん一刻』は読んだことないなぁ。大人っぽい印象で、なんとなく避けてきちゃった。

ぐんぴぃ 簡単に説明すると、「一刻館」というアパートの管理人・音無響子さんと、住人・五代裕作のラブストーリー。響子さんは結婚して半年後に夫を亡くした未亡人で、亡き夫のために操を立てると覚悟しているんですね。そんな背景もあり、男性に対して素直な気持ちを表現しない、いわゆるツンデレ。僕からしたら絶望的な恋愛をしている五代くんが、ものすごく鮮やかに彼女の気持ちを変えていく様子は、何度読んでもめちゃめちゃ感動する。

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土岡 初めて読んだのはいつ?

ぐんぴぃ 連載が始まったのは40年以上前だけど、僕が読んだのは大学生のときだから、12年くらい前かな。もともとツンデレな女性を描いた作品が好きで、なかでもハマった『とらドラ!』と『百舌谷さん逆上する』の作者がともに、『めぞん一刻』を参考にしたと知って。僕の一番好きなタイプのツンデレで、どハマりしました。

土岡 要は、響子さんがタイプなんだね。

ぐんぴぃ いやぁ、響子さんは最高だよ。好きな気持ちをうまく表現できないのに、嫉妬深い。可愛すぎるだろ。

土岡 なかなか難しい女性が好きだなぁ。

ぐんぴぃ 女性の気持ちがコロコロ変わる様子は、絶対に勉強になる。童貞でも楽しめるんだから、みんなも絶対に楽しめます。一巻だけ響子さんがちょっと嫌な女に思えるんだけど、二巻からすんごく可愛くなるから。止めずに読み続けてください!


視点を変えれば逆転できる!?
『百舌谷さん逆上する』

百下谷さん逆上する

\ぐんぴぃさんオススメ③

『百舌谷さん逆上する』

篠房六郎/講談社

ぐんぴぃ 先ほど言った通り、僕が『めぞん一刻』を読むきっかけとなった作品。これもツンデレな百舌谷さんがヒロインなんだけど、ツンデレを“他者への好意を、自己の感情に反した攻撃的な言動で表現してしまう人格障害”と定義したアプローチが新しい。

土岡 ツンデレの世界、奥が深いなぁ。

ぐんぴぃ 百舌谷さんと恋に落ちる樺島番太郎くんは、坊主にタンクトップというなぜか昭和じみた少年。しかも「僕なんてどうせ」が口癖の卑屈なマインドの持ち主で、僕から見てもキモいんですよ。百舌谷さんからどれほど罵られても諦めず、その理由は“誰からも嫌われる百舌谷さんだから、僕でもいけるだろう”っていう気持ちがあるから。屈折しているけど、正直、共感するんですよね。

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土岡 はははは、なるほどね。

ぐんぴぃ ネタバレしない程度にさらっと説明すると、番太郎くんは“僕は百舌谷さんをすくい上げることはできないけど、下敷きになってあげることはできる”という結論に至るんですよ。すげーカッコイイでしょ?僕は番太郎くんを目指して、“疲れた、もうダメだ”と感じている人のために、あえてキモい自分をさらしてるんです。

土岡 知らなかった。“バキ童”の代わりに“樺島番太郎”って名乗ったほうがいいんじゃない?

ぐんぴぃ 馬鹿にしてるけど、最終的に番太郎くんが一番カッコイイ形で終わるんだからな。まさに大逆転。なんか人生うまくいかないってときは、別の方向性で攻めればいい!と教えてくれる、学びの多い作品です。


恋愛に正解はない!
『春琴抄』

春琴抄

\ぐんぴぃさんオススメ④

『春琴抄』

谷崎潤一郎/新潮社

ぐんぴぃ 恋愛小説の巨匠・谷崎潤一郎の代表作の一つで、高橋留美子先生は、この小説にインスピレーションを得て『めぞん一刻』を書いたらしい。つまり、ツンデレ界の元祖とも言える作品ですね。

土岡 むか〜し読んでうっすら覚えているけど……だいぶ歪んだ愛情がテーマだったような。

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ぐんぴぃ 主人公は、盲目の美女・春琴と、彼女の世話をする佐助。とにかくわがままで傲慢な春琴に身を投げて尽くす佐助の関係は、ある意味、究極の純愛だと思う。多くの場合、人は相手の本質をすべて理解しないまま恋してますよね?自分の中に描いた相手のイメージに恋をして、その愛を貫き通せたら、素晴らしいこと。この作品が、そう気付かせてくれました。童貞が恋愛語ってすいません!

土岡 ぐんぴぃの恋も、ピュアだもんね。

ぐんぴぃ もう一つのインタビューでも話したけど、大学のときに、両想いだと思ってた相手から「大嫌い」って言われたんですよ。勝手なイメージに恋してた自分が惨めだったし、それ以降、ちゃんとした恋愛はできないんじゃないかって怖がってた僕に、それも一つの愛の形なんだ!って思わせてくれた。

土岡 今は恋してるの?

ぐんぴぃ してない。……いや、してるか?共演する人、全員好きになっちゃうんだよね。主にセクシー女優さんですが、みなさん、すごく性格がいいんですよ。ただし僕がセクシー女優と付き合うのは、童貞の仲間たちに対する裏切り行為。残念ですが、自粛してます。

土岡 自粛するも何も、連絡先すら知らないんで。みなさん安心してください(笑)。


刺さる歌が必ず見つかる!
『きみを嫌いな奴はクズだよ』

キミを嫌いな奴はクズだよ

\ぐんぴぃさんオススメ⑤/

『きみを嫌いな奴はクズだよ』

木下龍也/書肆侃侃房

ぐんぴぃ 短歌の概念を覆す斬新な作品で、短歌ブームを引率する木下龍也さんの短歌集。短歌に一切、興味のなかった僕ですが、めちゃめちゃ面白いんですよ。感動するものもあれば、怖いもの、ダークなものと、テーマも雰囲気もバラバラだから飽きないし。

土岡 この本は僕も好き。ぐんぴぃの一番好きな歌は?

ぐんぴぃ 「あの虹を無視したら撃てあの虹に立ち止まったら撃つなゴジラを」。体がデカく、よく怪物のように扱われるせいか、怪物にも心があると理解してくれる人の言葉は嬉しい(笑)。土岡は?

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土岡 「ダンボール一箱分を配り終え通行人に興味をなくす」。人の気持ちの移り変わりを新しい視点から捉えていて、情緒があるなぁって。

ぐんぴぃ 実は僕ら、木下さんと一緒に飲んだことがあるんですよ。誘われた飲み会で、たまたま出会って。当時は木下さんを知らず、短歌を書いていると聞いて読んでみたら、すごかった。

土岡 僕らの出会いのきっかけを聞かれて「落研(落語研究会)です」と答えたら、木下さんは“治験”と勘違いして(笑)。「治験を通じてコンビ組むなんて珍しいね」と驚かれたり、絶妙に話が噛み合わなかった。

ぐんぴぃ はははは。面白かったよな。短歌のいいところは、さらっと読めるところ。何も考えたくない、限界の状態でも読めて、そういう時ほど心に刺さる。情報量が多い小説やマンガが苦手な人にもオススメです。

土岡 読書が苦手な僕でもスラスラ読めたし。

ぐんぴぃ 研究によると1日30分間、本を読むだけで、不安の68%が解消されるらしいですよ。リラックス効果があり、手軽な価格で、いつどこでも取り入れられる。サウナの次は、読書の時代が来ますよ!

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春とヒコーキ

土岡哲朗(つちおか てつろう)●1992年2月21日生まれ、栃木県出身。ぐんぴぃ●1990年3月31日生まれ、福岡県出身。青山学院大学の落語研究会で出会い、2017年にコンビを結成。2019年4月にぐんぴぃさんの街頭インタビュー動画がネットで話題を呼び、一躍時の人に。YouTubeチャンネル@春とヒコーキ、@バキバキDT【バキ童】の累計フォロワー数は33万人を超える。所属事務所タイタンのお笑いライブに出演するほか、テレビやラジオなどでも活躍中。

Photos : Teppei Hoshida Interview & Text:Ayano Nakanishi

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