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撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす本連載。第233回目はメンズノンノ本誌副編集長の宮﨑が担当。
メンズノンノ副編集長
宮﨑
2013年よりメンズノンノ編集部に所属。ファッション、ビューティ、国内外のアーティストの記事を担当。ジャンクな食べ物に目がないが、いたって健康体。
「エムエム6 メゾン マルジェラ」×「サロモン」のXT-4 Mule
この夏「最高だよね!」の共感値が
もっとも高かったスニーカー!


「いやー、あなたもですか!」「はい、おかげさまで。そしてあなたも!」という会話が、撮影現場でこの夏何度も交わされていたとかいないとか。この、世にもカッコいいミュールタイプのスニーカーを持つ者同士が、「やっぱりいいですよね~!」といった感じで、同じものを履いているのにも関わらず、なぜか相手のそれを褒め、手に入れたことをねぎらい合う謎の時間。8月の撮影だけで、色違いも含めると4人のスタッフやモデルとかぶりました。そしてこの[編集者の愛用私物]でも、見事に編集・熊野とネタがかぶってしまいました。



エムエム6 メゾン マルジェラとサロモンのコラボレーションということで、発表時からウェア、シューズともに大注目だった今回のカプセルコレクション。中でも私は、このXT-4 Mule(エックス・ティ・フォー ミュール)の「ウトルメール ラムレーズン/イエローアイリス」の色づかいに目を奪われました。サロモンの構築的なデザインに、一目でそれとわかるようなエムエム6 メゾン マルジェラの独創的なデザインが掛け合わさった、機能面もビジュアルも最高に洗練された一足です。

《My BUZZ Point》
愛でてよし、履いてよし。すべての
スニーカーは、かかとをなくしても
いいんじゃないか、と思うレベル。
まず私は、走らない、登らない、それどころか歩くかどうかすらも怪しい、非アクティブ人間です。そのためスニーカーは圧倒的にパフォーマンスよりデザイン重視なので、これも正直、写真だけ見てポチりました。が、そんな私でもこれを履くと、日常の快適さがワンナップするのを実感したのです。撮影時にただ立っているとき、編集部から近所のコーヒー屋さんにちょっと出かけるとき、それだけでもあきらかに足元がラク。リサイクルポリエステルとラバーを採用しており、物理的にも非常に軽いということと、なによりも、簡単に着脱できるということがこんなに最高だなんて…もうすべてのスニーカーは、かかとなくてよくない???と、開眼レベルで感動しました。



人と違うものが欲しい、レアなコラボものならなおさら、という人にはファッション雑誌の編集をしているとよく出会うし、私自身、その気持ちもわかる。でもこのスニーカーに関しては「わー、おそろい! 最高だよねこれ!」と、そのよさを確かめ合い、共有し、ひと盛り上がりしたくなる魅力があります。熊野は週6履いてるそうなので、編集部で積極的にかぶせていこうと思います!

Photos:Ibuki Tamura

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editor's BUZZ / 編集者の愛用私物