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撮影や展示会など、トレンドアイテムに日々触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす連載「edior’s BUZZ」から、ガチでヘビロテしている“愛用トップス”をピックアップ。
1.GU × rokhの愛用オープンカラー
シャツ(5分袖)

開襟シャツ、解禁します
シャツが好きで1年中着ているんですが、ちょっと苦手にしているのが開襟シャツ。自分にはなんだか武骨な感じがして、結局敬遠してしまうことがしばしば。開襟シャツはもう着ることがないだろうと思っていたところ、このGUとrokhのコラボシャツに出会いあっさりその考えは覆りました(笑)。


《My BUZZ Point》
デザインがきいているのに
主張が強くないのがうれしい
GUとrokhのコラボと言えば、この春夏に初のメンズを発表し、話題を集めました。メンズノンノウェブではデザイナーのロック・ファン氏のインタビューや全型全色試着レビューでその魅力をたっぷり紹介しているのでぜひチェックしてみてください。実は私も取材に立ち会ったのですが、ロック・ファン氏の物腰柔らかな人柄がとても素敵で、気づいたらファンに(笑)。ご本人にオススメをプレゼンしていただき、どれも欲しくなっちゃんですが、特に気に入ったのが敬遠していはずの開襟シャツだったんです。


随所にパープルが散りばめられたダークグリーンのボディ。配色の切り替えや左右のスリットのディテールワークがきいています。これだけ書くとハイデザインなムードたっぷりなんですが、意外とサラッとした見た目に驚きました。ちょうどいいというか、気がきいているというか、これだけデザインが入っているのに不思議と主張が強くなくて着やすいんですよね。


個人的に苦手意識のあった開襟シャツの無骨さが皆無で、実にエレガント。ワイドでボクシーなシルエットも今っぽくて惹かれました。素材感はドライタッチで涼やかです。夏はシンプルな着こなしになりがちなので、さらっと1枚で決まるところがうれしいですね。



イメージがつきやすいように、小方が着用したカットも掲載しておきます(笑)。これだけデザインがきいていて、しかもこれからの季節に大活躍すること間違いナシなのに、2,990円というプライスが衝撃すぎて…と、この記事を書くためにGUのサイトをのぞいたところ、今ならなんと1,990円に! 椅子から転げ落ちそうになりました(笑)。ぜひ早めにチェックしてみてください!
2.エル・エル・ビーン ジャパンエディションの愛用メンズ スミスフィールド・フルジップ・スウェットシャツ・フーディ

今から夏までちょうどいい薄さの“羽織り”!
暑いような少し肌寒いような、気温の変化が読みにくい5月。朝はちょっと寒いなと思ったら、昼には暑くなり、そして夜はまた寒くなり…。そんな時期に活躍するのが着脱しやすい羽織りモノ。ライトアウター感覚で羽織って、暑いときはサッと脱いで肩掛けしたり、カバンに入れたり、すごく重宝するアイテムですよね。


というわけで、今季の羽織りモノはどれにしようかなあと探していたところ大好きな「エル・エル・ビーン」で見つけちゃいました。こちらのパーカは日本のデザインチームが過去のアーカイブをオマージュしながら日本人向けのアイテムを提案する「ジャパンエディション」のモノ。デビューして数シーズン経つのですが、個人的にも超注目しているコレクションです。

《My BUZZ Point》
品のよさもありながら
ゆるっと着られるジャパントレンドな1着
「ジャパンエディション」の個人的に一番いいところはサイズ感だと思っています。クラシックなアウトドアスタイルだと、タイト~ジャストなサイジング(それはそれでカッコイイ)が多いですが、自分のデイリーなスタイルにはハマりにくいこともしばしば。「デザインは可愛いけどサイズ感がなあ」って思うこともよくあるんです。

ですが、このパーカは身幅もアームもワイドなのでゆるっと着られて、今の気分にぴったり。霜降りのライトグレーやゴールドカラーのジップなどカジュアルな中に品の良さもしっかりあって最高なんです。ダブルジップなので着方をアレンジできるのもうれしい!


そして裏地のない薄手の生地感。サラサラしていてすごく快適。今の時季にはちょうどよく、軽く羽織れるので夏の空調対策にもバッチリだなと思いました。今年の夏はこのパーカをデスクに常備しておくつもりです(笑)。



製品洗いによるクタッとした風合いや左胸のレトロムードなグリーンの刺しゅうも可愛いですよね。厚くないから肩掛けしてもストレスになりません。すごく使えて、最近のベストバイのひとつです!
3.シュプリームの愛用スウェット

裏地を表面にしたインサイドアウト仕様。
自分っぽくないブランドシリーズ、今回はシュプリーム(Supreme)のスウェットを紹介します。

《My BUZZ Point》
起毛のほうが表地!
部屋で寒さを感じるときも、出かけるときのコーディネートを組むときも、服に迷ったら「とりあえずスウェットを着よう」と考えてしまうほどスウェットというアイテムが好き。なんならマフラー代わりに首に巻くこともあるほどだ。

そのスウェットに求める一番の条件は気軽に着られてサマになること。
そんなのいっぱいあるだろうと思うかもしれないが、果たしてそうだろうか。
上質な素材が使われていて、シルエットもよく考えられたルックスのいいアイテムはたくさんあるけれど、気軽に着られるような金額じゃなかったり、ヘンにきれい過ぎたりもする。その逆で古着などのアイテムは気軽には着られるけれど、シーンによっては悪目立ちすることも。
そんな2つの要素をちょうどよく兼ね備えていると思うのがシュプリームのこのスウェットです。






裏地を表面にしたインサイドアウト仕様で、表面は本来裏地として採用されることが多い起毛の面に「SUPREME」の文字をプリント。そうすることでプリントがかすれた仕上がりになっており、ヴィンテージのような風合いとルックスに。
個人的に裏起毛の服が苦手なのでこれはうれしいアイデアです。なんだかセーターのように見えるのもいいですよね。





裏面はいかにもなスウェットのボディにブランドタグのみというディテールで、裏返しに着て背中のタグを出して着ても面白いと僕は思う。
4.プーマ × サイの
愛用T7 トラック ジャケット

まさに大人のためのジャージ!
この連載で、「blur」のTシャツをゲットした話をしましたが、彼らが着ていたようなヨーロッパのスポーツブランドのトラックジャケットに長年惹かれ続けている自分がいます。ブツヨクの波が来るたびに気分にしっくりくるものを買ってはいたんですが、そろそろ“ザ・スポーツ”な配色やデザインはキャンセル界隈になりつつあって…。


そんなときにメンズノンノウェブで「プーマ」と「サイ」のコラボアイテムの記事を発見! そこに掲載されていたこのトラックジャケットにひと目惚れしてしまい、速攻でゲットしちゃいました。

《My BUZZ Point》
ありそうでなかった(気がする)
オールブラックのリラックスフィット
まずオールブラックのボディが最高にカッコよくて、大人も気負いなく着られます。古着で探すとネックが結構高いデザインも多いんですが、そこまで高く設定されておらず、ジップを全部閉めたときの首まわりのストレスがないのがうれしい。“我慢しなくてイイ!”というのはまさに大人にぴったりですね(笑)。


プーマのトラックジャケットのアイコンである1本ラインは肩で途切れるのではなく、背中を通ってもう片方の腕へとつながります。コラボならではの特別感があってたまりません。ちなみに腕周りはサイ独自のパターンワークによって可動域が大幅に向上しているとのこと。レイヤードしたときに窮屈さがなくて、「我慢しなくてイイ!」のもありがたいですね(本日二回目)。

コットンとポリエステルのボディは軽やかな着心地が最高。厚さがちょうどよく今は春アウターの代わりに使っています。あのスターたちのように、コンパクトなトラックジャケットにゆるいデニムを合わせたいところですが、こちらは今っぽいリラクシングなフィッティングで「我慢しなくてイイ!」(しつこく)。いわゆるジャージなのに品よく見えるバランスが絶妙で、ついに理想の1着に出会ってしまったかもしれません…!
Photos:Ibuki Tamura

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