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船上からポチった「トヨタカローラⅡ」は、傷痕すらも愛おしい陸の恋人！【俺たちの“ノリモノ”語り！／Vol.20・TOYOTA COROLLA II①】

2023.06.24

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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫る！　ノリモノ好き男子よ、集まれ！　

佐々木翔平さん

TOYOTA COROLLAⅡ（1983）

スマホ越しに一目惚れした結果、
船の上から購入したカローラⅡ

昔から自分の知らない場所に行くのが好きだったんです。そのための移動手段として、乗り物全般に触れてきました。中学生のときは免許が取れないから自転車、16歳になったらバイク、そして高校を卒業後、航海士として働くようになってからはクルマ……といった感じ（笑）。人生で初めてのマイカーは、近所のおじさんが格安で売ってくれた日産のダットサントラックでしたね。その次にE34型のBMW535iをメルカリで買って、エンジンがダメになるまで乗っていました。そしてまたメルカリでこのカローラⅡを見つけたんです！　そのときは航海中だったんですけど、スマホ越しに一目惚れしちゃったもんから、状態確認もせずに船上でポチったんですよね。そうして三代目の僕のマイカーがこのカローラⅡになったんです。前の2台もかなりギリギリの車体を買っているので、なんとかなるかと、その勢いが全てでした

見た目はボロボロだけど
それを乗り回すのが愛！

「30年前のクルマなので、近くで見るとけっこうボロボロ。でも僕はこういう使い古された感じが好きなんです。ピカピカな状態をキープすることだけが愛情ではないというか。塗装が剥がれたり、パーツが壊れれば自分で直すんだけど、プロじゃないからリペア箇所はちょっと不細工になる。そういう傷痕とか、これまでの過程を大切にしていきたいんですよね。そうしてクルマを道具として大切にしていくのが、自分なりの愛情表現ですね」（佐々木さん）

昭和くさい（？）インテリアと
自作のブラインドがお気に入り！

「このカローラⅡ、インテリアがどことなく昭和のスナックっぽいんですよね（笑）。かくばったダッシュボードとか、メーターまわりの造形とか、シートの色合いとか、この雰囲気がとにかく気に入っていて。なぜか乗っているだけで落ち着くんです。あと自慢したいのは、リアウインドウに設置したブラインド。本来はこういうキットが売っているんですけど、それはなかなか高額なんです。なのでホームセンターで部屋用のブラインドを購入してそれを魔改造。結果、超低コストで作れました（笑）。こういうDIY的な要素も僕がクルマを持つ醍醐味ですね」（佐々木さん）