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撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす本連載。第187回目はメンズノンノウェブ副編集長の楊井が担当。
メンズノンノ副編集長
楊井
メンズノンノウェブ副編集長。メンズノンノ編集部に15年以上在籍し、ファッション、タレント取材など幅広く記事を担当。休日は意外とアウトドア派で汗をかくことが好き。
《プーマのスピードキャット OG》
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大ブレイク中の薄底スニーカーの火付け役


昨年秋のこちらの記事でも取り上げましたが、「プーマ」のスピードキャットの勢いが止まりません。ここ最近の薄底ブームの火付け役としても有名なこのスニーカーが気になって、早速ゲットしてみました! 赤は今季のカラーの中でも特に人気みたいで、すでに完売サイズが続出しているようです。半端ないですね(笑)。


スピードキャットのベースになっているのは、80年代から90年代にかけてF1グランプリのドライバーが履いていた耐火レーシングシューズ。スピード感のある流線型のデザインがレーシングにインスパイアされた証です。そして、かかとを覆うようにあしらわれた薄いラバーソールがドライビングシューズならではの特徴。ソールは薄いんですが、全体的に丸みがあるのが可愛いですよね。


《My BUZZ Point》
スウェードとゴールドカラーで
迫力のある赤も上品なルックスに!
実際に履いてみると、厚底スニーカーになれた足には何ともおもしろい感覚。地面をストレートに感じるというか、ちょっとベアフットっぽい履き心地でした。幅が細身なのでフィッティングは抜群。“ドライビングシューズ”という先入観があったんですが、プーマ独自のテクノロジーである軽量で快適なミッドソールが搭載されていて、想像以上に歩きやすかったです。


トレンドの赤いボディはスポーティでどこかY2Kムードが漂うルックス。フレッシュで大人には似合わないかなと思われるかもしれませんが、そんなことはありません! たっぷりと使われたスウェード素材が上品なので、どんなコーデにもハマり、ほどよいアクセントになってくれるんです。さらにシュータンとフォームストリップの上に施されたゴールドのロゴがリッチなアクセントになっていて、これが個人的に高ポイント!


トゥはシャープな作りで、プーマキャットの刺しゅうがアイキャッチに。これは2000年代初頭のレーシングウェアに敬意を表しているのだとか。薄いがゆえに、ワイドパンツに合わせると全体が隠れがちになるんですが、このつま先のプーマキャットはいつでもどこでもしっかり見えてとってもキュート。なんか一緒に散歩しているみたいです(笑)。



赤いスニーカーがこんなに使えるとは思いませんでした。ボリュームがあると存在感が強すぎて、普段の私の着こなしにはマッチしにくいんですが、スピードキャットは薄くて丸みのあるフォルムなので、着こなしの中で静かに個性を主張してくれるというか。それでいてワイドパンツとの合わせをバランスよく新鮮なムードに仕上げてくれます。可愛いだけじゃなくて実用性もバッチリ。大人気の理由が分かりました!
Photos:Ibuki Tamura

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