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Balming Tiger in 神保町。『週刊少年ジャンプ』編集部へスペシャルツアー!

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国内外のクリエイターを惹きつける神保町。さまざまな文化が生まれるこの街をソウル発のクリエイティブ・コレクティブ、バーミングタイガーが歩いたら? 漫画好きの彼らが憧れの『週刊少年ジャンプ』編集部を訪ねるスペシャルツアーも行った。

カルチャーが生まれる街を
気の向くままに歩く

Balming Tiger in 神保町の4人 
Omega Sapien

Omega Sapien

オメガ・サピエン/幼少期から海外で暮らした経験を持ち、英語と韓国語を自在に行き来するラップが持ち味。「『アイシールド21』を読んでアメフトを学びました。足が遅かったのでまったく生かされなかったけど」

bj wnjn

bj wnjn

ビージェイ・ウォンジン/やわらかく気だるい歌声と、R&Bやインディーを行き来する繊細な表現が特徴のシンガー。「『銀魂』のように、ちょっとシュールで突拍子もないような面白い作品にとても惹かれます」

sogumm

sogumm

ソグム/ソロでも精力的に活動し、個性的な歌声と感覚的な表現でグループのムードを支える存在。「圧倒的だと思った漫画は『ジョジョの奇妙な冒険』! キャラクターが本当にファッショナブルだし、スタイリッシュ」

Mudd the student

Mudd the student

マッド・ザ・スチューデント/ユーモアあふれる独特のラップスタイルと、強いキャラクター性が魅力。「『ルックバック』はたくさんの情報や感情の機微を丁寧に描きながら、余白を残した語り方もすばらしい」

神保町の街を気ままに散策するバーミングタイガーの4人。古書店や昔ながらの建物が残る街並みを歩きながら、気になるものを見つけては足を止める。

僕らのクリエイションは、
いつも漫画とともに

 音楽から映像、アート、ファッションまで横断しながら独自の世界観をつくり上げるバーミングタイガー。今回、Omega Sapien、bj wnjn、sogumm、Mudd the studentの4人が歩いたのは、古書店街として知られ、喫茶店や専門店、昔ながらの建築物など東京のカルチャーが幾層にも重なる神保町。街を散策した後、全員が大好きだという漫画が生まれる場所『週刊少年ジャンプ』編集部にも潜入! まずはその感想を尋ねてみた。


神保町を散策するBalming Tiger

Omega 博物館に来たみたいな感じがしました。歴史をすごく感じましたね。

sogumm 私は漫画家や編集者が登場する、漫画が作られる裏側を描いた作品が好きなんです。だから、実際にその世界へ入ったような気分になれてうれしかった! ここで様々なことが起きて、数々の伝説的な作品が生まれてきたんだな〜って思いました。

wnjn 僕は『銀魂』をよく読むんですけど、漫画に出てくる編集部ってとてもにぎやかで、メチャクチャじゃないですか(笑)。でも実際に見てみたら静かで、編集部の皆さんはものすごく集中して仕事をしていて。そのギャップを面白く感じました。

Omega 過去の『週刊少年ジャンプ』本誌がずらりと並んでいる、図書館みたいな場所があったじゃないですか。あそこが印象に残りましたね。今はデジタルの時代だから資料を保存すること自体は簡単だけれど、それを一冊ずつアナログの形でずっと残している。その美学にとても感動しました。歴史もそうだし、会社の雰囲気もすごくよかった。見ていて「僕もここで働きたいな」と思いました(笑)。

古本を手に取るsogumm

──漫画は、音楽を作るうえでもよい影響を与えているのでしょうか?

sogumm 私たちは作業がうまくいかなくなると、漫画喫茶に行ったりもします。心から漫画とアニメが好きなんです!

Omega ツアーでbj wnjnさんと同じ部屋になったときなんて『銀魂』を24時間ずっと流していました。寝るときもつけっぱなしで。特に好きなエピソードはなんでしたっけ?

wnjn 神楽ちゃんが眠れなくなって、銀ちゃんに助けてもらう話(『銀魂』コミックス27巻237話)。めちゃくちゃ面白いです(笑)。

sogumm 漫画に慰められたり、インスピレーションをもらったりする理由って、ひとつのコマや一話の中に入れられるものが限られているからだと思うんです。短い中に、言葉や感情、表現したいことをものすごく凝縮して、編集しないといけない。それって本当に大変な作業ですよね。特に紙の漫画を読んでいると、それだけ整理されたものを見ることになるから、自分の頭の中も一緒に整理される感覚があるんです。そこからヒントをもらうことはすごく多いです。

Mudd 僕は、絵がきれいだったり、スケールの大きな物語を描いている作品が好きですね。それって簡単そうに見えて、実際はとても難しいことだと思う。複雑に見せずに、多くの情報や感情を簡潔にリズムよく伝える。それは音楽でも大事なことだと思います。

wnjn 漫画から直接持ってきたものをバーミングタイガーの曲に反映させたことも。『Kamehameha』とか『Buriburi』とか。『ドラゴンボール』や『クレヨンしんちゃん』など、幼い頃から好きな漫画が、自分たちのクリエイションに刺激を与えています。

──「世界観をつくる」という意味ではかなり近いのかもしれませんね。

Omega そう思います。僕がK‒POPグループの楽曲の作詞をするときも、そのアイドル本人になったつもりで書くんです。漫画も、キャラクターに没入して、その人になったような感覚で作品を見るじゃないですか。そこはかなり近いなって感じますね。

sogumm 自分の音楽の中では、自分が主人公なんです。「私はこの世界をどう生き抜いていきたいんだろう?」ということを、音楽を通して描いているんだと思います。私が漫画から受け取った一番大きなものは、「私たちはみんな主人公なんだ」という感覚。この世界にいる誰もがヒーローになれるし、誰もが自分の人生では主人公になれる。だから私も、そうやって生きようと決めたんです。自分だけが特別だから主人公なんじゃなくて、誰にでもその可能性がある。そのメッセージを私たちの音楽を通して伝えられたらいいなと思っています。


Balming Tiger in 神保町の4人 2

神保町駅のほど近くで見つけた、昔ながらの証明写真機。気づけば4人そろってその前に集合し、それぞれ思い思いのポーズを披露。街角の何げない風景も、バーミングタイガーの手にかかれば即席のフォトスポットに早変わり。

カエルの置物

神保町を散策中、ふらりと立ち寄った雑貨店でカエルの置物にひと目ぼれしたsogumm。その場でお買い上げになると、鳴き声をマネしながら、本物を愛でるように両手でそっと包み込む姿がなんともキュート。


バーミングタイガーの音楽は、
人生という漫画のOST

Balming Tiger in 神保町の4人 3

──最後に、最新アルバム『Gongbu』を、MEN’S NON-NO読者にどう聴いてほしい?

Mudd このアルバムは、僕の「人生という漫画」のOST(テーマソング)みたいなものなんじゃないかなと思っています。だからリスナーの皆さんにも、自分の人生のOSTのひとつだと思って聴いてもらえたら、より胸に響くアルバムになるんじゃないかな。

Omega 僕らはアジアの情緒がすごく好きなんです。ヨーロッパなどアジア以外の国のフェスティバルに行くと、自分たちがやっていることが正しいんだとより強く感じる。それは僕たちにしかできないものだから。韓国と日本にはカルチャーで共有している感覚がたくさんあるじゃないですか? 音楽もそうだし、漫画やアニメだってそう。だから日本の読者の皆さんにも共感してもらえる要素が、きっとあるはず。『Gongbu』を聴いて、実際に体験してみてください。

sogumm このアルバムはまさに「バーミングタイガーの奇妙な冒険」です(笑)。

wnjn 今回のアルバムを作りながら、よく考えていた言葉のひとつが「苦尽甘来」でした。「苦しみが尽きれば、その先に甘いものがやってくる」という意味です。僕たちが好きなヒーロー漫画や成長物語にも、必ず挫折した後に成長していく展開がありますよね。僕は、それって本当だと思っているんです。今つらいことを経験している人がいたら、その先にはきっと甘いものが待っている。このアルバムには、そういう希望やエネルギーを強く込めたので、聴いてたくさんのパワーを受け取ってほしいです。

『Gongbu』

『Gongbu』

人間の夢や無意識を研究する架空の施設「Gongbu Korea」を舞台にした2ndアルバム。全14曲を通してひとつの物語を描きながら、東アジアの情緒や音楽的ルーツを表現している。

 

Balming Tiger in 神保町の4人 4

一番の目的地は集英社『週刊少年ジャンプ』編集部! 廊下にずらりと並ぶポスターやパネルに驚く4人を出迎えたのは、『週刊少年ジャンプ』のロゴの巨大オブジェと『ONE PIECE』のゴムゴムの実や『銀魂』の定春をはじめとするキャラクターの数々。編集部の村越さんに案内され、歴代の『週刊少年ジャンプ』が大切に保管された資料スペースや、実際に編集者が働くエリアへ。長年積み重ねられてきた歴史と、静かに仕事へ向き合う現場の空気にメンバーも興味津々。「博物館に来たみたい」「ここで働いてみたい!」と声を弾ませながら、名作が生まれてきた場所をじっくり見学した。

[右上から反時計回りに/Mudd the student]シャツ¥39,600/サブレーションズ パンツ(イサ ボールダー)¥37,400/バウ インク リング¥294,800/マツオ トシヒコ 靴(アシックス)¥20,900/エンケル ソックス/スタイリスト私物
[Omega Sapien]トップス(トゥ エ モン トレゾア)¥22,000/エドストローム オフィス パンツ(バラード)¥33,000/エムオーツーデザイン ブーツ¥165,000/ジョン ローレンス サリバン 帽子(キジマ タカユキ)¥30,800/サカス ピーアール 
[左下/bj wnjn]ジャンプスーツ(ソウシオオツキ)¥110,000/エムエイティティ 眼鏡(リンドバーグ)¥83,600/ケリング アイウエア ジャパン カスタマーサービス ネクタイ¥12,100/サブレーションズ 靴(エイティーズ)¥71,000/エドストローム オフィス 
[sogumm]カーディガン・中に着たブラウス・スカート・パンツ・ヘッドキャップ[すべて参考商品](すべてフミカ_ウチダ)/クリフ 左手親指のリング¥59,400/IVXLCDM® 

※記載のないものは本人私物です

Photos:Hiroki Watanabe[TRON] Stylist:Momoko Sasaki Text:Minori Okajima

メンズノンノ編集部

メンズノンノ編集部

集英社の男性ファッション誌『メンズノンノ』の公式サイト。20代の男性に向けて最新のファッション、美容、ライフスタイル、カルチャー情報などを毎日お届けします。

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