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旅に何を持っていく? 目的地も過ごし方も違うからこそ、答えは人それぞれだ。しかし旅好きに共通することもある。それは、準備の時間も楽しんでいること。服と旅を愛する9人に3泊4日の小旅行を想定したパッキングのマイルールを教えてもらった。
Nakagawa’s packing tips
機能より気分を優先したい
1 会話のタネになる服を着る
2 服以外の荷物は最小限
3 お土産用スペースを確保

古着バイヤー
中川楽太
「バッグは70年代の、いわゆる“茶タグ”のGREGORY。海に行くときは50年代の水着を持っていきます」
数か月のアメリカへの買い付けから3泊4日の国内旅行まで、古着バイヤー・中川楽太さんの旅には、お気に入りのヴィンテージアイテムが不可欠だ。
「古いものだから耐久性は難ありだし、機能性もゼロです(笑)。でも、旅先ではテンションが上がることを優先したいので、年代物でも遠慮なく持っていきます。ただ、なくしたら本気でへこむほどの“宝物”は持っていかないのがマイルール」
ストライプ柄が目を引くLES SIXのパンツや、洗濯ジワをデザインに落とし込んだA MACHINEのロンTなど、数少ない新品の服も「それどこの服?」と聞きたくなるものばかりだ。
「変わったデザインのアイテムは話のタネになるから、旅には必ず持っていくようにしていて。特に言葉が通じない海外での買い付けで重宝するんです」
服以外の荷物は最小限に抑え、バッグのスペースを節約。保湿や髪のスタイリングはベビーオイルで済ませ、シャンプーや洗顔料は旅先のものを使用するストイックぶり。すべては旅先での買い物のためだ。
「国内旅行の場合も知り合いの古着屋を巡るので、つい買いすぎてしまう(笑)。旅のもうひとつの目的は、一日に数軒をハシゴするくらい好きな銭湯なんですが、お店のロゴが入ったタオルも収集しているんです。そんな旅先で集めたコレクションとともに、また次の旅へ出る。その繰り返しが、やみつきになるんですよね」

旅先用の服は「古着好きとしてテンションが上がる」ことを重視。左上は上質な生地を用いたGIORGIO ARMANI、右上は80年代頃に用いられた“旧ロゴ”のNIKE、右下は90年代の一時期だけ生産された“雪なしタグ”のPatagoniaのTシャツ。下段中央の袖をカットオフしたスウェットは50年代のもの。下段左は職人技術で洗濯ジワを表現したA MACHINEのロンT。

トランクス(左3点)ははき心地抜群だというHanes。シルバーの靴下(右3点)は自身が勤める下北沢の古着屋muのオリジナル。

ストライプ柄のパンツ(左)はLES SIX。Patagoniaがアメリカ軍に支給していた、通称MARSと呼ばれるパンツ(右)はパスポートが入る大きなポケットが特徴。

ちょっとした外出にはL.L.Beanのミニトートを。「携帯とたばこ、サングラス、鍵を携帯するのに最適」

右3点は銭湯タオルのコレクション。「デザインがカッコいいと買ってしまいますね。ちなみに個人的ベスト銭湯は南千住の『湯どんぶり 栄湯』。微発泡の水を使った『美泡水風呂』が極上です!」。左2点は「海に行くときはマスト」という50年代のタオルと水着。

洗顔料などは40年代のポーチへ。中には買い付け先のホテルのアメニティも。「服以外の荷物は最小限。肌が強くてよかった(笑)」

Photos:Ibuki Tamura Ryosuke Harada Composition&Text:Koki Yamanashi

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