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毎日かならず着る服、何度も買い足してきたコスパな服、体の一部みたいに愛着ある服、自分にとってはそれぞれ違う同じ種類の服......。偏愛にじむ“マイ定番”にこそ、そのひとらしさが表れる。洋服ももちろん気になるけれど、服以外の趣味も知りたいから、どっちも大調査!
muroffice プレス
伊藤 誉さんの「マイ定番名品3」

マイ定番①
〈メリノウールのトップス〉

「キャプテンサンシャインやコモリといったブランドが使うようになって、いまやファッションの世界でも市民権を得ている機能生地、メリノウール。僕は登山が趣味なので、入り口はアウトドアでした」

「以前はアイスブレーカーというメリノウールウェアブランドのPRをしていて、その影響もあって長年よく着ていました」


「保温性が高く、肌触りがやわらかくて繊細、そして抗菌防臭効果がある機能素材ですが、ファッションとしても着られるところが魅力だと思います。ゆるっとしたシルエットや、ロンTのように気軽でも、すごく上品に見えます」

「Tシャツタイプだけでも家にまだあって、ほかに、シャツ、タンクトップ、アンダーウェア、ソックスなどいろいろ持っています。毎年シルエットをちょこちょこ変えるアウトドアブランドもあるので、つい買い足してしまうんです」

「メリノ以外も着るには着ますが、最近は、とくに天然素材のよさに改めて注目しています。リネンやシルクなども試すなかで、やっぱりいちばんいい塩梅で使えるのがメリノウールなんですよね」
マイ定番②
〈ベアフットシューズ〉

「これも登山がきっかけ。最近は、山でも街でもベアフットシューズばかり履いています」


「前足部とかかと部分のソールの厚みに差がない“ゼロドロップ”という構造で、トゥも広く設計されているのが特徴」


「クッション性の高すぎる靴やスリムな形状を履き慣れて退化してしまった足を鍛え、本来の機能を回復させるのが目的のシューズです。履いていくと、自然なバランスで負荷のない歩き方ができるようになるなど、さまざまな効果が期待できます」

「(装備を極限まで軽量化する)ULハイクの文脈でも注目されていて、要は、荷物が軽くなると重厚な登山靴を履く必要がないため、より自由に、より軽く、自然とも一体化して、みたいなこと。そういうカルチャーやスタイルもカッコいいなと思います」

「最初に買ったのが、大手ブランドのビボベアフット。同じブランドだけでも、気づけば何足も集まってしまいました(笑) 普通の靴を履くこともありますが、やっぱり独特の気持ちよさがあるんですよね」
マイ定番③
〈小牧広平のグラス〉

「これは、山梨を拠点にしているガラス作家、小牧広平さんのグラスです。初めて買ったのは、友人がやっているリールという初台の革小物屋さんでのポップアップイベント」

「これは『ペコリグラス』と呼ばれるシリーズで、いまは簡単に買えないくらい流行っています。飲食店で使われているのも、よく見かけるようになりましたね」

「斜めにお辞儀をしているようなかたちは、花が風に揺れている様から着想したそうです。縁の部分の厚みも均一ではないので、飲み口によって口当たりが変わって面白い」

「ひとつとして同じ形はないので、そのぶん愛着が湧きます。なんてことない飲み物でも、なんとなく美味しく感じますし」

「ただ、ワインやビールを飲みすぎると、いつも以上に注意が必要です。グラスを真っ直ぐ置いたつもりでも、台座が傾いているので(笑)」
Photos: Shintaro Yoshimatsu Composition&Text: Masahiro Kosaka[CORNELL]
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