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おしゃれプロが推しの古着屋を紹介する連載の第10回。後編では4Kプレス岡﨑さんの気になったアニメT&スポーツブランドの古着をピックアップ! デニム&パーカにサラッと合わせるテッキーな着こなしは絶対マネしたくなる!
思い入れのあるアニメのTシャツと
今、気分のスポーツウエアをMIX!
代田橋 chillweeb(チルウィーブ)
岡﨑さんのCHECK POINT
古着が好きで、週末は自転車に乗って古着屋めぐりするという岡﨑さん。もともとアウトドアブランドや2000年代のスポーツウエアを探すことが多かったそうだ。プレスになって約1年が過ぎ、先輩たちのスタイルを見て学び「自分の好きなモノをもっとスタイリングに落とし込んでもいいんだ!」と心境の変化があった。
「ストリートファッションと同じくらい、アニメとマンガが好きだったので、好きな作品のTシャツをファッションブランドとミックスして着るようになりました」(岡﨑)。そんな折、チルウィーブに足を運ぶと「自分の好きなものが全部あった!」と感動して、今回、推薦してくれた。
![手頃な価格の棚を探る岡﨑さん](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/017-880x660.jpg)
まずは入ってすぐ目に入る中央の台に置かれたTシャツからチェック。「奥のラックはプレミアムなTシャツばかりなんですが、この台の上は数千円で自分の好きな作品のアニメTが見つかったりするんで、まず最初にチェックします」(岡﨑)。この台には『NARUTO-ナルト-』や『遊戯王』のようなメジャーなアニメTも多く並ぶ。
![『はがない』(『僕は友達が少ない』)のTシャツを胸に当てる岡﨑さん](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/021-880x587.jpg)
岡﨑さんは新旧いろいろなアニメやマンガを観ているということで、最初に反応したのはこの「Haganai(はがない。ライトノベルからアニメ化された作品『僕は友達が少ない』の略称)」Tシャツ。「これ、見てました!」と手に取るや、自分の体に合わせてサイズ感を確認。
「Tシャツは普段はデカいサイズを着るんですが、アニメTはぴったりとか小さめで着たいんですよね」と岡﨑さんが話すと「プレ値がつくような作品のTシャツもサイズが小さいと価格が若干下がるので、それはいいかも」とチルさんも賛同。「これから来そうなTシャツを着るのが楽しいよね」というチルさんの言葉にうなずく岡﨑さん。
![Tシャツの詳細を岡﨑さんに説明するチルさん](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/004-1-880x1173.jpg)
岡﨑さんは知らないアニメTや見たことがないグラフィックものを、その都度チルさんに「これ何ですか?」と尋ねる。するとチルさんは、即座にいろいろな情報を教えてくれる。いろいろ話すうちに、共通の知人がいたり、好きなマンガが同じことが判明し、会話が加速!(加熱したオタクトークを絶対動画でチェックしてほしい!)
![入口上の壁に吊るされた『AKIRA』の ティーシャツを手にとる岡﨑さん](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/029-880x660.jpg)
入口上の壁に吊るされた『AKIRA』『攻殻機動隊』などの高額アニメTもチルさんに確認。「このあたりは海外ブランドのものですか?」と尋ねると「そうですね。その『AKIRA』は当時のユーロ圏で売られていたアイテムで、アメリカ物よりも圧倒的に数が少ないレアもので、最近は市場にもほとんど出てきません」と教えてくれた。
![ハニカムキルティングの『エヴァ』のスカジャンを羽織る岡﨑さん](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/024-1-880x1173.jpg)
店内を行ったりきたりする中、チルさんがラックにスペシャルアイテムを仕込んでいることを明かす。「このハニカムキルティング、エヴァなんですか!」と岡﨑さんが反応。「スカジャンなどの和モノが有名な錦(にしき)というブランド『新世紀エヴァンゲリオン』のコラボものですね。これはまだ注目されてないゾーンで、本当はあまり教えたくないんですが…」と言いつつ、詳細に教えてくれるチルさん。「羽織ってみていいですか?」と岡﨑さんもすかさず試着。
![スカジャンの後ろの刺繍。日本地図に綾波レイの姿が刺繍されている。](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/026-880x1173.jpg)
背面にもスカジャン風に日本地図と綾波レイが入っていて、裏地もパープルとしゃれている。「こんなアウターなら普通にファッションに取り入れられますね!」(岡﨑)。お互い「カッコいい」とうなずきながら、ディテールをチェック。
![ラックを探る岡﨑さん](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/033-2-880x660.jpg)
奥まったコーナーや壁際の雑貨も見逃さない。奥のアウターのラックからお宝を掘り当てたり、コミック本を見つけたり、くまなく1時間以上店内を見て、チルさんとの会話を存分に楽しんだ。
代田橋 chillweeb(チルウィーブ)
岡﨑さんが気になったアイテム
「気になるTシャツがたくさんあったんですが、その中でも買いやすい値段のものを選んでみました! ウエア類は今、旬のスポーツブランドもの。こちらはファッションとして使えそうなものをピックアップしました」と、岡﨑さんおすすめの4点はこちら。
1_青春アニメ『はがない』のTシャツ
![10’s『僕は友達が少ない』のTシャツ¥5,500](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/054.jpg)
2011年に最も売れたライトノベル『僕は友達が少ない』を同年アニメ化。美少女学園モノらしいグラフィックだが、モノトーンプリントでアニメT感が薄くスタイリッシュ。「アニメ作品としては今イチなんですが、青春時代に見た作品で思い入れがあり、このTシャツはシルクスクリーンプリントの繊細な表現にひと目惚れしました」(岡﨑)。
2_推しアニメ『コードギアス』のTシャツ
![10’s~20’s『コードギアス』のTシャツ¥5,500](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/053.jpg)
2016年に10周年を迎えた、新世代ロボットアニメとして評価の高い『コードギアス』のTシャツ。「これはデザインがカッコいいので選びました。今日、僕が着ている『レベルE』のTシャツも黒ボディのモノトーンでプリントですが、アニメやマンガのTシャツはこの配色だと着やすいんですよね」(岡﨑)。
3_今っぽいナイキACGのパーカ
![90’s ナイキ ACGのパーカ¥22,800](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/051.jpg)
ネオンカラーにブルー&ブラックの配色が旬なムードのナイキACGのパーカ。「ACGのアウターはストリートでは黒×黒が流行っていますが、僕的にはこういうACGらしい配色が好きです。レイヴァーなので、クラブに着ていくにも上がる色ですよね」(岡﨑)。
![ACGのロゴのアップ。ボディの両サイドがえぐれて、その下からも布が見えるデザイン。](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/052-880x880.jpg)
配色だけでなく、ボディ両サイドをえぐったようなデザインも斬新。SF系のアニメキャラが着ていそうなアウターのようにも見える。今よりも攻めていた時代の傑作は、モードなオーラを放つ。
4_バートンのスノボパンツ
![90’s~00’s バートンのスノボパンツ¥11,800](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/050.jpg)
裾にスノーガードが付いた本気のスノボパンツ。両サイドはファスナー仕様で、オーバーパンツとして履きやすいデザインになっている。「テックのトレンドもあるので、本格的なスノボパンツを街ではいたら、トレンドの一歩先を行けそうな気がします。いなたい雰囲気も出せて一石二鳥かも」(岡﨑)。
代田橋 chillweeb(チルウィーブ)
岡﨑さんのセルフコーディネート
『レベルE』のマンガTにマーモットのダウン姿で取材に現れた岡﨑さん。最近はテック系アウターとアニメTの組み合わせがMYブームなのだとか。セルフコーディネートも私服の延長線上といった仕上がりに。
![岡﨑さんのコーディネート。90’s ナイキ ACGのパーカ¥22,800・10’s~20’s『コードギアス』のTシャツ¥5,500](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/055.jpg)
「クラブのレイヴ・イベントに行くようなイメージでACGのネオンカラーのパーカに自分が大好きな『コードギアス』のアニメTを合わせました。テッキーなコーディネートとアニメTは相性がいいと思うので、ミラーのスポーツサングラスもマッチしました! ボトムはユニオンのジーンズとキーンのモックシューズ。このぐらいのゆるい感じが自分らしいかなと」(岡﨑)。まるで家から着てきたかのような、板についたスタイリングになった。
![岡﨑さんのコーディネート。横からのショット。](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/059-880x1173.jpg)
「アニメTはあえてピッタリサイズを選ぶのがこだわりです。きょうもサーマルTを中に着てピタピタにしてます。このACGはちょっと近未来的なムードがあって、めちゃくちゃカッコいいと思います」(岡﨑)。岡﨑さんが推す“テック系アウター×アニメT”は、確かにマネしたくなるほど好相性。
取材を終えて
「きょうはチルさんに会えて、本当に楽しかったです! 素敵なアニメTがたくさん見られたし、貴重な情報もたくさん聞けたし、何より『ムシヌユン』(マンガ)が好きっていう人に初めて会ったので(笑)、その話ができたのもの感動的でした! またチルさんに会いにきたいです」(岡﨑)。
チルさんも「気軽に話をしに来てほしい」というように、とにかくいろんな話をするのが楽しみなのだという。アニメやマンガ好きな人は、ぜひチルさんに会いに行ってほしい。ちなみに来年春には原宿に移転してチルウィーブ単独のショップを構える(代田橋での営業は1月いっぱいで終了)。店頭に並ぶ商品も増えるとのことで、どうパワーアップするのか? 今から乞うご期待。
詳細は動画でチェック!
古着だけでなく、オタクな視点でアニメやマンガ談義が盛り上げる動画は必見! いかにもなアニメTからおしゃれ系まで、どんな商品があるかもたっぷり見られる!
![チルウィーブのロゴ](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2023/12/Screenshot_20220821-071731_2-1-880x880.png)
SHOP DATA
住所:東京都世田谷区大原2-10-1
営業:平日15:00~22:00 日祝日13:00~21:00
定休日:不定休
Instagram:@chillweeb
Photos:Yumi Yamasaki(still & movie)
Movie Edit:Yuuki Hayashi
Composition & Text : Hisami Kotakemori
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