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中島裕翔が「CP+2026」でカメラ&写真愛をとことん語る! Sony×中島裕翔×MEN’S NON-NO『GAROU』スペシャルステージレポート

最終更新日 :

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「CP+2026」ソニーのステージでトークセッションに出演した中島裕翔さん

念願のステージが実現!

中島裕翔さんのカメラや写真への愛情と熱意、それに伴うプロ顔負けの知見や技術は、メンズノンノ読者にはおなじみだろう。今回、メンズノンノウェブでの写真連載『GAROU』や、1st写真集『Hue I am』の制作において、裕翔さんがSonyのデジタル一眼カメラの“αシリーズ”を愛用していたことをきっかけに、「コラボレーションしませんか」とSonyからのうれしいお誘いが。なんと、世界最大のカメラの祭典である『CP+2026』のSonyブース内、スペシャルステージにセミナー講師として登壇することに! 裕翔さんが著名な写真家や映像作家の皆さんと肩を並べてラインナップされ、カメラの楽しさや、写真を撮ることの魅力を存分に語るという願ってもない機会に、裕翔さんとメンズノンノチームの感動もひとしお! そんなステージレポートと、登壇後の興奮冷めやらぬ裕翔さんのインタビューをあわせてお届けします。趣味の域をはるかに超え、いちフォトグラファーとしての活動と言えるほど才能を開花させている裕翔さんのこれからにも注目です。

CP+(シーピープラス)とは?

カメラや写真・映像の世界最大級のプレミアショー。毎年横浜で数日間にわたり開催されており、プロ、アマチュア問わずカメラ好きにとっては祭典のような恒例イベント。Sony以外にもさまざまなメーカーが一堂に会し、新作や高価格帯商品まで、自由に試すことができる。ワークショップや写真展、また裕翔さんが登壇した著名なクリエイターによるセミナーなど、盛りだくさんの内容で展開。最新映像機器によるオンラインでの同時配信も実施された、ハイブリッドなイベントだ。
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セミナーステージの
レポート完全版をお届け!

中島裕翔さん(以下、中島):よろしくお願いします。こんにちは! うわ! 盛り上がってる。すごい! 

中島:本当ですか。皆さんのおかげです(サムズアップ)。ありがとうございます!


「CP+2026」のソニーステージで表示されたスライド

中島:いえ、初めてです。初めてがこんな大規模のイベントでもう感動しております。

中島:そうですね、そもそもガラケーを使っていた時代にさかのぼります。携帯電話で撮影ができるようになっていく中で、“自分は写真を撮るのがけっこう好きだな”と気づいたんですよね。そこから中学生、高校生ぐらいになって、自分のちゃんとした一眼が欲しいって思うようになって。まだ一眼レフとは何であるかとか、ミラーレスの意味もよくわかっていませんでしたが、初めて自分で買いました。当時はミラーレスが出たてだったので、そちらを選んで、風景ばっかり撮っていたんです。そこからどんどん自分の活動の中にもカメラがきっかけでつながっていくことがあったりして、ずっと好きですね。

中島:僕が今愛用しているのは、Sonyのαです。以前は“Sシリーズ”も持っていたんですが、高解像度モデルのほうにかれて、今は“Rシリーズ”を使っています。やっぱり風景などを撮って後でちょっとクロップ(画像の切り取り拡大)したときに、高画素だとすごく助かるなっていうことがあるので。今日持ってきたのが『α 7R V(アルファ セブンアール マークファイブ)』ですね。で、レンズは24-70mmをつけています。

カメラの祭典「CP+2026」ソニーステージのトークセッションに登壇する中島裕翔さん

中島:いやー、写真好きからしたら、もう本当にありがたい企画だなと思って。

中島:うれしかったですね! メンズノンノでは8年間レギュラーモデルを務めたんですが、その中で“カメラ好きなんです!”ということは撮影のときなどにずっとお話ししていました。それもあって本誌に自分が撮った写真を掲載していただいたこともありましたが、ゆくゆくは写真集とか、僕の写真にまつわる企画を本格的にできたらいいね、みたいなことを編集部の方が話してくださっていて、ようやくかなった連載なんですよね、実は。

中島:そうですね、やっぱり自分が切り取った視点をお見せしたいなという気持ちがあったので、基本的にはストリートスナップが多いですね。

中島:連載を始めるにあたって、どういうデザインがいいかなという話になったとき、今おっしゃってくださったように、実際の写真展みたいにしたいなと思ったんです。それで提案したことのひとつに、「自分が撮った写真が額に入って飾られたデザインで、インデックスを作ったらどうでしょう」というものがありました。写真を撮って、それをポンッと編集部にお渡しするだけじゃ自分的にもちょっとつまんないなと思っていたんで、そういったデザインのアイデアまで少し言わせていただいてるんです。


中島裕翔さんのカメラ連載「GAROU」

自分の足で歩きながら捉える“光”

「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品1

中島:こちらは朝の光を写したのですが、風景の写真を撮るときの自分の癖みたいなものが、すごく出た1枚だなと思います。やっぱりどうしても光にフォーカスを当てたくなるというか。なのでこの写真はかなりピン浅にしていて、(立ち上がって手前の道を指さし)もうここしかピント合ってないんですよ!(笑) Sonyのαにオールドレンズを組み合わせて撮った1枚なのですが、光に包まれた柔らかい印象で撮りました。

中島:やっぱり僕は光というものがとても好きなので、光がきれいな場所を目当てに撮影しに行きたいと思っています。だからそういうところを見つけて自分から提案することもありますし、逆に編集部から“こんな場所もあったよ”って教えてもらったりもして、すごくフレキシブルに話し合いながら決めているんですよね。実際に行ってみて“あ、こんなところもあったね”となることもあるので、本当に散歩しながら撮っているみたいな感じなんです。


「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品2

中島:これは何の花だったか...ツバキかな? こういう垣根がばーっと続いていたんですが、いっぱい咲いている中の1つだけにフォーカスを当てたくなって。この子だけちょっと葉っぱに隠れていたんですよ。なんだかそういうところを見てあげたいなと思って、焦点を合わせましたね。なのですごく奥行きが出ている写真になったと思います。

中島:そうですね。何があってもいいように、ひととおりレンズは持っていくようにはしています。だからカメラマンさんと格好が変わらないといいますか、カメラバッグをぶら下げて、大荷物で撮影しているみたいなことも多いですね。

中島:このときは朝の光を撮るっていうことが決まっていたので、割と限定していたと思います。でも実際にどんな画角になるかわからなかったりもするので、それでも2本くらいは持っていきますね。

「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品3

中島:朝の光がやっぱりすごくきれいだったのと、あんまり信号が休んでるところを見たことないなと思って撮りました。普段自分が見ないようなところに視点を合わせたかった、という1枚ですね。

中島:いや、なんでしょう、例えばそうですね、色をもっとこう出したいとか、こういう載せ方のほうがいい、みたいなところまで最近はちょっと意見を出していますね(笑)。編集部の方の“もう何をやってもいいですよ”って言ってくださるところに甘えて、いろいろなこだわりを出させていただいている感じです。ただ、レイアウトもですが、どんな写真を撮るかということ自体も、たまに僕がマニアックに振り切りすぎるときがあるので、そこは手綱を握ってもらって「もうちょい一般向け、もうちょい一般向け...!」みたいなことはしてもらいながら進めています(笑)。

中島:そうですね(笑)。


「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品4

中島:はい、夕方になってきましたね。これはすごく白飛びしていると思うんですけど、“もう白飛びしちゃってもいいや!”みたいな気持ちで撮影しました。優しい西日の光に包まれた橋を撮った1枚です。隅田川に行ったときでしたね。

「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品5

中島:これは、それこそ本当に“自分が普段見ない視点”と先ほど言ったようなものを表現しました。散歩しながら公園を訪れたんですが、そこにあった柵がすごく低かったんですよね。だから自分も低くなってみたら“あ、ここからのぞくスカイツリーも面白いな”と思い撮りました。こうやってたまに構図で遊んだりすることもあります。

中島:僕はちょっと背が高いほうなので普段きっと見えていないものもあると思うんです。だから歩きながら撮るときは“なんか面白いところないかな”って周りをキョロキョロしちゃいますね。

中島:そうなんです。“連載”という意味でも、そういう構図のバランスだったりとか、撮った写真のバリエーションみたいなのはちょっと考えています。“こんな写真もあったほうがいいかな”みたいなことを一応頭に入れながら撮影しているというか。だから多分、さっきの“僕の編集面でのスキル”というのは、編集部はそういうことをおっしゃっていたのかな、エディターとしての脳みそというか。


「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品6

中島:これはずっとこの赤い船をぼーっと見ていたんですが、ちょうど赤い橋とマッチした瞬間を撮りました。

中島:なかなかなかったんですよ。だから“ああ、なんかかわいい!”と思って撮った1枚です。

「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品7

中島:そうですね。“この場所に行ってこれを撮ろう”と頭で考えていても、基本的にはそのとおりにならないことのほうが多いなと実感しています。実際にはこういった偶然性に目がいってしまうことが多いですよね。

中島:撮った写真を見返して“これを撮ったときにはこう思ったな”ということを書くようにしています。この写真や他の写真についても言えることだと思うんですが、タイトルがなかったらちょっとぼんやりすると思うんです。でも逆に、撮った人がつけたタイトルが載った写真だからこそ、その写真が“そう見える”という面があるんじゃないかと。だからタイトルにも、実は写真にとってすごく強い力があるなと思っていますし、自分自身で、自分の世界を出すようにはしています。

中島:他にも毎回、どうやって撮影したかっていうカメラの設定やレンズなどをまとめた「Exif情報(撮影時の設定などの情報)」なんかも、自分でメモして送っています。地道な作業(笑)。

中島:やってますね(笑)。


「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品8

中島:そうなんです。きれい〜! あ、きれいとか言って、自分で撮った写真なのにごめんなさいね(笑)。

中島:これ難しかったんですよ、歩道橋で撮っていたんですが、ここにも書いてあるように、シャッタースピードが2秒分の1なんですね。

中島:歩道橋の欄干にカメラを置いていたんですけど、歩道橋って人が歩くたびに実はちょっと揺れるんですよ。だからこれは何枚か切った中で、奇跡的に車のテールランプがきれいに写った流し撮りの1枚です。プラス、僕はフィルターワークもすごく好きで、サブタイトルに書いてあるとおり「ブラックミスト」というフィルターをちょっと入れたりもしています。

中島:はい、点光源がちょっとほわっとする効果があるフィルターなんですけど、そういうものも使って遊んだりもしますね。夜と日中でこれだけ光の印象が違うからこそ楽しいですよね。

中島:基本的にはやっぱりその場所とかシチュエーションで画角や焦点は考えるんですけど、新宿での撮影ではシネマティックに撮りたいなという気持ちがありました。僕の印象では、ドラマと映画では撮り方に違いがあるんです。ドラマは結構カットを割って人物に寄っていくんですけど、映画的な見せ方って、引きでずっと定点だよなというのが僕の中にあって。その視点で撮りたくて、このときは16-35mmという広角ズームレンズを持っていきました。

「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品9

中島:そうなんです。これは見事にスプリット(分割)していた地面がありまして。さっきの視点の話じゃないですけど、足元もこうして改めて見てみると面白かったりするなっていう。

中島:もともとは広く景色を撮ることのほうが多かったんですけど、やっぱり『GAROU』をやらせていただく中で、自分にしかない視点というものは絶対にあると思いましたし、それを皆さんにお伝えできることの楽しさに気づきましたね。“あぁ、こうやっていろいろ見て回りながら撮るのも楽しいんだな”って。連載をすることで培ってきたそういう何かが自分の中にあると思います。

中島:しゃべりすぎてるかな、大丈夫ですかね(笑)。

 

ロンドンでの撮影を経験して


「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真集「Hue I am」の表紙

中島:すごいですね。僕も感動します、こんな大きな画面! 

中島:メンズノンノを卒業するにあたっての集大成として、8年間ずっと一緒にやってきたメンズノンノチームと一緒に作りました。もうメモリアルで、なんて言いますか、これが作れてよかったなという。

中島:ウェブ連載とはまた違った緊張感でした。刊行されるものに“撮影・中島裕翔”として自分の作品が載ることを考えると、“おぉ...ちょっとしっかり撮んなきゃな”みたいな。それでロンドンに行って撮影をしたんですけど、やっていることはいつもの連載と変わらなかったんですよね。自分でカメラを持って街を歩いて、時間帯によって撮り方を変えて...という。だから緊張感もありつつ、楽しかったです。

中島:行きたい場所を自分でもいろいろ探して、それをリファレンスとしてPDFにまとめて出したりしましたね。

中島:そんなことないんですけど(笑)、そうしたほうが伝わりやすいかと思って。そしてそれを“じゃあここ行ってみようか”って取り入れてくださいますし、そんなふうにチームとはいつも話しています。

「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品10

中島:これは撮影初日のビッグベンですね。天気がよくて空がきれいでした。ちょうど僕らが行った5日間、すごく天気に恵まれたんですよ。で、そのロケを象徴するものとして、ちょっと1枚撮っておきたいなっていうことで押さえました。ロンドンってもう少し雨が降っているイメージだったんですけど、すごく気持ちよかったです。


「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品11

中島:そうです。これはお昼ご飯を食べて、ちょっとみんなでまどろんでいる間に、僕だけひとりでプラーっと近くを歩きに行ったときですね。このビーチの近くの商店街に工事現場の足場のようなものがあって、そこにこの半透明なユニオンジャックがいっぱい並んでいたんです。これを透かして何か撮れないかなみたいなことを考えてシャッターを切りました。

中島:そうなんです、これ足場なんですよ。だからカメラ自体のフレームだけじゃなくて、こうして写るものによってフレームを作っていく遊びもすごく面白いなっていう1枚ですね。

中島:レイアウト作業など、普段編集の人って本当にこんなことやってるんだなと思って勉強になりました。“写真を撮られて・撮って、あと任せます”っていうのもいいと思うんですけど、僕は自分の作品を載せるのであれば、ちゃんと関わりたいなという気持ちがあって。特に写真集の場合は「色校」という、印刷物の色を見る作業があるんですけど、それに参加させていただいたりもしました。例えば“ここの緑と紫のフリンジ、ちょっと抑えてください”って言ったりとか(笑)。そういうところまで細かくこだわりをもってやりました。

中島:全然違います! だからすごく勉強になりましたね。あぁ、この紙だとこう出るのかとかプリントによっても違いますし、本当に尽きない作業でした。

「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品12

中島:タイトルもすごく考えに考えました。まずは、集大成とさきほどお伝えしましたが、自分自身が表現されているということが大事だなと思ったんです。英語で“自分というもの”を表す言葉として「Who I am」がありますよね。そして、僕が写真好きだからこそ、それにまつわる用語をそこにうまく絡められないかなと考えたときに、“Hue”という言葉があったと思って。この写真集を通していろんな色相の僕に皆さんが出会ってもらえたらという意味を込めて、造語ですけど『Hue I am』にしました。

中島:恥ずかしいですね、こんなに自分のこだわりをお見せするのは(笑)。


「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品13

中島:これ好きですね~。

中島:そうですね。さっきの偶然性みたいな話ですけど、本当にこういう瞬間を撮るのが面白いです。これはみんなで夜ご飯を食べた後、ホテルまで歩いて帰っている道の途中でたまたま撮りました。もう今日は特に撮影しないね、みたいな感じだったんですけど、カメラをぶら下げてはいたので“え、この逆光きれいかも”と思ってとっさに撮ることができました。ちょうど歩道を渡ってる人がいましたが、人の動きを感じるのもすごく楽しいんですよね。普段はない視点ですが、人が歩くことでここはこう写るよねというような。その加減のいいところを待って撮るのも面白かったですし、逆光が相まってすごくきれいでしたね。

中島:うわー、場合によると思います。だけど全部見ると忙しくなっちゃうんで、どっちかに集中するときはあります。

中島:なんかそういうときのほうがね! こう、いいものが撮れたりするのかもしれないなっていう。

中島:そうですよねぇ。

「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品14

中島:夜ですね、はい。やっぱりこの、日本では見ない歩行者用の“ちょっと待っててくださいね”という電光掲示板がすごくかわいくて。少しモダンな撮り方をしてみました。

中島:そうですね(笑)。スマホをあえて入れるっていうことをしています。


「CP+2026」のトークセッションで投影された中島裕翔さんの写真作品15

中島:これ、映画館なんですよ。すごくクラシックな映画館があって、席一つ一つにこういうテーブルとランプが置いてあって。その奥行きを出すために、ここでは縦で撮りましたね。

中島:変えますね。横のほうがきれいに見せられるかなとか、縦のほうが奥行きが出るなとか。やっぱり自分が出会ったそのシチュエーションごとに変えている気がします。

中島:僕は高画素モデルを使っているので、画素数が増えれば増えるほど結構ブレにはシビアになってくるんですよ。なのでシャッタースピードは気をつけるようにしていますね。でも、ISO感度を上げてもそこまでノイズが出ないモデルでもあるので、そちらのほうでちょっと明るさを担保したりもしていて。だから、いろいろ組み合わせてますよね。

中島:いや、感動しますね、本当に。だから“すごい! 全然大丈夫だ! ありがとう!”と思いながら撮りますよね、そういうときって(笑)。

中島:挑戦しやすいと思います! 本当に多分、皆さんが思っている以上に自分の思いみたいなものを自由に撮ることができるので。めちゃくちゃいいと思いますね。

中島:そうですね、楽しんでほしいです!

中島:このときは、カメラは2台持っていって。でも、今日つけている24-70mmとか、16-35mmのレンズとかは、やっぱりこれだけでもちょっと大きいですよね。なので、オールドレンズを混ぜたりして、いろいろ持っていけるようにしました。最初は海外に自分の愛機を持っていくのがちょっと心配で。“大丈夫かな? 盗まれたりしないかな?”みたいな気持ちになるじゃないですか(笑)。

中島:だからちょっと怖かったんですけど、思い切って結構いろいろ持っていきました。

中島:やっぱりあると助かりましたね。引きのレンズ1本で、あとでクロップすればいいかっていう考えもあるんですけど、できるだけ現場レベルできれいなものにしておきたいとなると、自由がきくレンズがいいなって思いますね。きっとSonyさんにも、自由度の高いレンズがたくさんあると思うので、僕ももっと使っていきたいです。

中島:ズームレンズ最強ですね。50-150mmとか!

中島:いえ、まだないんですよ。使ってみたいです! きっと感動しますよね。

中島:違いましたね。日本は自分が見慣れてしまっているものが多いというのもあるんですけど、ロンドンでは建物がすごくおしゃれに見えて。だからそんなに気負わず、適当に撮った写真がすごくいい、みたいな場面も多々あったんですよ。本当に狙って狙って撮るような作品づくりももちろんいいんですけど、さっきもお話ししたように、意外と偶然撮れたものがよかったな、悔しいな、っていう(笑)。フォルダを見直していて、そういった偶然性がたくさんあったと言いますか。

中島:海外のほうが、そのハードルがちょっと低いような気がしています。あと、ロンドンは色がきれいな街でしたね。人が身につけている色もそうですし。僕の写真集に入っている作品の中で“おばあちゃんの後ろ姿”があるんです。ピンクとか黄色とか、いろんな色を使っているおばあさまで、あぁ色がかわいいなって。だから滞在中は基本的に人に話しかけるようにして、ちょっと撮らせてもらったり、みたいなこともしました。

中島:はい、少し緊張しましたね、やっぱり(笑)。でもそういうことがなんだかすごくフランクにできる街でした。ただ、撮れるものは違うんですけど、撮影するうえで大事にしていることはどこにいても一緒かなという感じはします。

中島:ヨーロッパにあまり行ったことがないのですが、一度国際映画祭で訪れたベルリンには、また行きたいなと思います。そのときはなかなかのスケジュールで、1泊3日だったんですよ(笑)。だから全然写真も撮れなくて。もうちょっと堪能したいですね。

 

これからも、“表現すること”と向き合っていきたい

中島:どうなんですかね...自分の中の“光にフォーカスを当てたい”という、そこの軸は多分ぶれないと思うんですよ。ただその中で、視点が変化していくのかなとは思います。カメラを向ける場所だったり、自分が見る場所だったりっていうのはどんどん変わっていくし、カメラもこれだけ進化しているので、おそらく表現方法も変わっていくと思うんですよね。いい変化は積極的に取り入れながら、今後も撮っていきたいなと思います。

中島:僕にとって本当にありがたい存在ですね。こういった会場に来て、カメラが大好きな皆さんに向けてお話しする機会も僕は初めてで、本当に興奮してるんですよ! 普段はマニアックさが出すぎないようにちょっと自制しているところもあったんですけど(笑)、ここに来られてすごく光栄ですし、それもメンズノンノチームのおかげでもあります。本当に僕のやりたいことに対して“思う存分にやってください!”って言ってくれるので。じゃないと多分連載もできていなかったと思いますし、僕のマニアックさを知っているからこそ、そういう点を引き出してくれるのがすごくありがたいんで、今後もウェブ連載『GAROU』でいろいろ変化を見せていけたらなって思うんですよ。それで、昨年まではストリートでのスナップをお届けしていましたが、実は今年に入ってリニューアルをしていまして、今はスタジオワークにも入っています。例えば、1回目では“物撮り”をしたりとか。

中島:そうです。そして2回目はセルフポートレートを撮るためにライティングを学ぶという、武者修行編みたいな感じになっていますので、カメラやライティングにご興味のある方は、ぜひお越しください。ウェブなんですけどね、あの、“お越しください”!

中島:そうなんです! ありがたいことにですね、私がやってるウェブ連載の『GAROU』が...“リアルGAROU”として写真展になります!

(拍手!)

中島:場所が『ソニーイメージングギャラリー銀座』ということで、そこで写真展を今年の夏に開催予定ですので、ぜひお時間ある方はお越しください!

中島:本当ですよ! だってそれをめざして、実際の画廊のようなデザインにしていたところがあったんですから。本当に写真展ができるんだっていう、もう喜びでいっぱいです。

中島:あります、もちろん。すごくすてきな場所だと思うので、いっぱい飾りたいなと思います。

中島:はい、楽しみにしていてください!

中島:いや、もう、写真撮りましょう! 自分の表現したいものが自由に形にできる時代って、本当にすごいことだなと思います。カメラや写真、映像を通して表現するということを広げていくと、自分の世界が、日常が、見る世界が変わっていく気がするので、ぜひ皆さんも、カメラを通して人生にもうひとつ楽しみを増やしてほしいなって思います。今日はありがとうございました。

中島:(歓声に手を振り)ありがとうございました。

After Talk!

セミナーを終えた控室で、興奮冷めやらぬ裕翔さんにインタビュー!

中島:大感動ですね。大感激! こんなふうに、自分がやってきたことがどんどんつながっていく楽しさを感じられるのって、すごく幸せです。ありがとうございました。

中島:本当にそうですよ! ぼんやりと、こんなことができたらいいなって『GAROU』での撮影のときも話していましたけど、実際にこういうカメラの大きな祭典におじゃまできて、しかも写真展につながるというのは...すごい! ちっちゃい頃からの夢のひとつが、ようやく現実になってきているんだなと実感した!

中島:普段のカメラに対する“マニアック中島”が全開になりましたね(笑)。話していて、客席の皆さんに“伝わっている”という手ごたえがあってすごくうれしかったので、惜しげもなく、ぶわーってしゃべっちゃいました(笑)。ステージが1コマ35分と聞いていたんで、“えっ短い!”って思って詰め込めるだけ詰め込みましたが、もっといけます!

中島:よかったです。カメラに対して持っている自分のワールド全開でできました! でも、カメラが好きな方々に響いてほしいという気持ちだけでなく、ちょっと難しいなって思っている人が一歩踏み出すきっかけにもなったらいいなと思ってお話ししました。

中島:そうそう、カメラを始めたばかりの頃に自分が同じように思ったことがあるからこそ、これから使ってみたいと思っている人や、ちょっと尻込みしている人に、もっと興味を持ってもらいたくて。Sonyのカメラも、幅広い層のユーザーが使っているだけあって、手に取りやすいと思うんだよね。突き詰めればいくらでも深掘りりできる世界だけど、まずは「こんなにきれいに撮れるんだ! 楽しいな!」っていう感動を味わうところからかなと。だから、機材や細かい設定なんかの話以外にも、写真を撮るということの楽しさもお話ししたかったんです。

中島:それは一番うれしい。カメラや写真の楽しさは、ステージの最後にお伝えした言葉に尽きるので、少しでも誰かの人生の楽しみみたいなものが増えることにつながるといいな。

中島:改めてマニアックなことやってるなぁと思った(笑)。それをよしとしてくれるこのチームじゃないと出せない写真だったかもなっていうものが、今回のステージでご紹介した中にもいくつかあって。例えば『GAROU』パートの1枚目(タイトル:「春ランニング」)とか、大きな画面で見て改めて“いやいやピントそこしか合ってないんじゃん!”って自分に突っ込んでしまったけど、写真としてはやっぱり好きだし、むしろそこが自分らしさだよなと自分でも感じられたので、発表できてよかったなぁと改めて思ったり。今回、さすがSonyさんという感じで、モニターも動画配信用の4Kカメラも最先端のものが用意されていたのが圧巻で。そんな贅沢な環境だとさらに、自分のマニアックなこだわりがより鮮明に映し出される感じがして、感動しました。こだわりがあるほどいいなと自信になりましたね。

中島:そうそう(笑)。こだわった部分も全部大写しになるから、“うわースゲー!”って。自分の写真に対して、けっこう素のテンションで「きれい」って言っちゃった(笑)。

中島:普段から高画素モデル(のカメラ)で写真を撮るようにしていますからね。そのバッファがある分、自分で編集するときにもけっこうデータをいじめられるので。まだ使い始めの頃に、画素数を落として撮ったものをレタッチしてガビガビになっちゃった経験があるので、基本的に“あればあるほどいい”“大は小を兼ねる!”と思っています。それでステージでもお話ししたとおり、手が伸びるのはRシリーズのような高画素モデルになるんですよね。暗いシーンでは使いにくくなることもあるけど、そういう場合は別のモデルとあわせて使い分けています...って、ちょっとステージの延長戦みたくなってきた(笑)。

中島:(拍手!)いや~、本当にうれしい! 

中島:はい! 今回のご縁がつながって、『ソニーイメージングギャラリー銀座』というすばらしい場所で展示をさせていただけるので、僕も本当にわくわくしています。それに向けて今は、どういう場所で撮るのか検討を重ねているところで、実際に自分もロケハンから参加させてもらっています。いやぁ楽しいですね...やっぱり自分が参加できる工程が増えれば増えるほど思いがのっかっていくなぁっていう。写真集制作のときに感じた気持ちと一緒なんですが、いろんなプロセスに関わらせてもらうことでより思い入れや愛情も強くなるし、勉強にもなります。それでまた知識が深まって、さらにやりたいことが増えていく。だからすごくいい機会だなと思って、もうすでに、編集部へのムードボードの提出にはじまり、数日間にわたるチームとのロケハンにがっつり同行したり、データを細かく整理したりと、本格的に向き合っています。あと、僕自身の肖像も展示したいと思っているので、どういう衣装がいいかも考え中。すてきな内容にするべく絶賛アイデアを練っているところなので、楽しみに続報をお待ちください。

中島裕翔×MEN’S NON-NO
『GAROU』写真展、ついに開催決定!

2026年8月に開催する中島裕翔さんとメンズノンノ、ソニーのコラボイベント「GAROU」リアル写真展の告知

展示に関する告知は今後、下記のInstagramアカウントやメンズノンノウェブ『GAROU』などでお知らせします。

●WEB SITE
『GAROU』

●Instagram
@yuto_nakajima_special
@mensnonnojp
@iam_yuto_nakajima

Photos(repo): Teppei Hoshida Hair & Make-up: NOBUKIYO Stylist: Yoshiaki Komatsu

ジャケット¥79,200・パンツ¥39,600(ともにマーカウエア)/パーキング その他/スタイリスト私物

【協力店】
パーキング TEL:03-6412-8217

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