▼ WPの本文 ▼
2017年の7月号をもって、坂口健太郎がメンズノンノ専属モデルを卒業した。
いつからだろう、町の書店の店頭で、駅や街頭の広告で、あるいはSNSで、健ちゃんをよく見かけるようになった。電車の中で、うら若き少女達の「坂口健太郎!」という黄色い声を聞くことも多々。家にTVがなく、お茶の間事情に明るくない僕が気づかぬうちに、健ちゃんは“みんなの健ちゃん”になっていた。
これはもう革命だと思う。
友達がスターになっていく姿はとても眩しく誇らしいものだった。不思議と悔しくない。そう思わせてくれるのも、健ちゃんの優しい人間性のおかげだ。
初めて彼に会ったのは、僕がメンズノンノモデルオーディションに合格して一発目の撮影。ロケバスで僕は健ちゃんの隣に座った。
「あ、坂口さん、メンズノンノで見たことあるなあ」くらいの印象。
ボサボサの髪とブカブカのTシャツにチャコのサンダル。身体だけ持ってきました、と言わんばかりの軽さが浮世離れしていた。“オーラ”とはまた違う、ゆらゆらと不思議な存在感だった。(ちなみに人生で最もオーラに圧倒されたのは栁 俊太郎に初めて会ったとき。その話は、またいつか)
空が朝になっていく薄明かりの中で、健ちゃんは背中を丸めて車窓にもたれかかり、裸の文庫本を片手に眠っていた。
環境、ファッション、髪の色がいくら変わろうとも、僕が感じる健ちゃんの空気はずっとあのときのまま。
バスを降りて気づいたのは、彼の身長とガタイの大きさ。巨人だと思った。顔つきだけ少年のまま、身体だけ発達した巨人少年。僕が21歳で、健ちゃんは20歳だったね。
坂口健太郎のアンニュイな魅力は、その身体のバランスのギャップに集約されていると思う。外見もさることながら内面も最高な男なのだが… ここで語りきるにはまだ早いし、読者のみなさんならよく知っているだろうから割愛。
とにかく、表に出ないプライベートでも健ちゃんは健ちゃんらしい優しい男なんだと言いたい。僕だけでなく、出逢った人みんなを虜にしてしまうのだ。メンズノンノと彼の関係がそれを表している。こんなことが有り得るのかと不思議に思う、でも間違いない。メンズノンノは坂口健太郎に恋をしたんだ。
恋する女性は、磨かれて可愛くなると言う。メンズノンノを女性に例えるのはおかしいかもしれないけれど、メンズノンノ自体も健ちゃんのために変わっていったと思う。
僕なんかが考察するなんておこがましいが、メンズノンノが彼を送り出すのは“恋心”との決別のドラマ。こんな歌が似合うのではないかと。
そして、思い出の写真
▲ WPの本文 ▲







![感無量だった初めての大舞台と、先輩方の優しさ[髙橋紅輝ブログ]](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2025/11/blog-2025-11-17-koki-eye-440x330.jpg)


![感無量だった初めての大舞台と、先輩方の優しさ[髙橋紅輝ブログ]](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2025/11/blog-2025-11-17-koki-eye-880x660.jpg)
![大きすぎるキャリーケースとセルフ・ハンディキャッピング。[海谷遠音ブログ]](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2025/11/blog-kaiya-1112-880x660.jpg)
![実は、明るい髪色もお気に入り。まだまだ楽しみます![髙橋大翔ブログ]](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2025/11/blog-2025-11-13-hiroto-eye.jpg)
![名前が見えて嬉しかった! 「ガールズアワード」ありがとうございました![四坂亮翔ブログ]](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2025/11/blog-2025-11-21-shisaka.png)
![秋はどこにいった? 寒さに負けず、役作りのため筋トレの日々[野村康太ブログ]](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2025/11/blog-nomura-1112-880x660.jpg)
![ブーツ特集で四坂と。叫んで跳ねて、最高の撮影に![松井大奈ブログ]](https://www.mensnonno.jp/wp-content/uploads/2025/11/blog-2025-11-17-matsui-eye.jpg)
















