ソウルで訪ねたクリエイティブ・ディレクターの部屋「アフリカ・インドの文化と今のソウルをMIX」【ソウルのクリエイタROOMツアー】
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韓国のクリエイティブディレクター、キム・ドフンさんの自宅を拝見すると…自由なマインドで年代やスタイルをミックスしまくり、欲しいものや足りないものはDIYするフリーマインド! 頭をほぐしてインテリアを楽しむお手本だ!
김도훈
CREATIVE DIRECTOR
2LDK
愛犬ソグンとの2人暮らしにちょうどいい、ひと部屋ずつがコンパクトな2LDK。プライベートを重視するドフンさんの感性が各スペースごとに光る。
北欧のデザインを再解釈するユニセックスブランド、アンダースンベルのクリエイティブディレクター。
キム・ドフンさんのスナップ記事はこちら
アフリカ・インド・エジプトの色彩や民芸をインスピレーションにソウルの今のムードとミックス。
あたたかみのあるブラウンを軸にしたリビングは、TOILETPAPERのイエローのクッションや、ノグチ・テーブルの曲線的なデザインに合わせたカラフルなラグなど、色が随所にきいた空間。
家で一切、仕事をしないのがポリシー。身も心も休まることだけを考えた自宅です。写真集を眺める場所、音楽を楽しむ場所、書籍を読んだり映画を観る場所…とスペースごとにムードが異なるので家の中でも気分転換しやすいですね。ただし共通しているのはアフリカンやインディアンの要素を取り入れたこと。ビビッドな色彩が自由な感覚を与えてくれるし、さらに素朴なフォークアートは空間にぬくもりを演出してくれます。
Dining
自身のデザインを家具専門店に持ち込んで作った本棚に写真集がぎっしり。伝説のロックバンドであるザ・ストーン・ローゼズの10代の頃の姿が掲載され、写真家のユルゲン・テラーが若き日にカバーを撮影した雑誌『SPIKE ISLAND』は今では入手困難。ヘルムート・ニュートンやヴォルフガング・ティルマンスなど、ファッションと親和性のある写真集に加えバウハウスの図録やピンク・フロイドのポスターも。
Shoes box
40足ほど靴を保管するための大きなシューズボックスは「見せない収納」。自身がデザインを手がけたアンダースンベルの別注スニーカーも保管。
Bedroom
西アジアの部屋のように淡いカラーを多色組み合わせた寝具で、穏やかに眠り気持ちよく目覚める。
Bathroom
入居時に自身でデザインしたタイルを特注。ゴールドを交えた一面がラグジュアリーな空間を演出する。
Theater room
映画観賞用の小さな部屋。ジム・ジャームッシュの『ストレンジャー・ザン・パラダイス』がお気に入り。
DJ booth
ホームパーティでDJプレイが楽しめるブースは、サルバドール・ダリやジャクソン・ポロックなど過去に訪れた展示のポスターで彩られる。ソニック・ユースから山下達郎まで音楽の趣味は幅広い。
最も影響を受けた写真家シンディ・シャーマンのポスターを各部屋に配置。
書籍は写真集と分けて整理しベッドルームにも数冊を常備。今読んでいるのは村上春樹。
ケニアのフォークアートは最近ソウルで購入したもの。
Photos:Kanta Matsubayashi Composition & Text:Takako Nagai
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