▼ WPの本文 ▼
ファッションも音楽もサブカルチャーもエネルギッシュに躍動した“Y2K”の時代に若者たちのストリートアイコンとしてたびたび本誌の表紙も飾ってくれた窪塚洋介さん。そして二十数年の時を経て、次世代を担う役者としてぐんぐん存在感を高めている息子の窪塚愛流さん。そんな二人が世代を超えてそれぞれの個性を重ね合わせるように、そして時代と時代、親子の絆を“ノットで結ぶ”かのように、一体感のあるタイドアップスタイルで登場。まさにメンズノンノ40周年記念号にふさわしいスペシャルセッションが実現した!
窪塚洋介&窪塚愛流
Tied UP!

洋介さんはショールカラーのウールジャケットをシックに、愛流さんはショートトレンチに巻きスカートでパンクの気分を取り入れて。ともにタイドアップで装うブラウンのセットアップスタイルは各々らしさが引き立ちつつ親子ならではのシンクロニシティを感じさせる。
[洋介さん]ジャケット¥104,500・シャツ¥46,200/イレニサ パンツ(シュタイン)¥48,400/エンケル ネクタイ(アット ヴァンヌッチ)¥42,900/ビームスF
[愛流さん]コート¥103,400・スカート¥59,400・パンツ¥46,200/イレニサ シャツ(シュタイン)¥52,800/エンケル ネクタイ(アット ヴァンヌッチ)¥51,700/ビームスF
愛流には愛流の道を見つけてほしい

代表作のひとつである主演映画『ピンポン』の公開に先駆け、本誌2002年6月号の表紙&カバーストーリーに私服姿で登場した窪塚洋介さん(写真は特集の扉ページ)。同作の主人公「ペコ」の名言も交えながら「オンリーワンになりたい」と語る若き日のピースフルな素顔と言葉を、余すところなく掲載した。(写真:藤代冥砂 文:金原由佳)
(かつて表紙を飾ったメンズノンノ2002年6月号の誌面を眺めながら)エモいなぁ。当時のメンズノンノにはスタイリストさんに入ってもらわず全部私服で出させてもらって。本音なんだけれど自分の中で誇張されたメッセージを世の中に投げかけていた自分に対して、何か違うなと感じ始め、バランスが変わってちょっと「スピってた」時代。石なんてつけちゃって、自由すぎますよね。だからだんだん呼ばれなくなったのかもしれない(笑)。

(当時の自身と同じくらいの年頃になった今の愛流さんを見て)ひとつ思うのは、自分も「俺に育てられてみたかったな」と。もちろん自分の両親に育てられたことを誇りに思うし、普通の家庭だったこともむしろバネにはなりましたけど、逆に自分が愛流みたいに特殊な親のもとで育っていたらどんな仕上がりになっていたんだろうと想像すると、うらやましくもあるんですよ。だからこそ愛流には、俺が歩けなかった道を歩いてほしい。いろいろ背負っているばっかりに比べられるところはあるんだろうけど、そこも込み込みで自分らしく人生を楽しんでもらえたらうれしいですね。
―窪塚洋介―

ウール、コットン、リネンの混紡糸で織り上げられた上質なオックスフォード生地のダブルブレステッドジャケットを、プレーンな白シャツ+ブラックタイでミニマルに。様々な人生の機微を経験しながら“現在”を楽しむ洋介さんだからこそ、シンプルかつエレガントな装いに大人の深みがにじみ出る。
ジャケット¥103,400・シャツ¥39,600・ネクタイ¥26,400/オーラリー
この悔しい気持ちを力に変えたい

2003年6月号。同年公開の映画『魔界転生』になぞらえながら、「混沌とした現実世界のリアル」を独自の視点でとらえる洋介さんをエモーショナルに切り取ったポートレート特集。この年の10月に生まれたのが愛流さん。時代を超え、こうして二人が並ぶとどこか共通した雰囲気を感じさせる。(写真:富永よしえ 文:佐藤裕美)
昔、父がメンズノンノの表紙を飾っていたのはもちろん知っていましたが、当時僕はまだ生まれていなかったのでこうして“現物”を見るのは初めてです。すごいなと思いつつ、シンプルに「くそー! 悔しいな!」って。最近は以前にも増して「壁を突き破っていきたい」という衝動に駆られていて、普段から楽しいと思うことだけではなく、苦しいとか、しんどいとか、なんか自分が気持ち悪いなぁとか、そういったある種の“怒り”も自分にとって大事なモチベーションになっているんです。だからこの誌面を見ると、より一層今の自分に対して腹が立ちます。その気持ちをもっともっと、成長するためのエネルギーに変えていきたいなと思います。

まだまだ、写真でも映像でもカメラの前に立つときに殻から飛び出せない自分がいます。でもいつかは、きっと父がそうだったように、どの瞬間、どの表情を切り取られてもそのときどきの自分の色が出せるよう、ハングリーに自分の本気というものを突き詰めていきたいです。僕は僕らしく、地に足をつけて、表現の幅をもっと広げていきます!
―窪塚愛流―

ほのかにグレーがかったフェードブルーのヘリンボーンウールジャケットと同色のタイを、上品なペールイエローのシャツに。ベーシックな中にも繊細さが同居するモダンなタイドアップスタイルが、今の愛流さんによく似合う。
ジャケット¥71,500・シャツ¥39,600・ネクタイ¥26,400/オーラリー
PROFILE
Photos:Yoshie Tominaga[W] Hair:ASASHI[ota office](for Yosuke Kubozuka) Hair&Make-up:Katsuyoshi Kojima[TRON](for Airu Kubozuka) Stylist:Shinichi Miter[KiKi inc.] Models:Yosuke Kubozuka Airu Kubozuka Composition&Text:Kai Tokuhara[Sea LLC.]

▲ WPの本文 ▲



























