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武藤敬司&長州力がモテ期を語る!アントニオ猪木さんのことも…10カウントインタビュー<後編>

武藤敬司&長州力がモテ期を語る!アントニオ猪木さんのことも…10カウントインタビュー<後編>

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2月21日、プロレスの天才・武藤敬司がついに引退する。この一大イベントを前に、メンズノンノウェブでは読者からの10の質問に答えてもらう形でスペシャル対談が実現! お相手は、プロレスラーの大先輩であり、いまやバラエティ番組やYouTubeなどで名コンビとして登場することも多い長州力さん。前半戦に続き、後半も二人の絶妙な掛け合いが繰り広げられる! そして、二人のトークは故・アントニオ猪木氏やプロレスの未来まで広がっていき…。

メンズノンノ限定インタビュー

ぶっちゃけ、どちらがモテましたか?

長州 なに、持てるってバーベルか? 若い頃はすごかったよ。

武藤 バーベルじゃないでしょ(笑)。

長州 わかってるよ。俺は全然そういうのはないね。モテない。終わったら若い連中とメシを食いに行くぐらいなもの。敬司は若い頃はかわいい顔をしていたからね。最初に見たとき、千葉真一みたいな顔をしているなと思った。

武藤 そんなこと思ってたんですか!

長州 今はつるっつるじゃん。こういうやつって頭の形がいいんだよね。だから、ハリウッドの俳優さんで、『王様と私』とかに出ていたユル・ブリンナーという人がいるんだけど、あの人に似てるよね。

――あぁ、似てますね。頭の形とか。

長州 オマエ、なに喜んでるんだよ。

武藤 別に喜んでないですよ(笑)。

――武藤さんは、若手の頃、それこそ闘魂三銃士の頃とかは相当モテました?

武藤 まあまあ、そこそこですね。

長州 何だ、その言い方は。

武藤 いや、本当にそうだったから。バレンタインのチョコレート、いっぱいもらいましたよ。

長州 まぁ、敬司は多かったね。

武藤 うん、すごくもらった。でも、言うほどそんなにモテなかったかな。

メンズノンノ限定インタビュー

武藤さんは2月21日に引退試合を迎えます。先に引退したプロレスラーの先輩として、長州さんから武藤さんに送るアドバイスはありますか?

長州 別にないよ。

――長州さんは 2019年の引退試合で奥さまをリングに上げて、キスしましたよね。

武藤 あれは周りが仕込むんでしょう?

長州 いや。あれはまったく違う。あれは仕込みでも何でもない。

武藤 そうなんですか。

長州 うん。最後だからということで、家内と娘たちが来ていて、ちょっと困らせてやろうと思ってリングに上げたんだ。

武藤 いきなり?

長州 そう。

武藤 言ってなかったんだ。

長州 最初はロッキーみたいに叫んでやろうかなと思って。でも、それやったら、あいつは逃げちゃうから。逃げられても困るから、まぁ、そんなところですよ。オマエもやれば?

武藤 いや、俺はいいですよ(笑)。

メンズノンノ限定インタビュー長州に話す武藤1

武藤さんが引退し、いわゆるアントニオ猪木さんがつくりあげたプロレスも終わるという声もあります。今後のプロレスはどうなっていくと思いますか?

長州 プロレスは絶対なくならない、今後も。

武藤 だけど、猪木さんの教えていたプロレスはもう終わりですよね。

長州 まぁ、昭和のプロレスはな。

武藤 昭和のプロレスはもうなくなる。今のエースのオカダ(・カズチカ)とかさ、猪木さんのことは直接知らないもんね。

長州 でも、それでいいんだよ。彼らは彼らのリングの中での描き方があるわけだから。

――猪木さんってお二人にとってどんな存在だったんですか?

長州 会長は、ほんとにすばらしいレスラーだったと思う。すごいですよ。なんか発想が全然違う。なんであんなことを考えられるんだってぐらい、常人離れしてたね。

武藤 ほんとそうですね。

長州 タバスコを日本に広めたのは会長だからね。タバスコが流行るって、どうやったら思いつくのかって話ですよ。

武藤 俺、最後に猪木さんに会ったとき、「プロレスリング・マスターズに出てください」ってお願いに行ったんですよ。その話は「いいよ」ですぐ終わったんだけど、そのあとに2時間もプラズマの話。プラスチックをなくす話を延々聞かされましたもん(笑)。

長州 まぁ、ちょっと怪しいのもあるけど、ほんとにいろいろなことをやってたよな。マテ茶とかさ。

武藤 まだ日本でウーロン茶すら流行っていない時期に、もうマテ茶をやってたからね。

長州 すべてが早い。

武藤 そうそう。

長州 すごかったよ。

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武藤 これは最近知った話なんですけど、猪木さんに引退試合に来てもらうのは無理としても、ビデオメッセージとかでお願いはしようと思っていたんですよ。で、猪木さんに近い人から聞いたのが、猪木さんの誕生日って2月20日で、今年で80歳だったんですって。俺の引退試合が2月21日でしょ。猪木さんが「80歳になっていちばん初めの仕事が武藤の仕事か」と言ってくれていたらしいんですよ。

長州 オマエ、誕生日で言わせれば、俺はどうなる。「1、2、3、ダー」じゃん。

武藤 えっ、なに? 俺、それ全然理解できない(笑)。

長州 1、2、3 っていったら、12月3日じゃん。

武藤 あぁ、長州さんの誕生日が。

長州 そう。

武藤 知らなかった。1、2、3 ね。おめでとうっす。

長州 いやいや。それはいいんだよ。もう終わっているからな。だから、早く持ってこいよ、バカ!

武藤 何を? ご祝儀?

長州 違うよ。

武藤 あぁ、オーパス・ワンね。

長州 そうだよ。もう半年以上たつ。

――約束していたんですか?

長州 そう。

武藤 オーパスのマグナムボトルがあって、それをあげるって話があったんですよ。でも、遠くてね、熱海は。

長州 おい、どれくらいオマエと会ってるんだよ!

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武藤 それって一緒に飲もうということですか?

長州 バカ。二人でマグナム飲みきれるか。もったいない。

武藤 飲みきれますよ。マグナムっていっても2本分でしょ。

長州 俺、ワインはわからないけど、オーパスは好きなんだよ。敬司はワイン派なんだ。そこも全然違う。

武藤 長州さん、泡盛も好きなんですよね。

長州 あぁ。

武藤 度数が強いのが好きってことですね。

長州 いや、違う。迎えが早いからいいんだよ。こいつはもう延々と飲んでるから。

武藤 せっかちだから。早く酔いたいんですよね。

長州 なに言ってるんだ。ちびりちびり飲んで会話するのがしんどいんだよ。

武藤 ほんとにせっかちですよね。こういう仕事があったって、絶対早めに入るでしょ。

――今日も早かったです。

長州 遅れて来るよりは早めに入ったほうが安心するんだよ。遅れるというのは、すごく落ち着かないの。なんかね、取り残されたみたいな。

武藤 テレビの収録のときも、「はい、終わりました」と言ったら、もうそのままぶわーっと、どこにも寄らないで直行だからね。ほんとにせっかちなの。そんなに急いでどこに行ってるんですか?

長州 家だよ。ばかやろう。

武藤 家族はそんなに早く帰ってきても迷惑でしょ(笑)。

長州 オマエ、俺んちの家族知ってんのか。玄関で三つ指ついて、「お帰りなさいませ」だよ。

武藤 ほんとですか!?

長州 ウソだよ!

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武藤さんは、引退後はどのようなセカンドキャリアを考えていますか?

長州 敬司は、まだいろいろなことを考えているんじゃない?

武藤 考えていないですよ。俺、今、ひざのところに人工関節を入れているからね。人工関節自体は強いけど、年とれば骨が弱くなって、合わなくなるとダメになる。そうならないために、やっぱり運動とかをしてなきゃいけなくて。だから、トレーニングは続けるとは思うけど、それ以外のことはまだ考えてないね。引退試合もあるし。

長州 まぁ、そうだな。

武藤 この壊した体をいたわっていかないと。普通のおじさんをめざして頑張るしかないよ。普通のおじさんじゃないですもんね、俺たち。

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長州さんは声優や俳優としても活動されています。武藤さんも声優とか興味はないんですか?

武藤 俺、1回だけね、『サブイボマスク』という映画でファンキー加藤くんのお父さん役で出たことがあって。それが途中でアニメになるところがあって、俺も声優みたいなことをやったんですよ。そのとき知ったんだけど、俺のしゃべりに合わせてアニメが動いてくれるの。あれはすごかったね。

長州 じゃないとできないよ。

武藤 そうですよ。こっちがアニメの口の動きに合わせろって言われても絶対ムリ。

長州 声とかも、こんなダミ声で詰まるような声じゃないんだ。似ているけど、なんか聞きやすいんだよ。

武藤 あれ、『がんばれ!長州くん』でしたっけ。 NGとか出したりするんですか?

長州 あるよ。「もうちょっと画面に合わせてしゃべって」とか。

――(PC 画面を見せながら)『がんばれ!長州くん』はこれですよね。

長州 見せなくていい。見たいと思わない。

武藤 孫が喜ぶでしょう。

長州 いや、見ない。

――声優はおすすめしないですか?

長州 敬司がやりたいならやればいいよ。まぁ、オマエはこれからいろいろなことができるから。

武藤 やれることはやるし、やれないことはやらない。そういえば、ちょっと前に長州さんと旅番組に出たけど、歩くのがツラかった。長州さん、ブチギレてましたよね。

長州 あれはひどかった。俺たちにどれだけ歩かせるんだって。あいつらはバカだよ。ああいうのはもうやらない。

武藤 俺も歩かなきゃいけないのはムリですね。だから、M-1ですよ。

長州 オマエ、まだ言ってるのか。

武藤 長州さん、やりましょうよ。

長州 ない、ない。よし、もう十分でしょ。終わり、終わり。帰るぞ。

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武藤敬司

1962年12月23日生まれ、山梨県富士吉田市出身。84年に新日本プロレスに入門。同年10月にデビュー。蝶野正洋、故・橋本真也と「闘魂三銃士」として90年代のプロレスを牽引した。海外ではグレート・ムタとしても活躍。2002年に全日本プロレスに移籍し、代表取締役社長に就任。13年には新団体「WRESTLE-1」を旗揚げ。18年3月に最後のムーンサルトプレスを披露し、両ひざの人工関節手術に踏み切る。20年4月1日のWRESTLE-1活動休止後はプロレスリング・ノアに電撃入団。21年2月、日本武道館でのタイトルマッチでGHCヘビー級王座を奪取、日本プロレス史上3人目となるグランドスラム(メジャー3団体のシングル王座制覇)を達成した。今年2月21日に東京ドームで引退試合を開催する。

長州力

1951年12月3日生まれ、山口県周南市出身。専修大学時代にレスリングでミュンヘン五輪出場の経歴を引っ提げ、73年12月に新日本プロレス入団。翌74年8月8日にデビュー。82年、新日本プロレスに反旗を翻し、藤波辰巳(現・辰爾)との抗争に発展。藤波との一連の闘いは「名勝負数え唄」と称され、日本中が熱狂した。以後、ジャパン・プロレスを設立し、全日本プロレス参戦から新日本へのUターン、復帰後は現場監督として90年代の黄金時代を築き、98年1月4日には引退試合を行った。しかし、2000年7月30日の大仁田厚との電流爆破デスマッチで現役復帰。その後、WJプロレスを旗揚げし、解散後はフリーとなり、2019年6月26日に東京・後楽園ホールで完全引退した。

Photos:Teppei Hoshida Text:Masayuki Sawada

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