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トレイルラン初心者必読。Nike ACGアスリート3人が語る、トレイルランニングのリアル。「山って、自分で命を守らなきゃいけない場所」。【MENʼS NON-NO RUNNING CLUB #03 後編】

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ランニング初心者に向けて、シューズ・ウェア・練習・レースなどさまざまな角度から”走りの基本”を学んでいく連載「MEN’S NON-NO RUNNING CLUB」。第3回のテーマは、トレイルランニング前編でギアについて学んだところで、後編では、部長の松井大奈がトレイルランに挑戦。国内外で活躍する3選手にトライルランの極意についても教わった!

「Nike ACG」のサポートを受け国内外で活躍するトレイルランナー3名、髙村 貴子選手、小笠原 光研選手、甲斐大貴(くれいじーかろ)選手が登場。初心者へのアドバイスからギアの着こなし方、自然の中を走るリアルまで、トレイルランニングの”知りたい”をまるごと聞いた。


今回話を聞いたのは...

甲斐 大貴(くれいじーかろ)

元陸上選手で順天堂大学スポーツ科学部出身。大学で培ったスポーツ科学の知識を活かし、自らトレ ーニング計画を組み立てることも。世界トップクラスのトレイルランナーたちが集う世界最古の 100マイル トレイルレースで、最も権威あるレースの一つである、「Western States 100マイル」で 2年連続 10位になるなど輝かしい結果を残している。

小笠原 光研

大学まではサッカーに打ち込み、大学時代に新たな挑戦としてトレイルランニングに出会う。社会人になってから本格的にレースへ出場し、国内主要レースで優勝・入賞を重ねるほか、日本代表として世界選手 権にも出場。2026年4月よりナイキ ACG の「All Conditions Racing Department」に所属。ミドルディスタンスを中心に活躍しながら、今後はウルトラレースにも挑戦していく。4月にオレゴンで行われた The Gorgeの50Kで優勝。先日行われたACG 崇礼 168 ウルトラトレイルの万龍 50kmで男子3位。

髙村 貴子

医師として活躍の傍ら、国内外のレースで幅広い実績を持つ。心拍数などの科学的データと⻑年培ってきた「感覚」の両方を高いレベルで組み合わせてトレーニングを行う。アスリートのメンタルヘルス支援にも強い関心を持ち、競技の第一線で活躍しながら次世代のトレイルランニング普及にも力を注ぐ。先日行われた ACG 崇礼 168 ウルトラトレイルの万龍 50km で女子2位。

トレイルランニング初心者へ
3選手からの正直なメッセージ

山って、自分で命を守らなきゃいけない場所

最近、10〜20代の若い世代でもトレイルランニングへの関心が高まっている。「デジタルデトックスしたい」「ウェアがおしゃれ」「自然に触れたい」というモチベーションで山を目指す人が増えるのは喜ばしいことだが、3選手が口を揃えて言うのは「まず安全を第一に」ということだった。


くれいじーかろ選手 山って、自分で命を守らなきゃいけない場所なんですよ。軽装、特にサンダルで行ったら本当に危ないし、飲み物を持たずに行ったらそもそも売っていないこともあるし、現金以外は使えない場合もある。山小屋まで2キロって書いてあっても、ロードの2キロと山の2キロは全然違う。まず下調べが大事です。体力より先に、情報。まずは山を知るためにハイキングから始めるのもすごくいいと思います。

小笠原選手 始め方や必要な持ち物、「このくらいのコースはこのくらいきついよ」という情報を、僕たち選手はもちろんメディアでももっと発信されたらいいですね。とはいえ、ルールを押しつけるのではなく、トレイルランの入り口がわかりやすくなるといいなと思います。せっかく興味を持ってくれた人が、情報不足で怖がって離れていってしまうのはもったいない。

髙村選手 私は知識ゼロで飛び込んだタイプ。いきなりレースに出て、自分の身体でこんなにきついんだって感じてきました(笑)。まずは一人ではなく、友人や経験者と一緒に走るのが安全で近道だと思います。山を走ることへの最低限のルールやマナーはあるけれど、難しく考えすぎず、楽しむ気持ちで挑戦してみてほしいです!


メンズノンノモデル松井 確かにSNSなどで楽しそうな様子を気軽に見れるから、「簡単に始められるかも」と思っている人も少なくないはず。でも高尾山など比較的初心者が登りやすい山でも、不安定な足場や気温差はしっかりありますよね。やっぱり自然の中に自分たちが“お邪魔する”感覚を忘れてはいけないというか。僕も発信する側としても受け取る側としても、その面を考えながらトレイルランに触れていくべきだなと思いました。

「ランニングコア」意識していますか?

メンズノンノモデル松井 ランニングウェアをライフスタイルにも落とし込む「ランニングコア」が、Z世代を中心にトレンドとして広がっています。ウェアをコーディネートする際に気をつけていることはありますか?


くれいじーかろ選手 パンツとシューズを黒系でまとめて、トップスに強いカラーを入れるか、全身黒でシューズだけ派手にするか。色が多すぎるとガチャガチャした印象になるので、シューズにイエローが入っているなら、どこかに同じ色を取り入れてと統一感を出すなど、シンプルにまとめることを意識しています。

小笠原選手 山でのウェア選びには安全面の配慮も必要ですね。黒はスタイリッシュでいいのですが、日が暮れると暗い服は目立たなくなる恐れが。オレンジなど視認性の高い明るい色をどこかに取り入れることで、安全性もグッと上がると思います!



3人が描くトレイルランニングの未来とは?

髙村選手 個人的には、アスリートのメンタルヘルスを助けるような仕事をしたくて。自分自身が一番苦しんできた部分でもあるので、その経験を活かせたらと思っています。ナイキには研究機関もあるので、そういうところで研究して、日本のスポーツ科学や医学に貢献できることがあれば、ぜひやっていきたい。

くれいじーかろ選手 DJがいて音楽が流れていて、エリート選手のレースを初心者が間近で見られる。子 どもも遊べるスペースがあって、来てくれた全員が何時間いても楽しい。そういう大会を作れたらいいなと思 っています。トレイルをまだあまり知らない人たちが、ここを入り口にできるような場にしたい。


小笠原選手 競技の世界だけじゃなく、業界を盛り上げることにも責任を感じています。一般の人がトレイルランニングのライブ感を感じられるような場を、もっと作っていきたい。個人として活躍するだけじゃなく、そういうところにも視野を持っていたいと思っています。

いざ、トレイルランニングに挑戦!

走りながら、足元に気をつけながら...
結構難しい!

ロードとは全然違う。石、木の根、傾斜——踏む場所を選びながら走るのは、思った以上に頭も使う。着用した『ACG ゼガマ トレイル』は、厚みのあるクッションに加え、高いグリップ力と安定性を重視して設計されたトレイル専用モデル。岩場や不整地でも足元をしっかり支えてくれるから、初心者でも一歩一歩を確実に踏み出せる。


「次の一歩をどこに置くか、常に考えながら走っている感じ。普段のランニングとは別のスポーツみたいです」(松井)

歩くと涼しく、走るとしっかり暑くなる。
体温調整用のウェアはマスト!

平地を歩いているうちは快適でも、走り出すと一気に体温が上がる。山の気温変化も加わるから、脱ぎ着しやすいレイヤリングは必須だと実感した。トップスに着た『ACG Radical AirFlow NXT』は、ペースを上げるほど空気が肌を直接流れる構造で、動けば動くほど涼しくなる。体温が上がりやすいトレイルランでこそ、その真価を発揮する一着だ。


「上りで一気に汗をかいて、ちょっと止まると今度は寒い。体温の上下が激しくてびっくりしました」(松井)

滝で休憩!豊かな自然と触れ合えるのも醍醐味。

ロードランでは出会えない景色がある。草木の生い茂る道や川の側を走り進むこと数十分。地元の観光スポットでもある滝に到着。これがトレイルランのもうひとつの楽しみ方だ。


「滝の近くに到着した途端、空気が全然違くて、一気に涼しくなりました。水のせせらぎと木々から差し込む光がすごく綺麗で。こういう瞬間があるから、トレイルランはやめられないんですね」(松井)。

意外と下りのほうがきつかった!

上りは体力勝負だと思っていたが、下りは膝への負担とスピードコントロールが想定外にハード!「下りになれば楽なイメージがあったんですけど、全然そんなことなくて。ブレーキをかけながら走り続けるから、太ももの前側がパンパンになりました」(松井)。


平らな道ではないからこそ体にかかる負担を一層感じた松井。トレイルランの洗礼をしっかり受けた模様だ。

無事ゴール!
ランニングとはまた違う爽快感。

舗装路を走るのとは明らかに違う達成感がある。「ゴールしたときの気持ちよさが、ロードランニングとはまた違う爽快感です。景色も、空気も、身体の感じ方も、全部ひっくるめて、すごく好きになりました」(松井)。自然の中を自分の足で駆け抜けた感覚、これはハマるかもしれない。


トレイルランは、ギアと知識から始まる。

松井がトレイルランに初挑戦し、3選手のリアルな声を聞いた今回。自然の厳しさ、豊かさを感じた先には、日常生活では得られない達成感があった。

ギアを知り、コースを調べ、できれば経験者と一緒に。その準備が整えば、トレイルランの入り口はぐっと近くなるはずだ。「MEN’S NON-NO RUNNING CLUB」は、次回も走りにまつわる”基本のき”を探っていく。お楽しみに!

参加したのは...

メンズノンノモデル

松井大奈

2023年からメンズノンノ専属モデルに。サッカー歴は10年超。中学時代には埼玉スタジアムで行われた県大会でプレーしたことも。

お問い合わせ先

NIKE カスタマーサービス

NIKE.COM
TEL:0120-6453-77

Photos:nike  Model:Daina Matsui [MEN’S NON-NO model] composition&text:Risa Kawamoto

川本

川本

メンズノンノウェブ編集

メンズノンノウェブエディター。動画制作なども担当。積読が得意。

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