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人気のパリ発ブランド、「ルメール」の日本初の旗鑑店がオープン。1960年代に個人の邸宅として建てられた家屋を改装した「ルメール エビス」は、訪れる人がひと息ついて、ブランドの世界観に浸れる特別な空間。その魅力を鈴木仁が体感する。


モノトーンでまとめたソリッドな着こなしの主役にエレガントかつ遊びのきいたシャツを抜てき。ボクシーなブルゾンをはおることで、リラックスした雰囲気に。

ルメールを代表するアイテムといえば、このツイストパンツは欠かせない。シャツと同素材のリボンタイをラフに結んでこなれ感を演出。
買い物に対する概念を覆す
文化的な体験ができる場所

恵比寿の閑静な住宅街にひっそりと佇むルメール エビス。表札がなければ、個人の邸宅だと思って通り過ぎてしまうほど、自然とこの地に根づいている。店内へと一歩足を踏み入れると、そこには日本家屋のぬくもりある雰囲気とルメールの世界が調和する心地よい空間が。親しい友人の家に来たかのような、リラックスした気持ちで買い物することができる。「椅子やソファ、ベッドなど、自由に座れる場所がたくさんあるので、じっくりアイテムと向き合えていいですね。春になったら、裏庭でのんびり過ごしてみたい」と、仁。取材中、前から狙っていたというレザーのミュールを見つけ、店内のベッドに座って買おうか熟考していたのはここだけの話。

ここにはルメールのコレクションに加え、シグネチャーの什器やアウト オブ ミュージアムの小林眞さんがセレクトしたオブジェなどが調和を保ちながら置かれている。仁が「もともと書斎だった場所に飾られているバッグとオブジェは、どれが商品か確認しないとわからなかった」と言うのも納得。

不定期で展覧会やコンサートなども開催され、文化的な交差点としても活用されるルメール エビス。従来の買い物の概念から逸脱した体験を味わいに、ぜひ足を運んでみてほしい。

LEMAIRE EBISU
パリ、ソウルに続く3店舗目のルメールの旗鑑店。キッチンがあるのはエビスだけ。ゲストをお茶や洋菓子でもてなすことも。
住所:渋谷区恵比寿3の21の1
営業時間:11時~19時 無休

Photos:Arata Suzuki[go relax E more] Hair&Make-up:Asahi Sano Stylist:Masaaki Ida Model:Jin Suzuki[MEN’S NON-NO model] Composition&Text:Misato Kikuchi
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