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服好きたちの私物のなかでも、とくに思い入れの強い「人生のベストバイ」を教えてもらう連載。今回は、2026年上半期のベストバイを、1LDKで働く3人の服好きたちに聞いた。
2026年上半期ベストバイ、教えて!
〈UNIVERSAL PRODUCTS.〉の
テーラードジャケット by 田村康博(ショップスタッフ)

「これまではカジュアルな服を好んで着てきて、テーラードジャケットはあまり得意じゃなかったんです。ただ、それなりの年齢になって、肩肘張らないくらいのジャケットを探していたところ」

「これは、ユニバーサルプロダクツらしいゆったりしたシルエットで、裏地も無く、ラフな雰囲気。まさに狙っていたバランスでした」

「ワークジャケットをサンプリングしたデザインで、そこにガーメントダイを施してある点も、カジュアルなゆえん。フロントのVも浅く、あまり首周りが抜けて見えないところも、個人的に気に入ったポイントです」

「今シーズンはビーサンが気分。ドレッシー過ぎないこのジャケットは、そうしたときにも合わせやすいんです」

「お手入れもいたって簡単。ベストバイと呼べる手元にずっとある洋服は、そうした、生活の邪魔をしないラクなものが多い気がします」
〈Martin Sallières〉のスニーカー by 吉池 優(クリエイティブディレクター)

「マルタン・サリエールは、26SSから1LDKで取り扱いはじめた新鋭ブランドです。デザイナーはスンネイなどでもフットウェアのデザインに関わっていて、その経験を反映させていることが見て取れます」


「なにより気に入っているのは、ラグジュアリーブランドさながらの見た目と、異素材や色の大胆な組み合わせ」

「アッパーにはコーデュラとスムースレザー、そしてスエードが使い分けられていて、ヒール部分にはハラコ」

「グリーンやくすんだ水色が差し色として入っていて、とくに夏場に履きやすい配色だと感じます」

「僕はシンプルなスタイリングが多いのですが、足元だけは、いつも少し遊びたくなります。日本ではまだ取り扱い店も少ないため、ひとと被りにくいのもいいんですよね」
〈Olde H & Daughter〉のニット by
石野晴久(ショップスタッフ)

「オールドエイチアンドドーターは、取り扱っているなかでもとくに好きなブランドです。素材の活かし方がとても上手いブランドだと感じています。フレンチメゾンのような雰囲気が漂うところも魅力。シーズンに最低1着は必ず買ってしまいます」


「このVネックニットは、リネンとシルクを掛け合わせることで生まれる着古されたようなネップ感、そしてほどよい色気と清涼感を両立するVネックラインが魅力。生地のおよそ半分をシルクが占めているにもかかわらず3万円台、というプライスにも驚きます」

「リネンがドライなのはもちろん、シルクにも放湿性があるため、梅雨まっさかりに着てもかなり快適でした。この夏のはじめは肌寒い日も多かったですが、そういうときにもロンT感覚で頼りになりましたね」

「店頭でもかなりの人気っぷりで、すぐ売り切れてしまったのですが、そうしたお客さまの反応もダイレクトに感じられて、僕としてもうれしく思っています」
Photos: Shintaro Yoshimatsu Composition&Text: Masahiro Kosaka[CORNELL]
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