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誰にいい、と推されたわけでもないのに、心を揺さぶられるものってある。今、心を掴んで離さないものと、忘れられないくらい買ってよかったもの――
極私的な最高の買い物体験を聞いた。
プリンスのTシャツ
高木祥太/BREIMEN

2024年のあのときと今をつなげる1着
メジャーデビューが決まって、アルバム『AVEANTIN』のツアーを回っていた2024年に買ったTシャツ。ツアーで訪れた大阪の良店「FRAGILE」で、白と迷った挙げ句、両方購入しました。プリンスからは影響を受けていると言っていいと思うんですが、これはデザインも好き。最近味が出てきました。
2024年は、友人と長年住んでいたアパートの取り壊しが決まったり、メジャーデビューがあったりと、時の流れを感じることが多かった思い出深い年。BREIMENの『L・G・O』という楽曲をベースで弾き語りした動画をInstagramにあげているのですが、そのアパートで撮影していて、このTシャツを着ていました。今その動画を見返すと、この1着に、当時の感情がそのまま乗っていると思う。
若い頃は、服も音楽も、表現において、ずっと逆張りをしていた部分があって「何をやっているかわかんない人になる」みたいなことがひとつのテーマでした。とにかくラベリングされたくなくて、かなり派手な格好をしていた。けれど今は、昔よりも自分のことがわかってきて、「どこをとってもクセがある」から「本当に注力したいのはここ」へと、そぎ落とされて洗練されつつあると感じます。コラージュアートから、焦点が絞られていったようなタイミングが、まさに2024年。同じタイミングで音楽も、「肩の力を抜いた状態でもできることにこそ、独自性が出るんじゃないか?」と気づいたんです。
このTシャツの着方も、数年で変わってきました。ただ、これを着て写真を撮ってもらうときに、写真のプリンスと同じポーズをすると、メタ構造っぽくなるところは、当時から変わらないお気に入りポイントだったりします。
周期表Tシャツ
山口貴紀/EX+++ PR

何かのインスパイアじゃないところに本物を感じる
科学技術館のミュージアムショップで売っているTシャツ。ファッションブランドだと、「~にインスパイアされた」という触れ込みのアイテムも多いなか、このくらいシンプルにただ元素記号を並べたデザインが清々しいし、混じりっけがないように感じました。
背面には各元素記号と元素名を縦にプリント。スーベニアTならではの気軽な空気感も初夏の気分にジャスト。ほかに黒、ネイビー、グリーンも展開。
¥2,980/科学技術館ミュージアムショップ
EX+++ PR
山口貴紀
SAUNAS×NOWHAWの
パイル地セットアップ
柴田 笙/バイヤー

サウナ道の最高の相棒に、出会ってしまった!
平日も休日も、とにかくサウナに通いたい。ただ、サウナで血行がよくなった後の着替えって、結構面倒くさい。これならそのまま外出着としてサウナに行って、これを着てそのまま帰ってくればいい、という僕の願望にジャストすぎるアイテム!
サウナブームの火つけ役、『サ道』の著者・タナカカツキ氏がプロデュースしたサウナ施設「高輪 SAUNAS」とパジャマブランド「NOWHAW」がコラボレーション。
ジャケット¥28,600・パンツ¥26,400(ともにサウナス×ノウハウ)/ノウハウ
バイヤー
柴田 笙
CTC STOREのSHADELINE SHIRT
金谷龍之介/フォトグラファー

キレイめが気分な僕にとって最高のシャツ
仕事柄、動きやすさ重視。でも最近は少しキレイめな服装が好みになってきました。このシャツは最高。 サラッとした生地が心地よくてラフにはおってもよし、 重ね着しても快適なので愛用しています。 年をとるたび好みが少しずつ変化していく中で、 ずっと愛せる1着と出会えたことがうれしいです。
吸湿性に優れたレーヨンと、光沢のあるシルクを組み合わせた播州織のシャツ。細かいグラフチェックもポイントだ。開衿のラフさと上品さを両立させた。
(各)¥18,700/CTC STORE
COMME des GARÇONS SHIRT
服部恭平/フォトグラファー

もう持ってるけどやっぱり白が欲しい
パリでギャルソンのランウェイを観て以来、気分。すでに何枚か持っているのですが一番定番の白は初めて。ギャルソンのシャツは何枚あってもいい。小さめの衿とコンパクトなカフス、リラックス感のある身頃、全体のバランスがとにかく美しい。まさに永遠の定番と呼べる、究極の1枚!
「FOREVER」シリーズの中でも、すっきりとした「ワイドクラシック」。コットンポプリン地で前立てがなく、どんなスタイルにもマッチする。
(コム デ ギャルソン・シャツ)¥52,800/コム デ ギャルソン
OUGHTのジャケット
伊達直人/フォトグラファー

ちょっと丸っこいフォルムとクラシック感がいい!
春アウターって、このくらい何も考えずにはおれるものが結局自分に合ってるなと。軽やかな素材感と、丸っこいシルエットも好み!
リネンと綿、ウェザーナイロンを混紡し、通気性と撥水性に優れている。ショート丈も今っぽい。
(オウト)¥39,600/Indyvisual
DELIC RECORDSのプリントTシャツ
荒井結生/アンダーザサン スタッフ

80年代のサウンド・エフェクト、“エディット”が聞こえてくる
“エディット”と呼ばれる音楽手法を象徴する、「Latin Rascals」というデュオのプリントTを発見。逃したら一生後悔すると思います。
Tシャツには、80年代当時のマスターミックスWAVデータ付き! 白・グレー・レッドのカラバリあり。
¥5,500/デリック レコーズ
POLO RALPH LAURENのジャケット
SAKUTTY/フリーランスPR

いなたいパッチワークでノスタルジックな気持ちに
最近はハイテクなアイテムやモードなスタイルに触れることが多く、反動でこの“いなたさ”にやられました。生地自体はオーセンティックな柄や色で構成され、まるでおばあちゃんが自分でリメイクして作ったクッションを思い出す。ある意味、自分にとってはトラディショナルな印象も受ける1着です。
チェックやドット、花柄などの様々な柄をオリジナルのパッチワークデザインで仕立てた。ほどよいオーバーサイズで、肩肘張らずにはおれる。
(ポロ ラルフ ローレン)¥110,000/ラルフ ローレン
MINEの白T
久嶋敢太/ライター・SKIP店主

自分史上最高得点!
地厚なコットンで夏を迎えたい
コットンの無地Tは、夏が来るたび「いいものはないか」とチェック。これは米国製のヘビーウエイトな生地と肌当たりのよさが最強です!
丸胴のボディは着心地がいいだけでなく、重ねてももたつかない。がしがし洗えるタフな生地も頼もしい。
¥7,700/マイン
Photos:Haruto Inomata Stylist:Takeshi Toyoshima

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