FASHION

「クードス」デザイナー工藤司さんが語る今HOTなソウルのおすすめスポット３選。セレクトショップ、クラブetc…

2023.03.03

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今、もっともHOTな都市といえるソウル。現地に住んでいるあの人、日本から何度も通っているあの人に、その街の魅力とおすすめスポットを聞き込んだ。

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kudos デザイナー

工藤司さん

ファッションデザイナー。アントワープ王立芸術アカデミーに留学し、JW ANDERSONなどのブランドでアシスタントを務めた。帰国後、kudosをスタート。2018年、kudosのウィメンズラインとしてsodukもスタートした。

“着たい！”に素直でクオリティも
高いのが、
ソウルのファッション

　コロナ禍に入る前は2、3か月に一度渡韓していたほど、韓国には何度も足を運んだことがあります。もともと、K-POPやラップなどの向こうの音楽や、韓流ドラマが好きで。また、ヨーロッパ滞在時に韓国出身の友人とも知り合い、今でもつき合いがあります。昨年11月にも、仕事でソウルへ行ってきました。
　最近の韓国のファッションデザインを見ていると、“欲しい”と思ったものをそのまま素直に作っている印象があるんです。例えばバンド・HYUKOHヒョゴのメンバーOh Hyukオヒョクさんなどがモデルを務めるブランド「DADA」も、そういう感じがします。僕は服をデザインするとき、結構、そのプロセスに意味を見いだしたくなってしまうんですが、彼らはちょっと違うなと感じることがあって。もちろんベースとなるデザインのコンセプトはあるけれど、「こういうものを着たい」を起点に服を作っているように感じられます。さらに完成するもののレベルがとても高く、本当に欲しいと思わせるんです。
　そんな若いデザイナーたちが作った服を、ちゃんとフックアップしているのもまた、韓国のファッションシーンのいいところ。例えばアイドルのMV衣装などに、自国のまだ知られていないブランドや今推したいブランドをちゃんと使っているイメージがあります。ファッションに関わっている人たちの、「かっこいいじゃん、着ようよ！」っていうエネルギッシュさが、とても印象的。アントワープ王立芸術アカデミーの先輩が立ち上げた、HYEIN SEOというブランドは、BTSの世界ツアー衣装やNewJeansの「Cookie」のMV衣装にも採用されていて。気鋭のブランドを積極的に受け入れ、使っていく土壌が業界に備わっているのを感じますね。
　ソウルで遊ぶときは、アパレルショップやクラブによく行きます。東京とはまた違った感性を味わえて、若い子がきっと楽しめる、3つのスポットをピックアップしてみました。

グラフィックがイケてるんです

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