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宮沢氷魚「前作よりも成長した自分を見せたい」/ドラマ『ドラフトキング』スペシャルインタビュー

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ドラマ『ドラフトキング』の続編が、放送・配信中。前作に続いて出演する宮沢氷魚に、今回は作品の魅力と自身が考える「夢の捉え方」について伺った。宮沢が演じる若手スカウト・神木良輔はどう成長を遂げるのか、そして、更なる熱い物語はあるのか。本作はプロ野球のスカウト陣を軸に描かれる濃密な人間ドラマだ。

宮沢氷魚『ドラフトキング』
インタビュー

宮沢氷魚/ドラマ『ドラフトキング』スペシャルインタビュー 1

――原作である同名コミック『ドラフトキング』は非常に人気の高い作品ですが、前作に引き続き今作への出演となります。決まった時の心境はいかがでしたか?

宮沢 すごく嬉しかったです。前作のときにたくさんの方が楽しんでくださっているのを実感していましたし、「面白い」という声も各所から届いていて。作品自体の魅力はもちろんなんですが、30分という限られた時間の中でそれぞれのキャラクター像やそこに付随するヒューマンドラマがすごく丁寧に描かれているんですよね。何より、現場が本当に楽しいんです。登場人物もそうですけど、役者陣も個性の強い人が多くて(笑)。良い意味でお祭りみたいな空気感の中で撮影していたので、そこにまた戻れる喜びが大きかったですね。原作も本当に素晴らしくて。まだまだ描けるストーリーがたくさんあるので、その中からまたエピソードをピックアップしてドラマ化できるというのもすごく嬉しかったです。


宮沢氷魚/ドラマ『ドラフトキング』スペシャルインタビュー 2

――郷原眼力役のムロツヨシさんをはじめ、共演者の方と再集結することになりますが、現場で感じた新しい刺激や改めて面白いと感じた部分はありましたか?

宮沢 やっぱりムロさんの存在は大きいですね。ムロさんがいるからこそ、このメンバーが再集結したということもあると思います。郷原というキャラクターももちろん魅力的ですが、何より、ムロさんご自身が「また一緒に作品を作りたい」と思わせてくれる方なんです。今回は郷原のストーリーが軸になっているので、みんなが「郷原をどう魅力的に見せるか」という意識でお芝居に向き合っていた印象が残っています。前回は神木の成長物語として郷原に翻弄されながら成長していく姿が描かれていましたが、今回は少し成長した神木が郷原やスカウト活動にどう貢献していくかが見どころになっていて。だからこそ、郷原や今回登場する野球選手たちを、より魅力的に見せることが自分の役割だと思っていましたし、そこは強く意識していました。

宮沢氷魚/ドラマ『ドラフトキング』スペシャルインタビュー 3

――その“役割”を意識する中で、演じ方や見せ方についてはどのように考えていましたか?

宮沢 神木はある意味、ストーリーテラーのような存在だと思っています。ナレーションも入りますし、視聴者と作品の世界をつなぐ“架け橋”のような役割を担っている。なので、状況を分かりやすく伝えることや、登場人物に寄り添うことは常に意識していました。特にこの作品は、扱っている内容が結構マニアックなんですよね。「育成契約」や「支配下登録」など、野球に詳しい人には当たり前でも、そうでない方には少し難しい部分もある。だからこそそれをどう伝えるか、どう言葉にするかはすごく考えました。スカウトとして若手の神木自身も知らないことが多くて、視聴者と同じ目線で疑問を持つ存在なんです。「なんでこうなっているんだろう?」とか「プロテストって意味あるんですか?」と。そういう疑問に対して、周りの人物が説明してくれることで自然と理解が深まっていく。

“視聴者に一番近い存在”という立ち位置は、前作から変わらず大事にしています。

――確かに、野球という題材でありながらスカウトの部分にフォーカスしている点が新鮮というか。宮沢さん自身も野球経験がありますが、ずっと続けていたモノや好きなモノが仕事に繋がるというのは、どういった感覚なのでしょうか?

宮沢 すごく特別なことだなと思いますね。普段、テレビやネットで取り上げられる選手って本当に一握りで、その裏にはたくさんの要素があるんですよね。個々の才能だけではなく、スカウトとの出会うタイミングや環境、家族の支えであったり。すべての要素が噛み合った人たちが第一線で活躍していて。でも、野球人口はものすごく多くて、その中でプロになれるのはやっぱりほんの一部なんですよ。ほとんどの人はプロには辿り着けない。でも、自分の限界に挑戦することや支えてくれる人への感謝、継続する力など、野球を通して得られるものって本当に多いんです。この作品では、ドラフトにかからなかった選手や独立リーグ、社会人野球など、いわゆる“セカンドキャリア”にも焦点を当てていて。野球の魅力ってプロになることだけはない、ということを改めて感じられる作品だと思います。僕自身も18年野球をやってきましたが、この作品に出会って初めて知ることもたくさんありました。野球が好きな人にもあまり詳しくない人にも、新しい視点で楽しんでもらえるのではないかなと思います。


宮沢氷魚/ドラマ『ドラフトキング』スペシャルインタビュー 4

――「夢を追う」というテーマも描かれていますが、宮沢さんが夢を追っていた時期について覚えていることはありますか?

宮沢 ありますね。僕も野球選手になりたくて、小さい頃からずっと野球をやっていました。少年野球ではチームの中でも中心的な存在で、「このままいけるんじゃないか」と思っていたんですけど、中学でクラブチームに入った時にその考えが一気に崩れて。周りはみんなそれぞれのチームで一番だった選手たち。その中に集まるとスタメンどころか背番号をもらうのも大変で。結果を出す難しさも痛感しましたし、「プロになるってこんなに大変なんだ」と初めて現実を知りました。先輩の中にはプロに進んだ人はいましたが、成功している人もいれば苦労している人もいる。自分が思い描いていたキラキラした世界とは違う現実を見て、「自分が目指す方向は違うのかもしれない」と思うようになったんですよね。でも、野球が好きな気持ちは変わらなかったので、「ただ上手くなりたい」という想いにシフトして続けていて。高校、大学、社会人と長期に渡って没頭し続けることのすごさを実感しました。

宮沢氷魚/ドラマ『ドラフトキング』スペシャルインタビュー 5

――そこから俳優・モデルとしての道に進まれたわけですが、その道に進んだ際の原動力は何だったと思いますか?

宮沢 この仕事を始めてから、人との出会いに恵まれているなと感じていて。作品を通して出会った方々や、また一緒に仕事をしたいと思える関係性ができていく中で、「誰かの期待に応えたい」という気持ちがどんどん強くなっていきました。自分のためだけに頑張ることってある程度で限界がくると思うんです。でも「誰かのために頑張りたい」と思えた時に、もっと力が出たりモチベーションが一気に高まるんですよね。今作も、また同じスタッフやキャストが集まる中で、「前より成長した自分でいたい」と思いましたし、キャラクターへの愛情もより深くなっています。そういう気持ちを共有しながらみんなで作品を作っていくことが、今の自分の大きな原動力になっています。

ドラマ『ドラフトキング』

連続ドラマW-30『ドラフトキング -BORDER LINE-』

監督/監督:山本 透、長谷川琢真
原作/『ドラフトキング』クロマツテツロウ〈集英社『グランドジャンプ』連載〉
出演/ムロツヨシ、宮沢氷魚、三浦貴大、平山祐介、藤間爽子、川久保拓司、阪田マサノブ/上地雄輔、伊武雅刀/でんでん、他
毎週金曜午後11時から〈WOWOW〉にて絶賛放送・配信中

ブルゾン¥79,200・パンツ¥51,700/イレニサ(irenisa.com)

Photos:Koichi Takemura Hair & Make-up:YUKI ISHIKAWA styling:KODAI SUEHIRO

白

メンズノンノウェブ編集

メンズノンノウェブでファッションニュースから芸能まで幅広く担当。
最近ハマっているのは宇宙グッズを集めること。

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