LIFESTYLE

「日産セドリックワゴン」のデザインは、発売から30年経っても色褪せない。90’sムードを乗りこなす！【俺たち20代“クルマ・バイク”語り！／Vol.50 ①】

2025.12.27

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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫る！　ノリモノ好き男子よ、集まれ！

NISSAN CEDRIC WAGON（1994）

クルマを語ってくれるのは
小林来維さん

90年代のムードに惹かれて選んだ
人生初のネオクラシックカー！

映像作家、ビデオグラファーとしての活動を始めて気がつけば5年。これまでは実家にあるクルマを借りたり、現場によっては機材車を出してもらったりしながら仕事をしてきました。ただ、仕事の幅が広がるにつれて、自分の愛車を持ちたいという気持ちが強くなっていって。古い乗り物が持つスタイルや佇まいには以前から憧れがあったものの、カーカルチャーに詳しくない自分が手を出していいものか、正直迷いもありました。そんな葛藤を先輩に打ち明けたとき、“見た目から入るのって悪いことじゃない。スタイルは後からついてくるものだから”という言葉をもらって、背中を押されたんですよね。合理性や新しさよりも、今の自分がかっこいいと思えるものを探し、このセドリックにたどりつきました

時代を超える
クルマ然とした造形美

「丸みを帯びた現行車と比べると、セドリックは直線を基調としたかくばったデザイン。発売から30年以上が経っているのに、今見てもちゃんとイケてる。これってすごいことですよね。派手さはないけれど、落ち着いた存在感があって、セドリックに乗って撮影現場に向かう自分の姿を素直にかっこいいと思えます。90年代のデザインだからこそ、都心を走ると少し浮いて見える部分もあるけれど、そのズレが逆にいいんです。周囲に合わせにいかない感じがあって、無理をしていないのに目に留まる。あえて形容するなら“渋い”という言葉がしっくりくる一台です」（小林さん）

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仕事の足としても、日常の相棒としても
乗る時間全部が豊かなものに

「セドリックは、仕事と日常、そのどちらの移動にも自然に溶け込むクルマです。大掛かりな撮影でなければ機材はラゲッジに収まるし、ゆとりのあるシートは友達とのドライブにも向いている。特別な使い分けをしなくても、今の生活になじんでくれています。また、加速はおとなしめだけど、高速域では安定感があって気持ちがいいのもポイントですね。首都高を飛ばすより、一般道をのんびり走るのが性に合うクルマ。エンジンや足まわりにクセがない分、操作に神経質になることもなく、移動そのものが落ち着いた時間になる。仕事へ向かう道も、何気ない日常のドライブも、このクルマに乗っている時間は不思議と余裕が生まれるんですよね」（小林さん）