▼ WPの本文 ▼
クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫る! ノリモノ好き男子よ、集まれ!
HARLEY-DAVIDSON
FXBBS STREET BOB 114(2022)
バイクを語ってくれるのは
野口裕輝さん


父の背中に憧れ手に入れた
人生初のハーレーダビッドソン
幼い頃からバイクといえばハーレーダビッドソン。というのも父は生粋のハーレー乗りで、物心つく前からタンデムシートに乗せてもらっていたし、週末にはモーターサイクルショーにも連れて行ってもらっていて。バイクで走る父を誇らしく思っていたし、身体で風を切る感覚が何より気持ちよかったのを覚えています。そんな環境で育ったせいか、大人になったら自分もハーレーに乗りたいと考えていました。そうして20歳で大型自動二輪の免許を取得。本当は初めての愛車には1970〜80年代のヴィンテージバイクを狙っていたのですが、父から“まずはちゃんと乗れるものを”と言われてしまって(笑)。古いバイクに散々手を焼いてきた大先輩からの金言に従い、現行車種の新車を選ぶことに。そうして手に入れたのが、FXBBS ストリートボブ114です!

細部を黒で仕上げた
都会的なアメリカンスタイル

「ノーマル状態では、シルバーのメッキパーツが多かったストリートボブ114。そこに自分らしさを加えたくて、フォークカバーやトップキャップ、ライトリムやウインカーレンズなど、細かいポイントをブラックに統一しました。さらにリアのサスペンションも交換して5cmのローダウン。夜の街に映える、流れるようなシルエットに仕上げています。無骨で重厚、それでいてどこか洗練された都会仕様のアメリカン。これが自分の理想のスタイルです!」(野口さん)

「ホイールからフロントフォーク、ヘッドライトのリムまで、ブラックにすることで全体が引き締まった印象に。ガンメタのボディもより美しく際立っている気がします」(野口さん)

バイクの心臓、Vツインエンジンが
もたらす圧倒的な高揚感!

「このバイクに乗っていてハーレーの“らしさ”を感じる瞬間、それはエンジンに火を入れたとき。Vツイン特有のドコドコと響く重低音、アイドリングでも身体に伝わってくる振動、まさに鼓動のようなリズムが、自然と気分を高めてくれるんです。走り出せばその存在感はさらに増して、どんな移動も特別な時間に変わります」(野口さん)

「ちなみに、リアに取り付けたサイドバッグも、実はこのスタイルに欠かせない存在です。容量や機能性ももちろん大事ですが、それ以上に、この大ぶりなフォルムがアメリカンの雰囲気をぐっと引き立ててくれる。車体の横にどんと構えるこのバッグが、どこか無骨で、旅の香りもして……。クラシックなハーレー像をさりげなく盛り上げてくれるパーツだと思っています」(野口さん)
後編に続く。
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima

▲ WPの本文 ▲
俺たちの“ノリモノ”語り!