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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫るこの連載! 前編に続きメルセデス・ベンツ SL500に乗る栗原さんが登場。クルマのある日常について聞いた。


走るほどに、東京という街への
理解が深まっていく
「仕事終わりに首都高を軽く流す1時間、今の僕にとってはそれが何よりも贅沢なひとときです。ただの移動ではなく、音楽を聴いたり、考えごとをしたりする1人だけの時間を作るのが、忙しい日々を走り抜けるためのルーティン。また、走るうちに少しずつ自分のテリトリーが広がっていく感覚も好きで、“この道、あの公園の裏につながってたんだ!”みたいな発見があると、頭の中にある地図が更新されていく感じがする。上京から約5年、大げさかもしれないけど、やっと東京も自分の街と思えてきた気がするんです。そういうささやかな変化が、クルマを持つことで得られた一番大きなものかもしれません」(栗原さん)

自分自身が楽しみながら
クルマというカルチャーを広めてたい

「tokyo basic car clubのメンバーとして、僕らがやりたいのは“クルマカルチャーに触れる入り口”になること。難しいことは抜きにして、“なんかいいな”って思ってもらえるきっかけを作れたらいいなと思っていて。そのためにはまず、自分自身がクルマをちゃんと楽しむことがいちばん大事だと思うんです。好きで乗ってる、楽しいから続けてる──そんな姿に共感してくれる人が、少しずつ増えていったらうれしいですね。カルチャーってそうやって広がっていくものだと思うし、自分が好きなことを通して誰かとつながれるのって、やっぱり最高ですよ」(栗原さん)

Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima

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