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誰にいい、と推されたわけでもないのに、心を揺さぶられるものってある。今、心を掴んで離さないものと、忘れられないくらい買ってよかったもの――極私的な最高の買い物体験を聞いた。
KOOKY ZOOのジーンズ
飯垣祥大/スタイリスト

久々にクラッシュデニムをはきたいと思った
ウィメンズではちょこちょこ見かけるものの、個人的にはご無沙汰だったクラッシュデザイン。今、なんとなく“ボロ”が気分なこともあり、展示会で目に留まりました。メンズでも違和感なく使えそうな、やりすぎていない、ひざの開き加減がちょうどいい。厚すぎないオンスと、清涼感のあるアイスブルーで夏でもはきやすそう。古着の本気のダメージものだと洗濯など取り扱いに気を使ってしまいますが、そんな心配いらずなのもうれしい。
1960年代のキッズデニムをベースにした、ストンと落ちるワイドシルエットの1本。堅牢なダブルニーパンツが大きく破れているディテールで、長年愛用された様子を再現した。生地は一年通して使いやすい10oz。
¥79,200/クーキーズー
スタイリスト
飯垣祥大
gourmet jeansのジーンズ
「TYPE 2」
野口裕輝/4K プレス

すでに愛用中のデニム。この夏は“色”がイイ!
普通に見えるのに、シルエットや生地からステッチカラー、ポケットサイズまで、こだわりが詰まりまくった名作で、以前からこのモデルのファンなんです。深いフロントポケットは実用的だし、バックポケットが低めの位置にあって、ルーズにはいてるように見えるのが気に入ったポイント。特にこの爽やかなピンクはデニムではあまり見かけないから、Tイチなどシンプルになりがちな夏のコーディネートにきいてくるはず。
大きなフロントポケットが目を引く1本。 裾にかけてゆるやかにテーパードがかかっており、迫力のあるワイドシルエットでも決してダボつかない。
(グルメジーンズ)¥46,200/カイロ
4K プレス
野口裕輝
ADAPTARTのパンツ
矢島悠貴/スタイリスト

ほんのり感じる違和感を長く楽しみたい
以前のウールギャバタイプも気になっていたのですが、墨染め加工がされた今シーズンの1本は、経年変化を感じられそうでいいなと。アンバランスな配置のフロントのボタンからはアダプタートらしさを感じる。デザインのほどよい違和感と、開放感のあるはき心地を堪能したいです。
夏でも快適なコットンリネン素材を採用。ムラのあるブラウングレーカラーのエイジングを楽しみたい。サイドにアジャスターが配され、スッキリと見えるのもいい。
¥74,800 /アダプタート
TEKLAのパジャマショーツ
平沢幹太/デザイナー

夏から冬までずっと一緒に過ごしたい
これからの時期にうってつけなのは言わずもがな、室内着としての側面がものづくりに反映されていて、冬の暖房のきいた部屋でも活躍するイメージができた。トップスは長袖のクルーネックセーターやシャツ、足もとには裸足でレザーサンダルやエスパドリーユを選び、ふらっと自然のある場所へ小旅行に出かけたくなります。
上質なコットンポプリン素材のサラッとした肌触りで、高級感までも漂う1枚。ストーンウォッシュ仕上げをほんの少しだけ施すことで、生地に柔らかな風合いを生んだ。
(各)¥20,000/テクラ
AUTHEN JAPANのジーンズ
中田圭祐/メンズノンノモデル

見るほどに、細部まで「よすぎる」1本!
デザイナーさんと話す機会があり、ものづくりの情熱に感銘を受けました。アイテムもすばらしく、ヴィンテージの再現にこだわりまくり...なんですけど、古着ではなかなか出会えない、はき心地と今っぽく微調整されたポケットのデザイン、手が届く価格もすばらしい。ペイントデニムは以前にモードなブランドでチェックしていた時期も。今改めて、久しぶりにはいてみたいなと思いました。やや太めなシルエットだけど、きれいな白T、ネイビーのサーマル、ハリのあるシャツ、革靴...上品なアイテムと組み合わせてみたい。もちろん、古着のバンTとコンバース、みたいな王道の合わせも。無限にコーディネートが思いつく、すごく気持ちをかき立てられるデニムです。
伝統的なシャトル織機で時間をかけて織り上げられた、12.5ozセルビッジデニムを使用したワイドジーンズ。柔らかさと独特の凹凸のある生地の風合いも特徴だ。
(オーセン ジャパン)¥59,400/ラフォエム
KHOKIのスウェットショーツ
山梨幸輝/エディター

満を持して“スウェパン”デビュー!
計算されたシルエットや丈感で、ニガテなスウェットのカジュアルさが抑えられているのがうれしい。ぴしっとしたジャケットにも合いそう!
プリーツが生むボリュームと陰影が、ラフな素材のショーツをぐっとファッショナブルに昇華。
(コッキ)¥37,400/コッキデザイン事務所
Laid.Bの「OKA SURFER CHINO?」
吉岡レオ/ディレクター

何しろチノパン好きなもので...
チノパンのアップデート品は、常に探していて。1stシーズンから追っているレイドビーで発見。チノクロスではなく、スポーティなメッシュというのがいい。シルエットはオーセンティックながら、現代的な面持ちで、バランスが最高です。アメカジをあっさり薄味モダンにしてくれそう!
ふっくらとしたメッシュ地のパンツは、遠目に見るとオーセンティックなチノパンのよう。ややテーパードがきいた、太すぎないシルエットが、逆に今また新鮮に映える。
¥39,600/レイドビー
Photos:Haruto Inomata Stylist:Takeshi Toyoshima

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