時代は“ちい財布”！新生活に向けて服好きたちが選ぶ、春の本命財布。【服好きたちのWISH LIST】vol.11 メンズノンノウェブ

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ショッププレス、スタイリスト、デザイナー……、彼らは仕事として洋服を扱うプロでありながら、インテリア、音楽、家電、アウトドアギアなど、洋服以外のあらゆる分野にも（ときに仕事そっちのけで）つねに目を光らせる、いわば“物欲のプロ”。そんな服好きたち8人をセレクターに迎え、忖度ナシに、いま本当に欲しいモノを教えてもらう。

ITTI

〈CRISTY VERY COMPACT WLT / KRONO〉

selected by 相川龍之介／ランディ DESIGNER

「コンパクトな財布が好みなので、まずサイズに惹かれました。また、小さいわりにしっかり機能性も凝縮されているのも、大きなポイント。極めつきに、素敵なデザインと上質な革の完璧な組み合わせ。あらゆる面でグッときました！　さらっとポケットに入れて出かけたいです」

ランディ DESIGNER

相川龍之介さん

文化服装学院卒業後、セレクトショップVaseにて販売・バイイングを経験。2017年にブランドをスタート。

L/UNIFORM

〈COMPACT WALLET〉

selected by 瓜坂拓海／STYLIST

ウォレット(各)￥35,200／リュニフォームトウキョウ[TEL:03-6812-2930]

「ちょうど財布を買い替えようと思っていたタイミング。これまで使ったことのないタイプのものを探していました。リュニフォームのこの財布は、キャンバスとレザーのコンビという、あまり見ない素材の組み合わせが新鮮。品もあってサイズ感もちょうどいい。カラーも、これまで使ったことのないオレンジあたりが気になっています」

STYLIST

瓜坂拓海さん

モードと古着、ストリートカルチャーにも幅広い知識を持ち、ファッション媒体やアーティストのスタイリングで活躍中。

SOPO

〈SO28〉

selected by 宮崎翔太／PR01. DIRECTOR

ソポの財布 — ウォレット(ソポ)各￥8,800／サライ[TEL:06-6267-8771]

「財布と小銭入れは、別にしたい派です。コインケース選びにおいては、単純なデザインのものより、『お、何コレ？』というものに惹かれます。ソポのこのコインケースは、最高級カーフレザーと金具とのバランス感が好み。ブランドのセンスとこだわりが感じられますね。エルメスのスカーフなんかと一緒に持って、品をプラスしたいです」

PR01. DIRECTOR

宮崎翔太さん

1993年生まれ。熊本県出身。国内外のブランドのPRほか、クラークスオリジナルズをはじめさまざまなブランドのディレクション、また空間ディレクションなども担当する。

com-ono×BEAMS Planets

〈TINY-001〉

selected by 百々南／ビームス PR

ウォレット(コム・ォノ × ビームスプラネッツ)￥7,150／ビームス[www.beams.co.jp]

「普段はバッグを持たないので、財布選びの基準は、荷物にならないこと。そうすると収納力が犠牲になりがちですが、この財布は、見た目に反して必要なものがしっかり入る。簡素に見えますが、背面のタブを引き出すことでカードにクイックアクセスできるユニークなギミックまで搭載されています！」

ビームス PR

百々南さん

学生時代、ピルグルリムサーフ+サプライにてアルバイト。その後、新入社員としてビームス新宿で2年勤務したのち、現職に。

ED ROBERT JUDSON

〈HINGE〉

selected by 平沢幹太／アンフォロー CONCEPTOR・DESIGNER

ウォレット(エドロバートジャドソン)￥31,900／ベータ[http://edrobertjudson.com]

「エドロバートジャドソンのバッグや小物をいくつか持っていて、財布も使ってみたいと思っていたところ。ロゴプレートやアップリケなどのアイコン的ディテールがないのに『エドだ』とわかる、それが最大の特徴にして魅力です。ラインナップのなかでも、華奢でシャープなフォルムのこちらに惹かれました。マネークリップ、カードスロット、小銭入れ、と揃っていて、機能性も完璧ですね」

アンフォロー CONCEPTOR・DESIGNER

平沢幹太さん

大学時代に服飾団体やブランドでのインターンなどを経験し、新卒でベイクルーズに入社。現在は、アンフォローにてプライベートレーベルフォルの商品企画と買い付けを兼務。

REN

〈Out-pocket Wallet, Postman Wallet〉

selected by 髙阪正洋／EDITOR・WRITER

レンの財布 — ウォレット￥24,200・￥27,500／レン蔵前店[TEL:03-5829-6147]

「財布は、大きさ違いの2種類を日によって使い分けます。選考基準は、その日の服にちょうどいいポケットがあるかないか。ある日は小さいのをポケットに入れて、ない日は大きいのを手で持って出かけます。これらは、そうした意味で選んだ2つ。レンは扱う革の種類が豊富で、同じ革でさまざまな形状の財布を用意しているので、組み合わせて持ちやすいんです。ロゴを表に出さず、革で勝負。その潔さも好きです」

EDITOR・WRITER

髙阪正洋さん

1988年、広島県生まれ。セレクトショップ・1LDKに3年間勤務したあと、2018年からフリーランスのライターとして活動。2022年4月、食をテーマにしたフリーペーパー『口果報』を創刊。オンライン書店〈CORNELL BOOKS〉も運営する。

Hender Scheme

〈clasp wallet〉

selected by 西村滋紀／アーバンリサーチ PR

エンダースキーマの財布 — ウォレット(エンダースキーマ)各￥30,800／スキマ合羽橋[TEL:03-6231-7579]

「エンダースキーマは、個人的にいちばん好きなブランドです。いろんな種類の財布がリリースされていて、毎シーズン楽しみにしています。財布はコンパクトであるに越したことはないと思っているので、こちらはポケットに収まるサイズが魅力。夏はミニバッグをよく使うので、そこに入るかどうかもミソです。ほかの革小物も、同じブランドで揃えて持ちたいですね」

アーバンリサーチ PR

西村滋紀さん

北海道出身の道産子プレス。2023年6月で、プレス歴4年になる。アーバンリサーチで展開する全メンズブランドを担当。今シーズン気になっているのは、テック系のアイテム。

Tochca

〈WALLET（Elephant×GUIDI CALF）〉

selected by 三浦翔平／STYLIST

ウォレット￥85,800／トーチカ[TEL:082-555-1194]

「素材の特徴を活かすため、両面を内縫いで仕上げたミニマルな財布。革そのものの質感をたっぷり感じられます。重厚感があるクセに、丸みを帯びたフォルムも◎　そして、引き算が尽くされたなかに存在感を放つriri zip。ニクいですね……。コンパクトな財布が主流ですが、一線を画す振り切ったカッコよさがあり、普遍性とロマンを感じさせてくれます」