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おしゃれプロが推しの古着屋を紹介する連載。今回は若手スタイリスト松本竜弥さんが、この春、高円寺にオープンしたスリーピング イェットを推薦してくれた。メンズノンノのスナップでたびたび目にして「おしゃれ!」とそのセンスに惚れ込んだ「松原将平さんの店」という点が、最大の推しポイント!
高円寺 sleeping yet
(スリーピング イェット)
今回のお店を訪ねたのは...
- 高円寺 sleeping yet (スリーピング イェット)
- 今回のお店を訪ねたのは...
- 【お店の注目ポイント】 「店主」のスタイルを構成するカラフルで 品のいい古着をアメリカとパリで買い付け
- セレクトショップ出身のセンスが活きる
- 刺繍アーティストがカスタムした古着も
- エルメスのバッグの品ぞろえも充実
- カラフルな90’sナイロンシェルが気分
- 【スタッフはどんな人?】 “いいもの”を熟知しながら 遊び心を忘れない癒し系の店主
- 高円寺 sleeping yet (スリーピング イェット)の おすすめ古着5選
- 1_ポロ ラルフ ローレンの 刺繍カスタムシャツ
- 2_ナイキ アクアギアのブルゾン
- 3_刺繍カスタムワークジャケット
- 4_エルメスのウエストポーチ
- 5_ニットポンチョ
- SHOP DATA
【お店の注目ポイント】
「店主」のスタイルを構成するカラフルで
品のいい古着をアメリカとパリで買い付け

高円寺駅の南口から徒歩2分ほど、高南通り沿いに今年3月20日にオープンしたスリーピング イェット。ここはメンズノンノをはじめ、さまざまなファッション媒体のスナップ常連でもある松原将平さんがオーナーだ。松原さんはセレクトショップの販売などを経て独立。よく通っていた大先輩の古着店がある高円寺で、現在の物件に出会い、この地での開業を決めた。
セレクトショップ出身のセンスが活きる

セレクトショップ出身ということもあって、老舗からコンテンポラリーなブランドまでに精通する松原さん。いつか自身のブランドや店を持つことを夢見ていた。そんなときにSNSでの情報発信を担当することになり、YouTubeで古着屋の取材に出かける機会が増えた。そうして古着を見てまわるうち、すっかりその虜になり「店を出すなら古着屋もいいな」と思うようになったそうだ。

「自分が好きなものだけを集める」と決め、アメリカとパリで買い付けをして商品をそろえた。松原さんがカラーアイテム好きということで、商品構成はとてもカラフル。セレクトするのはアメリカらしいパタゴニアやナイキから、フレンチシックなエルメス、ヨーロッパのデザイナーズブランドまで幅広い。年代にはこだわらず、気に入ったものだけを厳選し、テイスト別に店内に並べている。
刺繍アーティストがカスタムした古着も

松原さんは刺繍アイテムにも思い入れがあり、刺繍が得意な友人でアーティストとしても活躍するホピ(hopi)さんの協力のもと、古着を刺繍でカスタムしたコラボレーションアイテムも展開する。松原さんのセンスに傾倒して店に足を運ぶスタイリストの松本さんも、刺繍カスタムに一目置くひとり。「手の届く価格なのに、すべてハンド刺繍と聞いて驚きました!」(松本)。
エルメスのバッグの品ぞろえも充実

もうひとつ特筆すべきなのが、エルメスのバッグ類の品ぞろえだ。90年代終わりから2000年代にかけて大ブレイクした「フールトゥ」や「エールライン」などのキャンバストートと、カラーレザーのウエストポーチが入り口すぐのラックに並ぶ。特にウエストポーチは松原さんの愛用品でもあり、見つけては買い付けている。

ガラス戸のキャビネットの中にはエルメス、ティファニーなどのハイジュエリーと、インディアンジュエリーがいっしょに陳列され、スリーピング イェットの振り幅を象徴する。サングラスや眼鏡もヴィンテージが充実しており、こちらはヨーロッパ在住のディーラーから直接仕入れているそうだ。
カラフルな90’sナイロンシェルが気分

最近、松原さんが気分ということもあり力を入れているのが、90年代のアウトドア寄りのカラフルなナイロンシェル。中でも1990年前後の短い期間しか生産されなかったナイキアクアギアを集めている。「デザインや配色が斬新で、どのアイテムもしゃれているんです」(松原)。

また松原さんのスタイルに欠かせないキャップにも力を入れ、古着はもちろん、オリジナルでもラインナップしている。「これもホピさんにロゴをデザインしてもらい、刺繍で入れています」(松原)。

ハイブランドからもリリースが相次ぎ、再びブームとなっているピンズもスタイリッシュなデザインがそろい、ハズレがない。スタイリストの松本さんも、店にくるたびにチェックしているそうだ。
【スタッフはどんな人?】
“いいもの”を熟知しながら
遊び心を忘れない癒し系の店主
松原さんは愛知県出身。大学卒業後にセレクトショップに入社して、販売スタッフとして都内の店舗を経験。温和な人柄と持ち前のセンスのよさで看板スタッフとなり、社内でも一目置かれる存在に。海外出張に同行したり、店内のコンセプトショップのオリジナル企画やバイイングを担当するなど仕事の幅を広げた。
やがてSNS運営に抜擢され、SNSでの情報発信を担当する。YouTubeでは出演から編集まで、さまざまな業務をこなしていた。その古着屋めぐりがきっかけで、古着の世界の奥深さに惹かれ、のめり込んでいったという。

セレクトショップで12年を過ごした松原さんは、ショップスタッフ時代からメンズノンノのスナップや私物紹介企画などの常連でもあった。エルメスやパタゴニアが好きで、スタイリングの軸にはベーシックがあり、老舗ブランドから旬のブランドまでを自在にミックスしてさらりと着こなす。そして“遊び”を取り入れることにも長けている。
この日もパンツは古着かと思いきやセヤの新品で、飛び散ったペンキは「店の内装をDIYでやっているときに付いたんですが、それもいいかなと思って」と自然体だ。現在は買い付けから販売までひとりでこなし、「会社勤めしていたときより100倍忙しいけれど、100兆倍楽しんでいます」とやりがいを感じている。今後は「新品もラインナップして、セレクトショップに近い形にしていければ」と抱負を語ってくれた。
高円寺 sleeping yet
(スリーピング イェット)の
おすすめ古着5選
松原さんの私服スタイルがそのまま商品構成に反映されているスリーピング イェット。おすすめ5選には、今注目しているアイテムやテイスト、そしてホピさんのハンド刺繍によるカスタム古着が並んだ。
1_ポロ ラルフ ローレンの
刺繍カスタムシャツ

スリーピング イェットが力を入れている刺繍カスタムのアイテム。「ポロ ラルフ ローレンのシャツはどの古着屋さんにもありますが、ひと手間かけることでスペシャルな一点ものになります。そういう思いもあって、ポロ ラルフ ローレンのシャツの刺繍カスタムは数多くそろえています」(松原)。
“Peace”“Freedom”というワードが刺繍されているように、「平和」をテーマにしたシリーズで、「このシャツを着て日常から離れてほしい」(ホピ)という思いを込めているのだそうだ。
2_ナイキ アクアギアのブルゾン

ネオンイエローとグリーンのカラーブロックにピンクのジッパープルが映える。「アクアギアは、ナイキが水辺のアクティビティに特化したラインとして、1989年にスタートしました。1992年頃には市場から撤退してしまった短命なラインでしたが、魅力的な製品が多く、注目しています。このスポーツジャケットも鮮やかなカラーとテクニカルな素材のコンビネーションが斬新で、今の気分にマッチします」(松原)
3_刺繍カスタムワークジャケット

ヨーロッパのブランドものだけでなく、ワークウェアもピックアップする。「ワークウェアは生地の風合いがよくてデザインも洗練されているユーロものが好きです。自分が注目しているブランドが、ワークスタイルのジャケットに刺繍を施していたのを見て、そのノリでカスタムしてもらいました」(松原)

フロントはポケットの縁だけとひかえめだが、バックには花と枝葉の刺繍が全面に大胆にあしらわれている。hopi pocketのブランドネームもほどよいアクセントに。
4_エルメスのウエストポーチ

現在のエルメスでは展開がなく、古着市場で人気を集めるレザーのウエストポーチ。「個人的にもこの1年ほど毎日のように着けています。90年代のモデルなのでスマホも入らないんですが、鮮やかなカラーが多く、1点取り入れるだけで上級な雰囲気が出せます。ベルトのデザインが年代によって変わりますが、このシンプルなタイプが推しです」(松原)
5_ニットポンチョ

レイヤードに活躍してくれそうなショート丈のポンチョ。「オレンジ、イエロー、ブルーという配色のバランスが絶妙で、フリンジ使いにも70年代のムードが漂います。エルメスのようなブランドものとミックスしてほしいなと思います」。
次回は、スタイリスト松本さんが
気になったアイテムやコーディネートを紹介!
SHOP DATA
住所:東京都杉並区高円寺南4-23-2ニュー高円寺マンション 1-B
営業時間:13:00~20:00
定休日:不定休 ※インスタグラムにて告知
Instagram:https://www.instagram.com/sleeping_yet_/

Photos:Kaho Yanagi
Composition & Text : Hisami Kotakemori
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