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ニューバランス 990は「1000点満点で990点」の意味?【今さら聞けないスニーカー基本のき!】

ニューバランス 990は「1000点満点で990点」の意味?【今さら聞けないスニーカー基本のき!】

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スニーカーはおしゃれ男子の必須アイテム。名品といわれるスニーカーの歴史や変遷などを、わかりやすく解説する連載の第2回は、ニューバランス 990をピックアップ。「ニューバランスのスニーカーの数字は何を意味するの?」「990にはなぜv4とかv5があるの?」などなど、皆さんの素朴な疑問にもお答えしよう!

ニューバランス 990の歴史
「1000点満点で990点」という完成度が名称の由来?

「はき心地がいい!」「ニューバランスをはいたら他ははけない」など、はき心地の良さに定評のあるニューバランス。偏平足などを直す矯正靴やアーチサポートインソールのメーカーとして、1906年に米・マサチューセッツ州ボストンで創業した。はいた人に“新しいバランス”感覚をもたらすというのが社名の由来だ。

▲現在も語り継がれる発売当時の広告

1960年代には矯正靴のノウハウをベースに、カスタムメイドでランニングシューズを製造。1972年に現取締役会長のジェームス・S・デービスが、理想のランニングシューズを実現するためにニューバランス社を買い取り、テクノロジーを集結したシューズづくりで大きく発展していく。


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▲ニューバランス 990。1982年に発売された99Xシリーズの原点。(参考商品、現在発売なし)

1978年の春からニューバランスが、時間も費用も度外視して、技術的に最高峰のランニングシューズの開発に乗り出し、完成したのが990だ。「1000点満点なら990点の出来栄え」と広告に謳ったように、ニューバランスのプレミアムランニングシューズとして1982年に1足100ドル(当時は1ドル=約280円)で発売された。当時のスニーカーの平均的価格の3〜4倍と高額だったが、優れた安定性とクッション性でランナーを虜に。また踵に取り付けられたプラスチックのスタビライザーは、デザイン的にその後のスニーカーに大きな影響を与えた。

▲996発売当時、メイド・イン・USAを静かに訴える996の広告。80年代はアメリカが生産の拠点をアジア、アフリカ、南米など海外に移していった時代でもある。

990シリーズはニューバランスの最先端の技術をつぎ込み、メイド・イン・USAを貫くことで現在に至るまで、不動の人気を得ている。デービス会長の承諾がないと開発を進めることができないというエピソードが、フラッグシップモデルとしての矜持を物語る。
     


Q.990のvは何を意味しているの?
A.アップデートしながら発売される990のバージョン。現在5代目=v5まで発売されている!

990は発売以来、ニューバランスを代表するシリーズとして、デザインや機能をアップデートしながら現在5代目=v5まで発売されている。1996年に999品番が登場し、一周したことで1998年に原点回帰し、990v2が発売された。

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▲990v2。1998年に発売。機能を高め、Nロゴを小さくして、この後の990のデザインを確立。(参考商品、現在発売なし)

2000年代には2001年に991、2006年に992、2008年に993が発売され、2010年代に入ると再び、原点回帰。2012年に990v3、2016年に990v4、2019年に990v5と990のアップデートが続き、現在は990v5がバリエーション豊富に展開されている。

▲990v3。2012年に発売。初代から30年後の節目に誕生し、大幅な軽量化を実現。(参考商品、現在発売なし)


▲990v4。2016年に発売。Nロゴがシャープに。ニューバランス最高峰の履き心地が評判に。(参考商品、現在発売なし)

▲990v5。2019年に発売。アンクル部分にTPUカラーストラップが加わりルックスにも変化が。※発売中。


    
Q.990以外の発売された年代が知りたい!
A.数字の順番が発売時期と同じではないので要注意!

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▲995。1986年に発売。ステイタスの象徴としてエグゼクティブに愛された。(参考商品、現在発売なし)

990シリーズのところでも触れたように、まず995から999までが発売され、2000年代に入って991から993までが発売された。2000年代に発売されたモデルはハイテク感があり、それ以前はややローテクなイメージ。

product photo shoot Camera Angles include: 7.Pair,2.Lateral,3.Medial,5.Heel

▲996。1988年に発売。ランナーのみならずストリートでも支持されるロングセラー。※現在もメイド・イン・USAで発売中。

中でも渋カジ(80年代末から90年代頭にかけて渋谷界隈の付属高校生が流行を牽引したアメカジスタイル)初期にリアルタイムで発売された996は、当時1300と並んで人気を集め、今もファンの多い名品。


▲997。1991年に発売。一体成型化した革新的ミッドソールに注目。Nロゴが小型化。(参考商品、現在発売なし)

▲998。1993年に発売。ニューバランスの衝撃吸収テクノロジー、アブゾーブを初搭載。(参考商品、現在発売なし)


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▲999。1996年に発売。クラシックなデザインの最終形。(参考商品、現在発売なし)

▲991。2001年に発売。ハイテク感のあるデザインにシフト。前足部のアブゾーブがビジブル仕様に。(参考商品、現在発売なし)


▲992。2006年に発売。創立100周年モデル。スティーブ・ジョブズが愛用したことでも有名。※2020年に復刻モデルが発売された。品薄状態だが発売中。

▲993。2009年に発売。好評を博したアニバーサリーモデルをアップデート。


     
Q.990番台以外に注目すべきモデルは?
A.1985年に発売され、渋カジでブレイクした1300をチェック!

▲1300は初代990のデザインに似たクラシックなデザイン。エンキャップ・テクノロジーを初搭載。

ニューバランス 990発売の3年後に、最高峰ラインとして発売された1000シリーズの初代モデル。衝撃吸収性とクッション性を両立する当時の最新テクノロジー、エンキャップが搭載されたことでも話題を呼んだ。アメリカでは当時130ドル、日本では39,000円で販売され、渋カジの憧れの存在だった。ラルフ・ローレンが愛用したスニーカーとしても有名。5年おきに復刻され完売を繰り返している。
     

NEW MODEL

ニューバランス M990 NA5

サポート力を高めるTPUパーツが目印。エンキャップとアブゾーブ、ニューバランスを代表するテクノロジーを搭載した、はき心地抜群のUSA製モデル。ピッグスキンスエードにメッシュアッパーをオフホワイトベースでクリーンに仕上げた。

スニーカー(ニューバランス)¥28,000/ニューバランスジャパン お客様相談室


ニューバランス M991GWR

アメリカ北部6州にインスパイアされたトリコロールカラーが上品な“ニューイングランドパック”の991。USA製と並んで人気の高いメイド・イン・UKで、英国ならではの上質なピッグスエードを使用。

スニーカー(ニューバランス)¥26,000/ニューバランスジャパン お客様相談室

ニューバランス M992MC

ハイテク感のある992を遊び心たっぷりのマルチカラーで軽快にアレンジ。ソリッドなコーディネートのアクセントにおすすめ。

スニーカー(ニューバランス)¥29,000/ニューバランスジャパン お客様相談室


ニューバランス M996 NCB

クラシックなルックスが魅力の996を、高級感あふれるフルグレインレザーアッパーで大人顔に。トラッドにもモードにもハマるダークネイビーは一足あると重宝。メイド・イン・USAモデル。

スニーカー(ニューバランス)¥30,000/ニューバランスジャパン お客様相談室

ニューバランス MS1300

クラシックなアッパーに新プラットフォーム、エンキャップリビールを融合したハイブリッドモデル。上質なヌバック×メッシュにクリーンなカラーリングで、カジュアルスタイルを格上げしてくれる一足。

スニーカー(ニューバランス)¥22,000/ニューバランスジャパン お客様相談室

問い合わせ先:ニューバランスジャパン お客様相談室(TEL:0120-85-0997)
ニューバランス公式オンラインストア



おしゃれ男子のニューバランスコーデ

中川大輔(メンズノンノモデル)
ニューバランス 990v4

「ニューバランスは僕の好きなシンプルな服装と相性がよく、しかもはきやすくて歩きやすい。きょうはヘインズのビーフィーTとネオンサインのワイドジーンズにコーディネート。厚手のTシャツやワイドデニムには990v4くらいの重めのスニーカーがよく合います」

「990v4の前は990v3をはいていました。セットアップからストリートスタイルにも合わせられる万能靴。ニューバランスのスニーカーは、ボリュームのあるデザインやアメリカのカルチャーを感じられるところが好きです」


林克哉さん(ベンダー ショッププレス)
ニューバランス 990v5

「990はランニングシューズのイメージがありますが、カラーバリエーションも豊富だし、街ばきにはぴったり。YSTRDY’s TMRRWのバギーTシャツとストライプのスラックス、暗めトーンスタイルのワインポントに、ブルーのあしらいがある990v5を合わせました」

「スニーカーはローテク系ばかりでしたが、990のクッション性と安定感に惹かれて購入。仕事で店頭に立つときはもちろん、プライベートで長距離を歩くときも迷わずコレ。ボリュームはあってもシュッとしたフォルムだから、合わせるパンツを選びません。先月買ってからヘビロテです」
    


秋山貴紀さん(スタイリスト)
ニューバランス 992

「今までたくさんのスニーカーをはいてきましたが、ニューバランスは一日中歩いても疲れないのが魅力。最近は黒のワントーンに飽きてしまい、白がちコーデに992を合わせて軽快にまとめてみました。Tシャツとベストはドリス ヴァン ノッテン、パンツはコモリです。大人になって自分の着こなしも変化する中、ニューバランスは今持っている服に一番合わせやすいスニーカーブランドになりました」

「990番台のデザインが好きで、990v5も持っています。機能性も高いので、1日中リースや返却の日、ロケで立ちっぱなしのときなど、最近はニューバランス一択ですね。ニューバランスをはくときには、カジュアルになりすぎないよう、シンプルな色味でもモード系のブランドを入れたり、小物をシックな黒で統一するなど気をつけています」
    


中田和真さん(MNFC)
ニューバランスR_C1300JP

「1000番台の中でも人気の高い1300ですが、僕が愛用しているR_C1300JPは、今年復刻した1300JP3の“東京デザイン スタジオ ニューバランス”バージョン。1300のオリジナルカラー、スティールブルーにインスパイアされたモデルだそうです。インラインのものより流通も少ないので、人と被りにくいなと思って買いました。スラックスにスニーカーを合わせるスタイルが好きなので、きょうは全身オールブラックでミニマルにまとめ、ニューバランスを主役にしてみました。Tシャツはアクネ ステュディオス、スラックスはプラダ、ヨロズのバッグでワントーンにメリハリをつけています」

「みんなはいているから、と敬遠していたニューバランスですが、今年990v5を試着する機会があって、正直感動しました。その後、本格的にニューバランスのモデルや歴史について勉強して、今回タイミングよく限定モデルが出たので購入。知人から992もゆずってもらい、今は2足を愛用しています」

※価格は全て税別です。
Composition&Text:Hisami Kotakemori

  

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