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実践すべきテクニックは性格タイプごとに異なるそう。自分の性格に合った愛され術を学んで、無理なくストレスフリーに、愛されキャラをめざそう!
教えてくれたのは
塚越友子さん
「東京中央カウンセリング」代表。臨床心理士・公認心理師。テレビや雑誌で活躍するほか、ペンネーム・水希で『銀座No.1ホステスの心をつかむ話し方』などの著書を多数執筆。
性格に合ったテクニックを無理なく取り入れて!
愛されキャラの多くは、主語を相手にして物事を考えられる人。それぞれが求める甘えやいじりを敏感に察知し、的確に与える技術は、まさに天性の才能です。マネして実践することはできますが、本来の性質からかけ離れた言動は不自然に映りますし、とてもストレスフル。自分の性格に合うテクニックを無理なく取り入れるのがベストです。
下のグラフに記した性格タイプは全5つ。思考・感情、外交的・内向的のふたつの指標から、自分が当てはまるものを探し、それぞれのコラムを参考にしてください。ちなみに極端に思考型で外交的な人は、自立心が強く、常に自分が優位な立場にありたい性質。かわいがられたい願望も希薄ですし、正直、向いていません(笑)。
▼まずは自分の性格タイプを知ろう!
①バランスがよすぎて埋もれがち!
可も不可もない器用貧乏
社会のマジョリティを占める性格タイプがこちら。器用なので、さまざまなテクニックをこなすことが可能。
アドバイスをきちんと実践し
お礼とともにその報告をする
誰かのためになった、という感覚は誰にとってもうれしいもの。ヘタなお世辞よりよほど効果的です!
「グルメな●●さんおすすめの店今度連れていってください!」と相手を立てつつ甘える
とくに面倒見のいい先輩に効果的なアクション。さりげなく相手の自己肯定感を上げてあげると、なおよし。
人が嫌だと思うことは
絶対に言わない
「話していて楽しいな」という印象を抱いてもらうためにも、ポジティブな会話を心がけるべし! 他人の悪口やセンシティブな話題は避けて。
たまにタメ口を使うなど
礼儀作法を適度に捨てる
先輩との距離がぐんと縮まる方法のひとつ。「マジっすか」「なんでやねん!」など、雑談中のツッコミから取り入れてみましょう。
困ったときは素直に
「助けて」とSOSを出す
頼る=相手を尊敬している、という意思表示に。欠かさずお礼と報告をするのも重要なポイント。
相手がいじってほしそうな
部分のみをいじる
ミスやコンプレックスをいじられるのは不快です。相手をよく観察して、いじりポイントを探って。
2.おしゃべり大好き!
高テンションな根アカ
明るく人懐っこい性格も度を越せば、ただのウザい人。このタイプの一番の弱点は、繊細さに欠けるところ。他人の話や表情を観察して、共感力とデリカシーを身につけると◎。
自分から話しかける回数を減らし、
黙々と作業に没頭
ムダ話が多すぎると、不真面目な印象を与えかねません。メリハリをつけることで、持ち前の明るさが引き立ちますよ!
他人の自虐ネタには乗らない!
根アカはデリカシーに欠けるため、無意識に相手をディスってしまう確率が高め。否定&よいしょで印象UP!
言葉遣いや態度など
マナーを意識する
このタイプは、テンションが上がったノリで、失礼な言動をしがち。上下関係をしっかりと意識し、最低限のマナーを徹底しましょう。
3.近寄りがたいオーラぷんぷん!
真面目な堅物
隙のない言動で、周りを萎縮させてしまうタイプ。その大きな原因は、感情表現の乏しさ。コツコツと仕事や作業をこなす勤勉さに親近感が加われば、評価がいっそう高くなります。
業務の途中報告をこまめに行う
親近感づくりにコミュニケーションは必須。途中経過の報告や確認など、業務の中で会話を増やすことから始めてみて。
相手の目を見て明るく挨拶
挨拶&返事のルール。無口な人が行うことで、「もっと関わりたい」というアピールにつながります。
世間話に参加する
人はわからないものを恐れる習性があるので、プライベートな話題を盛り込めるとベスト。趣味や家族のことなど、ストレスのない範囲で自己開示を。
4.あれこれ気になって身動きとれない!
引っ込み思案
おどおどした態度&卑屈な発言で、他人をイラつかせてしまいがち。でも実は根暗キャラはいじりがいがあり、相手の気分を損ねる言動さえしなければ、人気者になれる可能性大!
あえて、どんどん
ネガティブ発言をしてみる
極端なネガティブは笑いを生みます。世話焼きな人を狙って攻めれば、強い味方になってくれるはず!
「でも」「だって」は禁句!
ネガティブ×口答え=不快感MAX。「はい! ただ……」と言い回しを変えるだけで、与える印象がぐんとよくなりますよ。
ジェスチャーを大きくする
目を合わせるのが苦手なら、相手の目の周辺あたりに視線を向けて。自分が話すときは、身振り手振りを大きくすれば、自信がある印象につながります。
Illustrations:Takako Ooki Composition&Text:Ayano Nakanishi
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