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クレンジングって何?
もとの言葉は「cleanse(=清潔にする)」。「メイクを落とすときに使用するコスメ」として広く一般的に浸透している。男性でもメイクをする人はもちろん、日焼け止めを落とすときにはクレンジングが必要となる(※洗顔でオフできる日焼け止めもある)。
洗顔とクレンジングの違い
洗顔料は皮脂や古い角質など、水溶性の汚れを落とすものであるのに対して、クレンジングはメイクなどの油性の汚れや頑固な角栓など、油溶性の汚れを落とすという違いがある。
Photo:Wakaba Noda[TRON] Hair & Make-up:NOBUKIYO Stylist:Izumi Makabe Model:Rio Takahashi[MEN’S NON-NO model]
そもそもメンズにも必要?
メイクをした日はもちろん、メイクしていなくても、日焼け止めを塗ったまま寝るのは肌に負担になるのでNG。洗顔では落とせないタイプの日焼け止めを使っている場合は、クレンジングが必要だ。
また、男性は女性に比べ皮脂の分泌が盛んな場合が多いので、自分はオイリー肌だと感じている人や、毛穴に詰まった脂汚れをオフしたい人は、日焼け止めの使用有無にかかわらず、定期的にクレンジングを使うのがおすすめ。
クレンジングはいつ使うもの?
帰宅した後や、夜の入浴前に。基本的には、クレンジングをしてから普通の洗顔を行う(“ダブル洗顔”と世の中で言われているのは、クレンジング+洗顔の両方を行うことをいう)。
Photos:Teppei Hoshida Hair&Makeup:NOBUKIYO Stylist:Izumi Makabe
クレンジングしたら洗顔は不要?
基本はクレンジングのあとに洗顔をする必要があるが、製品によっては「ダブル洗顔不要」のものもあるので、購入したアイテムの説明書きをよくチェックしてみよう。ただ、ダブル洗顔不要のクレンジングでも、その後に洗顔してはいけないというわけではない。
メイクはBBクリームだけ。それでもクレンジングが必要?
BBクリームもベースメイクなので、洗顔料だけでは落とせず、クレンジングが必要。ただ、洗顔料で落とせるタイプのBBクリームも存在するので、使っているBBクリームの説明書きや公式サイトをチェックしてみよう。
クレンジングの種類と選び方
大きく分けて下記の5種類。上に記載のタイプほど洗浄力が高くしっかり落とせるものが多い。
オイルタイプ
メイクや皮脂汚れにすばやくなじむ。洗浄力の高さはピカイチなので、しっかりメイクをする人や日ごろからオイリー肌の人に。
バームタイプ
成分としてはほぼオイルだが固形で、体温で溶かしながら使う。洗浄力が高いが使用後はオイルよりもやや潤う感覚のものが多い。
ミルクタイプ
やさしくマイルドな使用感。洗浄力はオイルやバームに劣るものの、潤い感ならこちら。日ごろから肌が乾燥しやすいタイプの人に。
ジェルタイプ
水性タイプと油性タイプがあり、ウォータープルーフの日焼け止めやメイクの場合は油性タイプを選ぼう。素早く流せて、洗いあがりはさっぱり。
ウォータータイプ
コットンにしみこませてふき取る。洗浄力はこの中ではもっとも抑えめなものが多いので、肌への負担が気になる人に。みずみずしいさっぱり感。
あらかじめ成分をしみこませたシートタイプもあり、旅行のときなどに便利だ。
Photos:Yuya Shimahara(model) Hair & Make-up:Tomoko Okada[TRON] Stylist:Yoshiaki Komatsu Model:Shota Inoue[MEN’S NON-NO model]
クレンジングアイテムの使い方
オイル・バーム・ミルク・ジェルの場合
→洗い流す
ケチらず使うべし! 500円玉大が目安
製品説明にある量のクレンジングを手に取る。目安は500円玉大。少ないと肌に摩擦がかかることに。
顔の内側→外側にくるくるのばす
クレンジングを手にのばし、顔の内側→外側へなじませる。肌の負担にならないよう指の力は軽く。
あご先や眉など盲点ゾーンも忘れずに
あごや眉部分は毛穴が詰まりやすくザラつきがちなエリア。細かい部分も忘れず指先でなじませる。
ためた水はNG! 洗い流しは流水で
洗面器にためた水ではなく流水で洗い流す。生え際やフェイスラインの洗い残しはニキビの原因に。
ウォーター(シート)の場合
→ふき取る
力を入れず、顔の内側→外側に拭う
指2本ではさみ顔の内→外へ一方向に拭く。往復させると、汚れがまた顔に付着するので注意!
皮脂の多いTゾーンも優しく拭き取る
頬や額など顔の広い部分から拭き取る。シートに汚れがつかなくなったらメイクオフされたサイン。
小鼻は顔のカーブに指を沿わせる
小鼻の脇など細かいエリアはシートを人さし指と薬指ではさみ、中指を顔のカーブに沿わせて拭う。
フェイスラインの裏も忘れずに
あごの裏やフェイスラインなどは拭き忘れが多いゾーン。汚れが残ったままだと肌荒れの原因にも。
クレンジングを使うときの注意点
オイルクレンジングは「乳化」を必ず
オイルクレンジングの場合は、汚れにオイルをなじませたら水分を含ませて、乳化させながら使うのが基本。オイルが白く濁るのが乳化のサイン。
すすぎ残しに要注意!保湿も忘れず
クレンジングが肌に残っていると肌荒れの原因ににも。丁寧にしっかりすすぐ(またはふき取る)ことを心がけよう。また、その後の肌は乾燥しやすい状態にあるので、なるべく時間をおかずにしっかりと保湿しよう。
使用頻度は自分の肌の状態に合わせて
メイクをしたり、日焼け止め(洗顔で落とせないもの)を使ったりしていない場合、クレンジングの使用は自分の肌の状態を見ながら判断しよう。オイリー肌で毎日使いたい場合はミルクやウォータータイプを選ぶなど、肌の潤いを取りすぎないように気をつけたい。
メンズにおすすめクレンジング15選
オイルタイプ
01_シュウ ウエムラ
アルティム8∞ スブリム
ビューティ クレンジング オイルn
シュウ ウエムラの最高傑作と呼ばれるほどの人気を誇るクレンジングオイル。しっかりと汚れを落とすだけではなく、肌にうるおいを与えてくれたり、肌のキメを整えてくれたりと、美肌へのアプローチも。
02_オサジ
クレンジングリキッド
クレンジングリキッド 150㎖ ¥2,420/OSAJI
アルコールやパラベンなど刺激になりうる成分フリーでデリケート肌にも優しい処方。天然由来原料が必要な潤いを保ちながらメイクオフ。(※2024年10月にベーシック スキンケアシリーズのリニューアルに伴い販売終了しています)
バームタイプ
03_ファミュ
ビューティ クレンジングバーム
ファミュ ビューティ クレンジングバーム 50g ¥5,280/アリエルトレーディング
バームを顔に塗り拡げていくと、じんわりと暖かくなる温熱効果が。香りもいいのでまるでスパにいるかのようにリラックスしながらオフできる。汚れをオフするだけではなく角質ケアも同時にでき、柔らかい透明感のある肌へ。
04_DUO
ザ クレンジングバーム ブラックリペア
毛穴の黒ずみや皮脂などに特化したクレンジングバーム。とろけるような感触で洗えるのでクセになる人も続出。クレンジング・角質ケア・洗顔・マッサージ・トリートメントの1人5役の万能アイテム。
OLTA
イナガキカイさん
刺激が強くなく少し敏感な僕の肌でも安心して使えます。油分でクレンジングしてくれるので、洗浄力もしっかりあり、肌の透明感が上がっている気がします。洗い上がりのしっとり感がクセになるのでおすすめ!
05_バニラコ
クレンジングバーム CE
使用感や仕上がりで選べるクレンジングバームから、セラミドやパンテノール配合の高保湿力タイプが登場。全国のドラッグストアで購入可能に。
メンズノンノモデル
樋之津琳太郎
バニラコは2006年からのロングセラーな韓コス。人気のクレンジングバームから保湿力の高いタイプが登場。肌なじみがよくて、溶ける感じの使用感。
ミルクタイプ
06_ラエイシス
ミルククレンジング
ラエイシス ミルククレンジング 150ml ¥4,378/IHC
肌になじませると、汚れを優しく絡め取ってくれるミルククレンジング。不要になった角質も一緒に落としてくれるので、洗い上がりはツヤのある肌に。複数の保湿成分も入っているので潤いも保ちながらクリーンな肌に。
07_SHIRO
がごめ昆布クレンジングミルク
がごめ昆布クレンジングミルク 145g ¥4,620/シロ
高い保湿力を誇るがごめ昆布のエキスが、肌に必要な潤いを保ちながらメイクも肌の不要な汚れもすっきり洗い流してくれる。
08_イソップ
ジェントル クレンジング ミルク
ジェントル クレンジング ミルク 100㎖ ¥3,960/イソップ・ジャパン
やわらかいテクスチャーがマイルドにメイクや肌にたまった汚れをリセット。ウッディで心地よい香りだち。
09_バウム
クレンジング エマルジョン
バウム クレンジング エマルジョン 180㎖ ¥4,400(編集部調べ)/BAUM
深い樹木の香りとみずみずしいミルクの感触でリラクシングなクレンジング時間を楽しめる。あと肌もしっとり。(※2024年11月更新 現在は生産を終了しています)
ジェルタイプ
10_キュレル
潤浸保湿 ジェルメイク落とし
キュレル 潤浸保湿 ジェルメイク落とし 130g ¥1,100(編集部調べ)/花王(医薬部外品)
肌に必須の保湿成分「セラミド」を守りながら、デリケート肌の毛穴の奥の汚れもするんと落とす。
11_イプサ
クレンジング ジェル EX
クレンジング ジェル EX 150g ¥3,300/イプサ
メルティなジェルが肌のキメに密着したメイクや汚れになじみ、すっきりとクリーンアップ。なめらかな質感のもちもち肌に仕上がる。
12_オルビス
ミスター クレンザー
ミスター クレンザー 100g ¥1,980/オルビス
過剰な皮脂とその詰まりにより発生する黒ずみに着目。マイルドピーリング効果と酵素の力で皮脂を溶かし出し、メイクも角栓もクリアに。
ウォータータイプ
13_d プログラム
エッセンスイン クレンジングウォーター
d プログラム エッセンスイン クレンジングウォーター 180㎖ ¥2,750/資生堂インターナショナル(医薬部外品)
ジェリーウォーターがメイクや環境による微粒子汚れを優しくオフ。
14_ラ ロッシュ ポゼ
ミセラー クレンジング ウォーター
ミセラー クレンジング ウォーター 200㎖ ¥3,300/ラ ロッシュ ポゼ
フランスの天然湧水ターマルウォーターが肌のバリア機能を守りながら、メイクや1日の汚れをリセット。
15_ハクスリー
クレンジングウォーター;
ビークリーン、ビーモイスト
ハクスリー クレンジングウォーター;ビークリーン、ビーモイスト 200㎖ ¥2,750/NMA Japan
高保湿効果のサボテンエキスを豊富に配合。心地よいみずみずしさで汚れを拭い去る。
Original Text: Atsuko Watanabe, Michiyo Matsui, Takuma Kawakami
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