争奪戦の果てに見つけた駐車場付きデザイナーズ物件。コンクリ打ちっぱなしの内装を色や柄で自分らしく！【おしゃれ男子の部屋カタログ／Vol.25・中村滉基】
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おしゃれなメンズは、どんな部屋で日々を暮らしているのだろう。そんな疑問を解決すべく、実際の部屋に突撃するこの連載。第25回は、ビデオグラファー、美容師の両軸で活躍する、中村滉基さんのご自宅にお邪魔しました！
家具やファブリックで色柄をプラスし、
デザイナーズ物件のテンプレを個性的に
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「ビデオグラファーという仕事上、カメラや照明などの撮影機材が必要なので、それを積むためにクルマが不可欠。だから家探しの条件も、物件の敷地内、もしくは近隣の駐車場に空きがあること。しかし、都内には条件にハマる物件は極端に少なく、仮に空きがあっても争奪戦……。入居できるか否かは、ほぼ運になっています。そんなこれまでの経緯から、いい部屋がないか、賃貸情報は常にチェックしていて、今年の1月に見つけたのがこの部屋。自然光がよく入る大きな窓のあるデザイナーズ物件で、内装も自分好み。そして駐車場のセキュリティも完璧。すぐに入居するべく動きました（笑）。打ちっぱなしコンクリートの壁と無垢材のフローリングというデザイナーズ物件のテンプレのような内装は、洒落た雰囲気がすぐ出せるけど、ともすれば殺風景になりがち。だからスツールや観葉植物、ファブリックなどで色柄を足し、あたたかみと個性が出るようにインテリアを選んでいます。屋内駐車場でクルマの出し入れもしやすく、きっとここには長く住むことになりそうです」（中村さん）
Room
一番のお気に入りは、採光抜群の窓。「賃貸でここまで大きな窓があるのは珍しい。インテリアの参考としてチェックしていた、ピンタレストで見つけた海外の物件のようで、内見にきたときはテンションがあがりました」（中村さん）
「陽の光を浴びて朝起きられるのがこんなにも幸せだなんて。この部屋に住むまでは知りませんでした。ベッドには、HAYで購入したストライプ柄のベッドカバーを合わせて、海外っぽい雰囲気が出るように」（中村さん）
「編集作業で使うデスク環境は、どうやってもこれ以上省スペース化できません。仕事場とくつろぐための空間が、地続きになってしまうのはワンルームなので仕方のないこと。だけど35平米あると、意外とこのままでも快適です」（中村さん）
「殺風景になりやすい部屋なので、インテリアには色や柄を積極的に取り入れています。クッションやブランケットなどのファブリックは、比較的安価で取り入れやすく、がらっと印象が変わるのでおすすめ」（中村さん）
「ノーチェ 渋谷店で見つけた樹脂製のスツールも、部屋の色を足すのに活躍。無垢材のフローリングに合わせることで、質感にコントラストがついて洒落た雰囲気に」（中村さん）
「ワンルームこそ、大きな鏡をおいた方がいいと思っていて。そうすることで奥行き感が増し、ワンルームの部屋がより広く感じられるようになります」（中村さん）
「生活スペースと水回りが、きっちり分かれているのもうれしいポイント。だったはずなのですが、扉の幅が足りず、奮発して購入したドラム式洗濯機を返品するというトラブルも（笑）。この部屋唯一の欠点でしたね……」（中村さん）
「ベランダが狭く、洗濯物を干すスペースがないため、設置工事不要の小型衣類乾燥機を愛用中。これが意外としっかり乾くので、仕事が忙しいときは大助かり！」（中村さん）
ビデオグラファー・美容師
中村滉基 さん
ビデオグラファーとして、音楽シーンやファッションブランドのムービー制作に携わり、さらに美容師としてサロンワークもこなす。
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
久嶋敢太
エディター
本誌のファッションテーマからスナップまで幅広く担当する若手エディター。ウェブでは連載「俺たちの“ノリモノ”語り！」と「オシャレ男子の部屋カタログ」を担当する。
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