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「まだそんな考え方、押し付けてくるの?」友達、同僚、上司、親戚…メンズノンノ世代がモヤっとした5つの瞬間

「まだそんな考え方、押し付けてくるの?」友達、同僚、上司、親戚…メンズノンノ世代がモヤっとした5つの瞬間

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前回の恋愛編に引き続き、今回はまとめてその他について。周りの人の価値観や社会の雰囲気について、メンズノンノ世代が「!?」と感じていること&エピソードを紹介。

ジェンダーに関することから、慣習によるよくわからないルールまで、内容は様々。「もしかしたら自分もやってしまっている?」と自分の行動を振り返りつつ読んでみてもいいかも。

   

「男女の役割」価値観問題①
その性別役割分業やるの……?

イラスト①

「サークルでキャンプしたときに『女性陣はごはん作れて当たり前』って考えで、ごはん係を勝手に決められた」(女性・20歳)

「お茶とかコーヒーを女性が淹れて当たり前と思っている」(女性・20歳)

前回も出ていた「女性が家事をやる」的なアレに、友達だろうが職場だろうが出くわす……という女性からのご意見。男女関係なく、それぞれが得意な持ち場につけばいいだけの話なのに……!

性別役割分業をしている、という意識はない人でも、男女混合・大人数でのキャンプなら、なんとなく気軽に「じゃあ女子はごはん係ね!」と言ってしまうこともありそう!? 気を付けよう。


   

「男女の役割」の価値観問題②
男だって「家事育児=女性」に違和感があります

イラスト②

「男性が料理できるとすごいと思われること」(男性・32歳)

女性よりも男性のほうが「料理ができてすごい!」と言われることへの違和感。料理なんて男女問わずやるし、苦手な人は性別関係なく苦手。相手のほめ方に、“男性なのに”料理ができてすごい、という雰囲気を感じているからこその意見。

「男性が育休を取得することに対して、社会全体の理解がない」(無回答・39歳)

こちらは社会全体についての、先輩からの一言。子育てについても、「女性がやるもの」という雰囲気はまだまだ根強い。男だって子どもがかわいいし育てたいのに!という不満、かなりありそうです。同僚の男性が育休を取るのは、女性と同様に「当たり前に認められる権利」なはずなのに……。

また、女性からも

「就活をしていると、企業の男性社員の方が『女性は育休制度とか気になりますよね』と女性就活生に対してのみ育休制度などをアプローチして伝えてくる。変わってほしいと感じます」(その他・24歳)

と、「育休=女性」という固定観念に待ったをかける声が。男女ともに「変わってほしい」と感じるポイントのようだ。

    

「男女の役割」の価値観問題③
家事育児以外にもある「男なのに○○」という意識

イラスト③

「大学生のときに運動部のマネージャーをしていましたが、みんなからは『男なのになんで?』と言われました」(男性・23歳)

なぜかはびこっている「マネージャーは女性」という考え方。自分で選んでやっているのに、性別を理由に「なんで?」と聞かれても困る。サポート役が好きで得意な男性だってたくさんいるはずなのに。


    

昔からの慣習問題①
目指す「よさ」は人それぞれなんで!

イラスト④

「服装などの褒め言葉が『かわいい』だけ。『かっこいい』とか言われたい。身体の性が女性とはいえ嫌になる」(その他・24歳)

女性を褒めるときは「かわいい」と言いがちだけれど、「かっこいい」と言われたい人もいる、ということは知っておきたいところ。褒め言葉は相手の性別で決めるのではなく、「よい!」と思った特徴に合わせるよう、言葉選びにも気を付けていけたらよさそう。

「環境問題や健康に気を配ることを『意識が高い』という言葉で揶揄するのはやめてほしい。それが当然のことだという意識をもってほしい」(男性・19歳)

「意識高いね~」という言葉は、褒めで使われることはほぼない。気を配る人、配らない人どちらもいるけれど、気を配るのが悪いことではないのは確か。不健康な生活をするのも本人の自由だけれど、問題に真摯に取り組んでいる人をからかうのは「価値観の押し付け」になっているかも。

    

昔からの慣習問題②
上の世代からの心ない一言にモヤり……

上の世代がそういう人ばかりというわけではもちろんないが、価値観や意識の差に驚くことが多いのもまた事実ではある。上司や親せきなど、上の世代から言われた「!?」な言動はこちら。

イラスト⑤

「同僚の男性がレディースの服を着ていて、それを見た年配の方が『アイツは変わり者』と言っていたのを見て、引いた」(男性・23歳)

これは洋服好きとしても嫌な気分になる一言! レディースのほうが自分のスタイルにハマることもある。女性がメンズを着てもあまり変だと思われないように、こちらにも理解が欲しすぎる!

「親せきに『LGBTQとか最近いるらしいけど気持ち悪いよね』と言われた。目の前にいますが……」(その他・29歳)

当事者でなくても「!?」となる場面だ。性的マイノリティ当事者の中には、カミングアウトをしていない人も少なくないにもかかわらず、この発言。配慮に欠けすぎではないだろうか。


   

<まとめ>
価値観は合わせるものではなく、尊重し合うもの

「価値観はアップデートするものという考え方自体が古いんじゃないかなと思います。多様性の時代に、周りに合わせて価値観を変えなければならないという前提が、このアンケートの根底にはあるように感じました。ややひねくれた回答ですみません!」(女性・23歳)

最後に、このアンケートの自由回答欄にあったこのコメントを紹介したい。価値観のアップデートを強要することもまた、「価値観の押し付け」になりうる。生まれた環境、性格、性別、年代……人によって異なる様々なものごとの影響によりできあがるものだからこそ、価値観は様々で、それが「多様性」でもある。

「家事は女性に任せて仕事にまい進したい」「仕事は男性に任せて家事を担当したい」。その考え方もまた、多様性の中の一つ。自分と相手が納得していれば、どんな形の価値観を持っていても、その関係性の中では問題ないはず。心の中で何をどう思うかは自由だ。

「女なのに家事しないのはおかしい」と価値観が違う相手を正しくないと決めつけること、「男なら女におごって当たり前」などのように行動や考え方を強要すること、「~の人って受け入れられない」と声に出し自分の価値観にはまらない人を排除しようとすること。問題はそこにある。

自分の価値観を大事にしながらも、自分とは異なる考え方の人もできるだけ尊重しようと心がける。それが今の「多様性の時代」に求められることなのかもしれない。

Text : Miki Higashi Illustrations : Wakana Sato

東美希

東美希

ライター

読み物系の記事をよく書きます。恋愛、お仕事、メンタルヘルスなど。

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