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基本性格
スケールの大きな発想力と
好奇心で行動する人
長く首都・咸陽から離れた前線で戦い続けていた個性的な将軍。独特の感性で戦局をとらえ、隊の先頭に立って突貫する戦法を得意とする。そんな麃公タイプのキミも常識にはとらわれない、人とは少し違う感性を持つ。鬼宿の「鬼」は、神または人ならぬものを表す字で、この宿の人は、スケールの大きな発想力と好奇心を持ち、好きなことのためならば、鬼のすむ黄泉の国までも出かけていく行動派。どんな環境にもなじむし、身近な人のために力を尽くすことは惜しまない。出世や名声を求めず、お人よしで、粋に感じれば、一銭にもならないことに力を尽くすけれど、違うと思えば、いきなりフッといなくなってしまう。心の赴くままに変幻自在な戦いを繰り広げた麃公のように、鬼宿はおおいなる自由人だ。
麃公タイプってこんな人
そこはかとない父性
戦場に生まれ、戦場をすみかとして生涯を過ごした麃公にとっては、率いる兵士たちは家族、子どものようなもの。大きな野心と強い情熱を見せる信（しん）に対しても温かく、どこか父親のような態度で接し、盾と力強い言葉を残していった。鬼宿は、心の器が大きいので、人やものを育てる力を秘めているとされる。育てたいもの、育てたい相手に出会ったとき、キミは変わるかも。
個性が強く、はみ出しやすい
常識の中に収まらない感性に従って、社会的な価値観よりも自分の心に正直に生きようとする鬼宿は、とても無邪気だけれど、愚かに見られることもあるかも。組織などでは、はみ出しやすく本人もときに疎外感を味わうことも。でも、そこで持ち前の本能的なセンサーで自分に合う人や場所をキャッチしていくことに。わずかでも味方がいれば、何倍も強くなるのが鬼宿だ。
本能型の猛将
麃公は敵の匂いや気配を感じて動き、戦う。それは他の人にはよくわからない感覚なので”本能型”といわれるが、そんなふうに、他の人には理解できない直感を信じて突っ走るのは鬼宿の特徴でもある。ズバリ言えば、変わり者。でも、それは鬼宿が何にもとらわれることなく物事をプレーンに見るから。普通の人が持つバイアスがないことで、本能が発動することになる。
2022年後半の運勢
停滞期間ではなく“熟成”期間
飛躍の基礎をつくるとき
2021年に手に入れた居場所や安らぎを基盤に、新たな夢や希望に近づいていける年。ただ、人とは違う発想力を持つ麃公タイプの個性やパワーをストレートには発揮しにくく、様々な紆余曲折にも遭遇する年でもある。信をはじめとする兵士たちに家族のように接する麃公のように、身近な人との人間関係を大事にしたり、縁の下の力持ちに回る方が吉だ。元から情に厚い麃公タイプだが、今年はいつもより周囲が気になり、気も使うので、無理をすると体力気力を消耗しやすい。表に出すぎず、やるべきことに集中する方がエネルギーを温存できる。
年の後半は、自分ではコントロールできないハプニングの暗示が強く、 何事も思ったより時間がかかりそう。 また長年続けてきたことに“金属疲労” のような問題点が浮上することも。年の前半の勢いが、 9月以降、ピタリと止まる停滞感を味わうかもしれないが、これも次の運気のピークを目指すための準備時間。常識にとらわれない感性を持つ麃公タイプが、 新しいことに馴染み、深めるための”熟成”期間だと考えて。様々な問題の表面化、人間関係の不調、アクシデントもあり、年内に片づかないかもしれないが、慌てずに。 それらの打開策をじっくり練ることが、2023年の飛躍の基礎になるはずだ。
描く夢が一致しなければ
永遠に交わらない相手に
常識にとらわれない発想力を持つという点では、鬼宿と虚宿はとても似ている。お互いに描く夢とロマンが一致すれば、力強いパートナーシップをつくれることも多い関係。ただ、そこが一度ズレてしまえば、永遠に交わらない相手になってしまうことも。また、よき相手と信じるあまり、生活や行動を束縛されると、つらくなるのは鬼宿。麃公も王都にいることはなかった。
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