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夢中になれる古着屋に出会えるかは重要だ。BOUTIQUE オーナーの金子恵治さんが通う、お気に入りのショップとは?
「3周目」からが本当の古着探しです

仕事の現場から近いという理由から、週1で通うようになった「マダラ」。金子さんの好きなアメリカ古着とフランス古着が混在する、ジャンルレスな品ぞろえがお気に入り。
「バイヤー時代からの癖なのですが、展示会などでひととおり見終わってからもう1周するとまた違ったものが気になったり、目が慣れてくると見えなかったものが見えたりすることが頻繁にありました。だから古着屋さんでも同じように、目を慣れさせてフラットに見ることを心がけています。2周目からが本番で3周目でようやく自分が買うものが見えてきますね」

じっくり見ることは大前提だが、お店で必ず見るポイントは?
「マイルールとしてまずお店に来て見るのが、壁にかかっている商品やレジ奥に積まれた商品。わざわざそこに飾っているのは意味があるからだと思うんです。だから最初にレジ奥を見てから壁際をチェックしていくのがルーティン。いきなりレジに直行するので相手からはなんだろうと思われるかもしれませんが、そこでスタッフさんと談笑することでコミュニケーションが取れるし、レジ奥の訳ありの商品もチェックができるので一石二鳥なんですよ。

このお店が面白いのは、デニムのラックに、リーバイス®をはじめとしたレギュラーものに交じって、フランスもののデニムスラックスなどがかかっているところ。
例えばこれは、ウエストがトラウザーズのような仕様になるなど、あくまでワークウェアなのにフランスメイドらしいドレッシーなディテールが見てとれるのも面白いんです。ラック全体を流し見すると見落とすけど、一点一点丹念に見るとそういう発見があるので、気が抜けない。

このLAレイカーズのベースボールシャツも通常は布帛生地が多いのですが、Tシャツのようなカットソー生地で作られているのが面白いですよね」
何げない定番の商品もフラットな目線で見ることが重要だ。
「古着は宝探し的な楽しみがあります。まずはディテールなどアイテム自体の面白みを見て欲しいかどうかを判断。それプラス、体型に合う形かどうか? 肩の落ち感が自分好みか?もすごく大事。そこを妥協すると結局、お店ではいいなと思った服でも着なくなってしまう。まずはシルエットやサイジングなど、自分に合う形を知りつくしておくことも重要ですね」

PickUp Item

何げないJ.クルーの鹿の子素材のTシャツ。「ポロシャツのイメージが強い鹿の子素材も、Tシャツにするとまた違った表情」。
J.クルーの鹿の子素材のTシャツ¥8,800

80年代のフランス製デニムスラックス。「ラックにかかっているとつい見落としがちですが、ウエストがトラウザーズのような仕様だったり、バックポケットがジップだったりと、ディテールにエスプリがきいています」
フランス製デニムスラックス¥22,000


カットソー生地に目を奪われ、思わず手に取った1枚。NBAチーム「レイカーズ」のロゴ入りなのに、デザインはベースボールシャツというギャップがいい。
ベースボールシャツ¥9,680

「60年代の端正な白いドレスシャツは、袖口がシングルカフスなのがポイント。

ランズエンドのチェック柄シャツも、高級なビエラ生地が使われているのが面白い」。

最近はワークウェア的観点から、エプロンが気になっているという。
この日見つけた1枚のポケットには、なんと自分の生まれ年の映画の半券が入っているという、まさかの奇跡が!
エプロン¥11,000


madara vintage
住所:渋谷区恵比寿西1の31の15・3F
営業時間:月〜土曜13時〜20時、日曜10時〜18時 無休
Instagram:@madara.vintage
Photos:Shinsaku Yasujima Composition:Shun Koda Text:Yasuyuki Ushijima
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