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クレジットを読むと、ファッション誌はもっともっと面白くなる

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今春夏の憧れアイテム筆頭、「サンローラン」のナポレオンジャケットが目に飛び込んできた栁 俊太郎

ジャケット(サンローラン)¥320,000/イヴ・サンローラン
USEDのTシャツ¥15,800・USEDのスニーカー¥15,800/I&I STORE
USEDのパンツ¥12,000・USEDのサスペンダー¥4,200/ジャンティーク

デザイナーのエディ・スリマンも古着のネルシャツを好んでいますけれども、ここまで徹底的に古着でスタイリングを噛ませるとは感服です。

古着ミックスですが、古着で崩し切ったわけでもない。

サスペンダー使いでドレスのカテゴリーをにじませているのが小憎らしいのです。

ここ、テストに出ます。

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ルーキーの中田圭祐に、大御所「エルメス」。

クレジットを見た途端、スタイリングより先にこのインパクトがガツンときました。

スカーフ(小)各¥40,000・(大)各¥52,000/エルメス ジャポン
ロンT¥17,000・シャツ¥23,000/ネオンサイン
パンツ¥28,000/フェノメノン

新進気鋭のドメスティックブランド「ネオンサイン」の直線的な柄のTシャツは、単品では一点突破アイテム。

ここに同じくグラフィカルな柄のスカーフを、ほどよいアバウトさで絡めることによって生まれる柄のマリアージュ。

小物使いで、まったく違うスタイルになるのですな。

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海外ラグジュアリーブランドのサイジングが体格的にぴったりの山口智也

ジャケット¥203,000/マルニジャパン
ニット(クレプスキュール)¥14,000/オーバーリバー
パンツ(ガンリュウ)¥33,000/コム デ ギャルソン
靴(チーニー)¥59,000/アメリカンラグ シー渋谷店

ミラノリブで編み上げたニットがお家芸の「クレプスキュール」と、ミラノコレブランド「マルニ」のセッションとは、言葉上のミラノ繋がり?

かと思いきや、丸龍文人が手掛ける「ガンリュウ」、英国靴の老舗「チーニー」という、亜細亜大陸からユーラシアを経てグレートブリテンまで旅しちゃったブランド群が並んでおります。

ここまでは、トップスとボトムスとの相性やミスマッチを中心に解説していますが、山口に関しては「ガンリュウ」のサルエルに「チーニー」のダブルモンクを合わせた下半身がヤバイ!

デザイナーズもクラシックも垣根無しに飛び越えちゃったミクスチャー感が、クレジットからひしひしと伝わってきます。

このボトムスの組み合わせで、ソリディーモのダンスを見たい。

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でもって、山下涼平が再登場。

これぞ、壽村マジック。

彼が着ていた古着のTシャツが目に留まらなければ、シンプルな写真集として「モデルブック」を見終わっていたことでしょう。

柄が強烈なので、誰でも気付きますけども。

シャツ¥132,000・中に着たシャツ¥115,000/グッチ ジャパン カスタマーサービス
USEDのTシャツ¥4,900・USEDのキャップ¥3,045/I&I STORE
パンツ(クラス)¥24,000/ウィリー

山下のやんちゃな雰囲気は、シャツの二枚重ねにあるのかなと。

単純な太ストライプのシャツはデザインの歴史的にも古着でよく見かけますが、「グッチ」のそれはクオリティの極み。

山下が意識しているかどうかはわかりませんが、ナチュラルかつ強引に、ラグジュアリーとは別個のステージへと昇華したスタイリングであることは確かです。

ありがとう、山下。「クレジットを読むと、ファッション誌はもっともっと面白くなる」ことに気付かせてくれて。

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オーラス、成田 凌

「プラダ」に古着のシャツを合わせるコーディネイトは、普通に私服でもやってくれそうな成田。

ジャケット¥278,000[予定価格]/プラダ ジャパンカスタマーリレーションズ
USEDのシャツ¥8,900/I&I STORE
Tシャツ/本人私物

そして当然のごとく、スタイリストの壽村さんはご存知かと思います。

「プラダ」の2013-14秋冬コレクションで登場した、ニットの首元からフリルシャツの衿が片方だけうっかり出ちゃった貴公子たちのオフバランススタイルを。「プラダ」を着る男は、「プラダ」を着てさえいれば洋服に無頓着でもイノセントでも正解、ってことになっちゃった金字塔です。

ドレスダウンではなく、ドレスアップの範疇でドレスの新境地を切り拓いた革新的なメンズトレンドになりましたが、それを、成田が着ている古着のチェックシャツ&私物の白Tシャツが思い起こさせるんです。

ギンガムチェックの色は、緑でもターコイズでもイエローでもよかったのかもしれないし、このミックススタイリングの焦点はそこではない。

おそらく、成田凌のスタイリングだけ、ファッションのスタイリングではない。

プラダ」を着たモデルが主役なんです。

私物tシャツのちょっとしたヨレ具合に、胸がキュンとするんです。

 

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大局でかっこいいと楽しみ、小局でファッションの奥深さを知る。

H條が言いたいことは、以上です。

メンズノンノを、穴が開くほど読み込んでみましょう。

デジタルに穴が開くことはありませんが、電子版とアプリにも、メンズノンノ6月号特別付録「MEN’S NON-NO MODEL PERFECT BOOK 2015」は収容されております。

クレジットを読むと、ファッション誌はもっともっと面白くなります。

5月9日の発売日から3週間が過ぎておりますが、メンズノンノ6月号もしくは電子版をぜひゲットして、このブログと照らし合わせながら楽しんでみてください。

…ぬぬ。

「モデルブック」の目次を見ますと、ここで言及したPart.1に続いて、Part.2、Part.3、Specialまでページがあるみたいです…が、長くなるのでこれで終わりましょう。

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