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本格的な夏を前に、正しいUVケアの知識をアップデート!「顔用と体用は何が違う?」「正しい塗り直しのタイミングは?」「去年の日焼け止めは使える?」など、今さら聞けない日焼け止めの疑問は尽きないもの。
今回はそんな気になるお悩みに、皮膚科医の三宅医師がズバリ回答!メンズが陥りがちな間違ったケアや、肌荒れを防ぐ選び方まで徹底解説する。
お話を伺ったのは...
- これって本当? 「日焼け止めの基本・選び方」のギモン
- 「顔用」と「体用」の日焼け止め、 何が違うのですか?
- 日焼け止めの適正量を教えてください!
- 髪や頭皮にも日焼け止めを塗ってもいい?
- そもそもSPF・PAとはなんですか?
- 敏感肌の人でも 日焼け止めを塗るべきですか?
- 効果を最大化する! 「正しい塗り方・塗り直し」のギモン
- 朝のスキンケアの どのタイミングで塗るのが正解ですか?
- 日焼け止めの「塗り直し」は どのくらいの頻度で行うべきですか?
- 曇りの日や、一日中室内にいる日も 塗る必要はありますか?
- もったいないけど大丈夫? 「使用期限・保管方法」のギモン
- 「去年の残りの日焼け止め」は、 今年も使って大丈夫ですか?
- 日焼け止めがドロドロに...。 正しい保管場所はどこだったのでしょうか?
- 日焼け止めを塗ると肌が荒れます。 何が原因ですか?
これって本当?
「日焼け止めの基本・選び方」のギモン

「顔用」と「体用」の日焼け止め、
何が違うのですか?
1番の違いは、
スキンケア成分とテクスチャーです。
「顔用は、化粧下地を兼ねたものや保湿・皮脂吸着成分を配合したものが多く、デリケートな目もと・口もとにも使える低刺激で白浮きしにくい設計が特徴です。一方で体用は、広範囲に伸ばしやすいサラッとした質感で、汗・水や服の摩擦への強さを重視して作られています。なお、「顔・体用」は全身に使えますが、「体用」単体のものを顔に塗ると、メンズ肌の油分と混ざってテカリやニキビ、ベタつきの原因になるため避けましょう」。(三宅先生、以下同)

日焼け止めの適正量を教えてください!
想像している3〜4倍の量を塗る必要があります。
「日焼け止めを正しく効かせるには想像の3〜4倍の量が必要で、顔全体なら『液体は1円玉2枚分』『クリームはパール粒2個分』が目安です。量が多くてベタつくときは、半量ずつ2回に分けて塗るのがコツ。まず半量を額や両頬など5点に置いて馴染ませ、1〜2分置いてから残り半分を重ねます。これだけでムラなく均一に密着し、ベタつきも劇的に解消されます」。
髪や頭皮にも日焼け止めを塗ってもいい?
塗っても問題ありません。
「髪や頭皮は顔の3倍の紫外線を浴びているため、日焼け止めでの対策が必要です。また、塗っても問題ありません。対策には、手軽に使える『髪・頭皮用』や『全身用』のUVスプレーがおすすめです。なお、日焼け止めを塗った日は、将来の髪健康のためにも、シャンプーの際にいつもより丁寧に頭皮を揉み洗いしてしっかりと洗い流してくださいね」。

そもそもSPF・PAとはなんですか?
紫外線効果の指標です。
「日焼け止めの防御力は、肌に異なるダメージを与える2つの紫外線に合わせて、別の指標で表されています。シミや日焼けの原因になるUVBを防ぐのが『SPF』で、肌が赤くなるまでの時間を何倍に伸ばせるかを数値(1〜50+)で示しています。たとえば通常20分で赤くなる肌なら、SPF30を塗ることでその30倍の600分間防げる計算です。 もう一方の『PA』は、シワやたるみの原因になるUVAを防ぐ指標です。こちらは4段階の「+」の数で表され、数が多いほど肌の奥まで届く紫外線をしっかりとブロックできます」。

敏感肌の人でも
日焼け止めを塗るべきですか?
敏感肌の人でも日焼け止めはマスト!
「敏感肌はバリア機能が低く、紫外線を浴びると激しい炎症や乾燥を引き起こしやすいため、毎日の日焼け止めで肌を保護することが不可欠です。肌への負担を抑えるために、ノンケミカル、低刺激性、パッチテスト済み、アルコールフリーの製品を選びましょう。使用を始める前には、二の腕に500円玉大の範囲で数日間塗ってみて、赤みや痒みなどの症状が出ないか確認してから全体に使うと安心です」。
効果を最大化する!
「正しい塗り方・塗り直し」のギモン

朝のスキンケアの
どのタイミングで塗るのが正解ですか?
基礎スキンケアの後が正解。
「洗顔後、基礎化粧品(化粧水、美容液、乳液、クリームなど)のスキンケアが終わった後に塗るのが正解です」。
日焼け止めの「塗り直し」は
どのくらいの頻度で行うべきですか?
汗をかいたり、
水でぬれたらその都度塗り直しを!
「日焼け止めのSPFは1〜50+の数値で表され、値が大きいほど紫外線(UVB)の防止効果が高くなります。この数値は『何も塗らない状態と比べて、日焼けをどれだけ遅らせられるか』の目安です。
例えば、日常使いしやすいSPF30なら理論上は約10時間防げる計算になります。しかし、実際には汗や服の摩擦、皮脂などによって日焼け止めは落ちてしまうため、数値の大きさに関わらず『2〜3時間おき』を目安に塗り直すのが理想です。 もちろん、汗をかいたり水に濡れたりした際は、ウォータープルーフタイプであってもその都度塗り直すようにしましょう」。

曇りの日や、一日中室内にいる日も
塗る必要はありますか?
曇りの日でも、室内で過ごす日でも
日焼け止めを塗る必要があります。
「光老化(シワやたるみ)の原因となるUVAは、雲や窓ガラスを透過して肌に到達するので、天候や滞在場所に関わらず肌に蓄積していくためです」。
もったいないけど大丈夫?
「使用期限・保管方法」のギモン

「去年の残りの日焼け止め」は、
今年も使って大丈夫ですか?
開封済みのものは、
今年使うのは避けて破棄してください。
「日焼け止めは一度開封すると、空気中の酸素や雑菌に触れることで成分の酸化や品質低下が進みます。劣化した日焼け止めは、本来のUVカット効果を発揮できないだけでなく、肌トラブルの原因となる事があります。開封後の使用期限は約3ヶ月(ワンシーズンで使い切るのが原則)、未開封の期限は、高温多湿を避けて保管されていた場合に限り、製造から約3年です」。
日焼け止めがドロドロに...。
正しい保管場所はどこだったのでしょうか?
涼しい暗所に保管するのがベスト。
「正しい保管場所は、直射日光の当たらない常温(15〜25度前後)かつ涼しい場所です。日焼け止めは高温多湿や直射日光に弱く、温度変化が激しい場所に放置すると、油分と水分が分離してしまいます。なお、冷やしすぎも分離の原因になるため、冷蔵庫での保管はNGです」。

日焼け止めを塗ると肌が荒れます。
何が原因ですか?
紫外線吸収剤による化学反応の刺激や、
クレンジング不足による成分の肌残りかも。
「日焼け止めによる肌荒れは、成分である『紫外線吸収剤』の刺激や、落としきれなかった成分の毛穴詰まり(ニキビの原因)が主な理由です。肌荒れを防ぐためには、紫外線吸収剤を使用していない『ノンケミカル』の製品を選びましょう。落とす際は、石鹸落ちの記載がないものやウォータープルーフ処方の製品であれば、必ずクレンジングを使ってきちんと洗い流すことが大切です」。
Photos:Kaho Yanagi Hair&Make-up:Mai Hayashi Stylist:DAYOSHI(KINIRO) Model:Rintaro Hinotsu [MEN’S NON-NO model] Text:Michika Mori

森
メンズノンノウェブ編集
メンズノンノウェブでビューティーを担当。今までも美容ジャンルを専門として、500以上のコスメ・スキンケア商品をおためし済み。インナーケアとシートマスクが欠かせない30歳。趣味は旅、ごはん、愛犬。
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