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エディターやモデルなど、ファッションの最前線にいる人たちはどんな美容アイテムを使っているのか? 自分の中で「BUZZ」っているアイテムをリアルに語り尽くす!
イソップ
アバブ アス、ステオーラ
オードパルファム
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高輪ゲートウェイ駅に先月できたばかりの「NEWoMan(ニュウマン)高輪」を偵察してきました。大型の新規開業とあってオープン前から話題になっていましたが、入っているお店のラインナップは「NEWoMan新宿」とも「NEWoMan横浜」とも絶妙に異なっていて、個人的にはフレグランスブランドのラインナップに目を見張りました。

ディプティック、サンタ・マリア・ノヴェッラ、バイレード。ドリス ヴァン ノッテンのビューティストア。あらゆるニッチフレグランスが揃うNOSE SHOPもありますし、シャネル、エルメス、プラダといったラグジュアリーブランドのコスメショップも。行くまではまったく予想外でしたが、「NEWoMan高輪」は香水好きにはとても楽しいハコです!
そしてみんな大好き「イソップ」も。新宿や横浜と同じくトラフ建築設計事務所がデザインを手がけた店舗で、ミントグリーン一色のレトロフューチャーな内装が可愛くて、ついふらっと入ったが最後、フレグランス最新作の「アバブ アス、ステオーラ」をゲットしてしまったわけです(今年、何本香水買うんだろうか…)。
イソップの香水最新作、意訳したら
「見上げてごらん夜の星を」

読者のみなさんにも、イソップの香りを愛用している方は多いのではないかと思います。「マラケッシュ」、「ヒュイル」、「タシット」といった長く愛される定番は、うちの編集部やスタッフ、モデルたちにも愛用者が多いです。
そんなイソップのフレグランス最新作がこの「アバブ アス、ステオーラ」。

ステオーラは、古い英語で「星」。調香を手がけたセリーヌ・バレルさんは、黛まどかさんの俳句「流れ星 行方知らずの 恋をして」からもインスピレーションを得たとのこと。
イソップの香りのネーミングは、これまでずっと1ワードが基本だったように思います。ところがこれはまるでノリの違う長いネーミングで、「イソップの新展開?」と、個人的にかなり気になっておりました。
直訳すれば“私たちの上にある星”となりますが、タイトルに「、」が含まれていることにより、ちょっとスマホをやめて、たまには空を見上げてみようよ、というようなメッセージがあるように私は受け取りました。そう、『見上げてごらん夜の星を』。この美しい曲を歌われた坂本九さんが亡くなられてから、今年で実に40年がたちました。
名香「タシット」も手がけた調香師
セリーヌ・バレル氏のマジック

「アバブ アス、ステオーラ」の香りはウッディ系。フランキンセンスやラブダナムといった樹脂系の落ち着きと、バニラビーンのほの甘さ。そこにカルダモン(カレーのイメージがでしょうか)が秋冬に欲しくなる温度感を加えています。
地に足のついたウッディノート…というのはこれまでのイソップの香りにもあった要素だと思いますが、もう少しパウダリーで包容力があり、ちょっとした大人の色気も感じられる不思議なバランス感は、これまでのイソップのどのフレグランスよりも個人的にツボ。その日は「NEWoMan高輪」の偵察だけして帰るつもりだったのに、まんまと財布のヒモがゆるんでしまいました。

私の香水の好みはほぼウッディ系一択で偏っているのですが、今年はめちゃめちゃ当たり年でうれしい悲鳴です(香水の価格も上がっていますから…)。「ウッディ系のブームは数年前」と言われることもあるのですが、本当にそうかな? ずっと続いてるんじゃないの? と思ったりもしてしまいます。
夏が過ぎて少しずつ空が澄んでいく季節です。仕事終わりの帰り道、たまには立ち止まって、ふと夜の星を見上げるような心の余裕をいつも持っていたいものです。
イソップ
アバブ アス、ステオーラ
オードパルファム
50mL ¥23,870
https://www.aesop.co.jp/fragrance/opulent/above-us–steorra-eau-de-parfum/FR32.html

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