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作家・せきしろインタビュー。リアルな「落とし物」から紡ぐ物語とは?

作家・せきしろインタビュー。リアルな「落とし物」から紡ぐ物語とは?

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BOOK

SEKISHIRO

せきしろ

1970年、北海道生まれ。作家・俳人。『去年ルノアールで』『海辺の週刊大衆』『1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった』『たとえる技術』などの著作のほか、又吉直樹との自由律俳句集に『蕎麦湯が来ない』などがある。

「落とし物をきっかけに広がる想像の世界」

道に軍手が落ちている。それを見て、どんなことを思うだろうか?

『その落とし物は誰かの形見かもしれない』で、せきしろさんは「場所取り、決闘を申し込んだ形跡、軍手が好きだった友人へのお供え」ではないかと考え、さらに想像を膨らませる。

「落とし物を見て想像するのが好きで、10年くらい前から写真を撮りためていました。人に見せるつもりはなかったんですが、編集者にこういう写真があるんですけど、と見せたのがきっかけでウェブ連載が始まりました」

その結果、路上に落ちているモノの写真と、そのモノがそこにあるまでを想像した50本のエッセイに。PASMO、象のジョウロ、七夕の短冊、サングラスなど落とし物も50種類ある。

「意識的に探すぞ、とは思っていません。毎日ぶらぶら歩いているからかな」

アロンアルフアの落とし主を桂文枝師匠では? と妄想するかと思えば、カンロ飴から少年時代の思い出をつづるなど、笑いもあれば切なさもある。

「ヤラセでモノを道に置いて撮ることもできますけど、それはしないですね。そこはリアルじゃないと。本当かな? と疑われても、それを上回る想像をするように絶えず心がけています」

落とし物との偶然の出会いが想像をかきたてる。町を歩きたくなる1冊だ。

 


『その落とし物は誰かの形見かもしれない』


集英社/¥1,430



まさかこんなものが? と驚くような落とし物から、落として大丈夫? と心配になるモノまで50個。せきしろさんが路上で本当に見つけたモノがそこにあるまでの事情を独自考察&妄想した奇想天外なエッセイ集。

Photo:Naoto Usami Interview & Text:Kenji Takazawa

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