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今をときめく、という冠がこれほどふさわしい美少女がいるだろうか? メンズノンノに3回目の登場となる6月号は、なんと6ページの単独クローズアップ! 「鎌倉、海、広瀬すず。」と題し、期待の出演映画『海街diary』の舞台・鎌倉にてロケ撮影。CMにドラマに映画にと抜擢が続き、“日本で一番忙しい16歳”とまで形容される多忙な日々の中、メンズノンノだけに見せてくれた新しい表情と、「海」をテーマとしたフォトストーリーを、じっくりご覧いただきたい。 メンズノンノウェブでは本誌インタビューの続編として、ウェブ限定となるスペシャルなショットと共に、主に映画『海街diary』について聞いた。

映画『海街diary』での役名は何と、「浅野すず」。実際の「すず」と、劇中の「すず」、二人の違いは?「もし私が浅野すずちゃんだったら、初めて会った三人の姉たちと暮らす、という選択はできないかもしれません。たぶん、ついて行かないな…。自分の存在によって苦しむ人がいるかもしれない、そういう場所へ行くことは難しいと思います。私が我慢して済むならそうしよう、って。すずちゃんの勇気はすごい。でも私、悩まないタイプだから、考え込む前にとりあえず一緒にご飯を食べよう、と思っちゃうかもしれない。食べたら悩みごとが吹き飛んじゃうんですよ(笑)」最年少であることはもちろん、女優としてのキャリアも四姉妹の“末っ子”な広瀬さん。撮影現場は、どんな雰囲気でしたか?「綾瀬(はるか)さん、長澤(まさみ)さん、夏帆さん。みなさん、本当のお姉ちゃんみたいでした! 四人で同じ傘に入って撮影場所から移動したりして。オフの時間にもお会いして、洋服のお下がりまでもらっちゃったり(笑)」

「江ノ電」をバックに、眩しい一枚。
鎌倉の四季も切り取るというテーマのもと、撮影は長期に及んだという『海街diary』。撮影で、大変だったことは?「サッカーをするシーンですかね。足元だけが写る場面でも、全部私がプレイしているんですよ。両足使いという上手さで3人を抜く、というプレイをしなきゃいけなくて。まずはボールに慣れましょう、なんて言って、ゆっくり練習してる場合じゃなかった(笑)」広瀬さん的な、作品の見どころを教えてください。「姉妹四人が、いろいろな人に支えられながら本当の家族になっていくところ。こう言うとドラマや映画ではありがちなストーリーに聞こえるかもしれないけれど、他とは全然違う世界観なんです。ゆったりとした、一見なごやかな、リアルな日常の中に、それぞれの登場人物が心に秘めた複雑な思いがあって。実はひとりひとりが戦っている、そんな物語です」

メンズノンノモデル坂口健太郎とのエピソード(?)
複雑な家庭環境を抱えた四姉妹の生活を描く、映画『海街diary』。実際に姉がいる広瀬さんから見て、姉妹の描写はどうでしたか?「綾瀬(はるか)さんと長澤(まさみ)さんが、一つの服を取り合うシーンがあるんです。お互いをちょっとバカにするようなやり取りがあって、思わず、”私とお姉ちゃんにそっくりだ!”って笑っちゃいましたね。姉妹あるある、って感じでした。この映画は、姉妹の掛け合いが本当にリアルなんです」美味しそうな食事のシーンも、多くありました。味はいかがでしたか?「好きでした! 特に、物語のキーにもなる“しらすトースト”。しらすとバターと海苔しか使っていないはずなんですけれど、すごくおいしくて。あと、ちくわカレーもおいしかったです」

メンズノンノモデル坂口健太郎も、出演しています。共演した印象は?「ぐっちーさん、いました! すみません、ぐっちーさんと呼んだことはないです(笑)。実は一緒のシーンがなくて、撮影現場ではほんの一瞬しかお会いできなかったんです。その一瞬と、試写で観た坂口さんの印象は、長澤さんとの演技がナチュラルでいいな、と思いました」
広瀬すずと、海デート。
鎌倉といえば、海。海でのデートはしてみたい?「デートは、海に行くより家でゆっくりしたい派ですね(笑)。出かけることがあまり好きじゃないんですよ。人が多いところが苦手で…。遊園地とかも疲れちゃいそう。絶叫マシーンで大きな悲鳴をあげたら、その勢いで口から何か出ちゃって、嫌われるかもしれない。そんな心配もあります(笑)」

メンズノンノのスペシャルロケ撮影、感想をお願いします。「ちょっと大人な撮影、楽しかったです! 撮影中は、23歳くらいになった気分でした(笑)。私、メンズノンノにたくさん出たかったんですよ。ドラマで共演した成田 凌くんの私服がいつもおしゃれで、いいなと思ってて。いつかメンズノンノ専属モデルになれるように、がんばります(笑)。ありがとうございました」 多忙を極めるスケジュールの中、早朝からの鎌倉ロケにも関わらず元気溌剌としていた、広瀬すずさん。だがメンズノンノ本誌写真の憂いを帯びた眼差し、そして映画『海街diary』での姿を観て、女優としてのポテンシャルには驚くばかりだ!
Photos:Fumiko Shibata(étrenne) Hair&Make-up:jiro for kilico. Stylist:Lisa Sato Interview&Text:Miki Higashi
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