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【写真のプロが愛する写真集】4名の人気フォトグラファーにお気に入りを聞いてみた

【写真のプロが愛する写真集】4名の人気フォトグラファーにお気に入りを聞いてみた

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身近なアートとして写真集を手に入れるのは、すてきなアイデアだ。見るだけでなく、表紙や好きなページを飾ってもいい。どんな写真集を選べばよいか? ファッションをはじめさまざまなジャンルで活躍する、メンズノンノゆかりのフォトグラファーたちの愛蔵書にそのヒントがありそうだ。

 

石田真澄さん

石田真澄さん

大学生だった2017年に初個展「GINGER ALE」を開催。翌年初作品集『light years -光年-』を刊行し、若き才能として脚光を浴びる。雑誌や広告で活動しつつ、2022年は夏帆写真集『おとととい』など女優の写真集でも話題を呼んでいる。


どうやって撮影したのか? 想像してしまう作品に惹(ひ)かれる

「今回紹介するのは、最近よく見返している3冊です」

1『まほう』川島小鳥 2『FORGOTTEN FLOWERS』Broccoli刊 3『blue』川内倫子

1『まほう』川島小鳥
2『FORGOTTEN FLOWERS』Broccoli刊
3『blue』川内倫子

「川島小鳥さんの『まほう』(1)はZINE形式の写真集。ブックデザイナーの祖父江慎さんが関わってるので、4種類の異なる紙を使っていたり、綴(と)じられていなかったり、いろんな楽しみ方ができる仕掛けがあります。人物写真も風景写真も、見せたい色と質感で表現している点がすばらしい」

写真集『まほう』川島小鳥。夜の光で輝く傘と、女性の頭のコントラスト

「小鳥さんの写真集はタイトルもすてき。夜の光で輝く傘と、女性の頭のコントラストに心を奪われます」。VABF KIOSKと川島小鳥×祖父江慎&脇田あすかのコラボレーションによるZINE。

『FORGOTTEN FLOWERS』(2)は記念写真から猫と花、庭など生活の中にある何げない花の写真を集めた一冊。ポラロイドを貼ったようなアルバム風の表紙もすごく好き。

『blue』(3)は高校生の頃に観た映画の写真集。川内倫子さんが女子高生を冷静な距離感で撮影している点に惹かれます。ダンボールのスリーブをつけた装丁も含めて、パンフレットで済むものを写真集として出しているのが贅沢(ぜいたく)ですよね」


 

尾身沙紀さん

尾身沙紀さん

アシスタントを経て、2013年に独立し、ファッションや広告分野で幅広く活躍中。メンズノンノでもファッションや美容のページを撮影し、宮沢氷魚ファースト写真集 『Next Journey』の撮影を担当。11月に写真展を開催予定。

撮り方やレイアウト、仕事の参考になる写真集を少数厳選

「写真集は本当に欲しいモノだけ買う少数厳選派」

1『I Don't Want To Love You』Min hee jin & Krystal 2『MOM』Charlie Engman 3『A Life with Camera』上田義彦

1『I Don’t Want To Love You』Min hee jin & Krystal
2『MOM』Charlie Engman
3『A Life with Camera』上田義彦

『I Don’t Want To Love You』(1)は韓国のアイドル、クリスタルをアートディレクターとしても有名なミン・ヒジンが撮影した写真集。ひとりの人をずっと撮影しているのに、印象的な写真が多くてよく見返しています。

『MOM』(2)も『VOGUE』などで活躍するチャーリー・エングマンが母親だけを撮影したもの。こちらは見せ方も含めバリエ豊富で、自分が撮りたい写真のリファレンスが全部詰まっている。

『A Life with Camera』(3)は日本を代表する写真家、上田義彦さんの仕事の集大成。2015年の写真展の際に、『上田義彦が一生かけて撮った写真をたった2万円で買える』といった編集者の言葉に背中を押されました。広告と作品の境目がなく、どのページも胸を打つ写真ばかりです」

写真集『A Life with Camera』上田義彦。サントリー ウーロン茶の広告シリーズ

「中国各地で撮影されたサントリー ウーロン茶の広告シリーズは買うきっかけにもなりました。息が止まるような写真も多く、上田さんの歴史と広がりが見られる宝物」。羽鳥書店刊。


 

田邊 剛さん

田邊 剛さん

文化服装学院スタイリスト科を卒業後、写真家の富永よしえ氏に師事して2005年に独立。雑誌、広告にとどまらず、ミュージシャンや俳優のポートレート撮影も多く、メンズノンノ本誌では連載「東京hairDO!!!!」の撮影を担当中。

スタイルが確立されたポートレート集には心が動く

「写真集はいろいろ持っていますが、今回は自分が好きなポートレートで選んでみました」

1『108 PORTRAITS』GUS VAN SANT 2『木塊〈柴崎重行の心〉』吉村博道 3『PERSONA』草思社刊 『PERSONA最終章 2005−2018』筑摩書房刊 鬼海弘雄

1『108 PORTRAITS』GUS VAN SANT
2『木塊〈柴崎重行の心〉』吉村博道
3『PERSONA』草思社刊

 『PERSONA最終章 2005−2018』筑摩書房刊 鬼海弘雄

『108 PORTRAITS』(1)は、映画監督のガス・ヴァン・サントが自身の作品を撮るために撮影した俳優のポラロイド写真集。彼らのパーソナリティが出ている写真を映画と一緒に見るのも面白いです。

『木塊』(2)は北海道・八雲を代表する熊彫り作家の柴崎重行さんの作品集。柴崎熊の力強さ、かわいさ、いろいろな表情が見えて、これを僕はポートレートと捉えています」

作品集『木塊』柴崎重行。木彫りの熊

「北海道の八雲町という町で木彫りの熊を芸術の域に高めた柴崎さん。函館のカメラマン、吉村さんが撮影していますが、個体の特徴をとらえ、魂がこもっています」。柴崎木彫鑑賞会刊。

『PERSONA』(3)は写真家・鬼海弘雄さんが45年間、浅草の人々を撮り続けた鬼海さんのライフワーク。無地の壁を背景に、モノクロで強烈な個性のある人々を撮影した写真には内面性が映し出され、作品は時空を超えています。『PERSONA最終章 2005-2018』はまだ買えるので、ぜひ手に取って見てほしいです」


 

松岡一哲さん

松岡一哲さん

日本大学芸術学部写真学科卒業後、スタジオ勤務を経てフリーランスの写真家に。2008年にテルメギャラリーを立ち上げ運営。撮影内容は多岐にわたり、今をときめく女優の写真集も多く手がける。最新作は『月刊 あにお天湯』。

フォトグラファーの視点を通して世界が美しく見える3冊

「世界の見方を変えてくれるような写真が好きです」

1『View from above』Wolfgang Tillmans 2『xxgirls』richard kern 3『やさしいだけ』松岡一哲

1『View from above』Wolfgang Tillmans
2『xxgirls』richard kern
3『やさしいだけ』松岡一哲

『View from above』(1)は2001年に開催されたヴォルフガング・ティルマンスの展覧会の図録。空撮風景、静物、人物写真など素材はさまざまですが、汚れた雪を美しいアートに昇華したシリーズには影響を受けました。

リチャード・カーンの『xxgirls』(2)は銃を持った女性が被写体。ソニック・ユースのキム・ゴードンも写っていて、媚(こ)びるような脚色をしていない、彼女たちの強いまなざしがいい。絵のつくり方も巧みで、消費される写真とは一線を画しています。

『やさしいだけ』(3)は2020年にタカ・イシイギャラリーで開催した、僕の写真展の作品をまとめた一冊。アナログ写真ならではの、ブレやボケを取り入れた写真が多く、新しい世界の見方のヒントになってくれたらうれしいです」

写真展の作品をまとめた一冊『やさしいだけ』松岡一哲。夏祭りを写した一枚

「写真展のメインを飾った夏祭りを写した一枚です。レインボーの奥には浴衣を着た子どもたちがいますが、見方によっていろいろなとらえ方ができるところが好きです」。THERME Books刊。


 

※ここで紹介した写真集はすべて本人の私物です。絶版の写真集もありますのでご了承ください。

 

Photos:Yoshio Kato(still) Text:Hisami Kotakemori

小竹森久美

小竹森久美

エディター

「僕らの永久定番ファイル」や「コレクション速報」などファッションテーマを幅広く執筆。

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