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タイのスター俳優ミュー・スパシット(Mew Suppasit)が語る、世界に広がるタイエンタメへの思い。[メンズノンノ本誌インタビュー]

タイのスター俳優ミュー・スパシット(Mew Suppasit)が語る、世界に広がるタイエンタメへの思い。[メンズノンノ本誌インタビュー]

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本国タイで数々の話題作に出演し、世界中にファンを持つ俳優、ミュー・スパシットさん。俳優という仕事に情熱を注ぐ彼に、演技の魅力ややりがい、作品に対する思いを聞いた。

 

「ドラマや映画は違う文化を
楽しく学ぶ最高の機会なんです」

ミュー・スパシットさん Mew Suppasit

 

演技を通して新しいことを学び
人として成長することができる

タイが誇る大スター。そんなイメージとは裏腹に、ミュー・スパシットさんは、大阪で開催したライヴの翌朝、取材のためにプライベートルームに招き入れてくれた。朝の日差しにミューさんの笑顔が重なり、一気に部屋が明るく和やかに。さっそく親近感のある人懐っこさと存在感のある立ち居振る舞いに惹(ひ)かれながら、自身について知るため、彼の時間を少し巻き戻してもらった。

「俳優になった理由のひとつは、子どもの頃からものづくりが好きだったから。絵を描いたり粘土で何かをつくったりしていると、自分自身と一緒にいまを過ごしている感覚が楽しくて、気づくと6、7時間たっていたり。しだいに映画や音楽などの芸術やエンターテインメントに興味を持ち始めて、大学で勉強をしながら業界を調べるうちに、『いままで自分がやったことがないこと、知らないことができる』と考え、俳優の道に進みました。実際に作品の中でいろいろなキャラクターを演じ分けることが面白くて。例えばテクノロジーに精通している人なら専門知識を学ばないといけないし、ルークトゥン(タイの大衆歌謡)の歌手なら歌いこなさないといけない。もともと学ぶことが好きな性格なので、私の中に新しい人物像をつくることで、自分の向き不向きがわかったり新しい感情を見つけたり、人として得るものが多い。また同時に、役のためにいかに自分の一部を捨てられるかも大切だと思っています。役には大なり小なり自分が入るけど、100%自分自身ではできませんから」


眩しそうなミュー・スパシットさん Mew Suppasit

そんな魅力も難しさもすべてをひっくるめて演技を心から楽しんでいると語るミューさん。彼が作品選びで特に大事にしていることは「これまでやってきた役柄から遠いかどうか」だという。

「自分自身にも挑戦したいという思いから、同じようなことを繰り返さないほうがやっぱり面白いと思っていて。また、自分にとって新鮮な作品に参加すると学びがあるんです。俳優としてのターニングポイントになった作品のひとつである『Rak Rai』では、上手な俳優がたくさんいる中で自分がうまくできるか不安もありました。しかし、ここでのお芝居を通して、自分の演技の方法論があらゆる現場で使えるわけではないことを悟りました。それからは自らのやり方を押し通すのではなく、環境に合わせて変わることを意識しています。それに思い切って飛び込んでみんなと交ざり合うことが、いい現場や状況を生むんですよね」

ポーズをとるミュー・スパシットさん Mew Suppasit

笑顔のミュー・スパシットさん Mew Suppasit

彼の華々しいキャリアは、自身が成長するための決断の連続によって築かれたことがわかる。ミューさんの最新の決断は、日本で話題を集めたドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』のタイ版リメイク作品『HOMEROOM 29 hostages』の主役の教師役を演じることだ。

「(日本語で)柊先生! 私が演じる教師のWinは怒ったり泣いたりつねに感情を爆発させている役柄で、その前に『Rak Rai』で演じたクールなBanthaoと全然違うキャラクターなので挑戦したいと思ったんです。それにタイ版のプロットがすごく面白かった。オリジナルの日本版から少し時間がたっていますし、現代のタイに合わせて細かく変わっています。私は主役を務めながら、日本版とタイ版の同じ部分と違う部分をどう面白く見せていくかをずっと考えていて。いまのところ日本での放映は未定のようですが、日本版を観ていた人が私たちの作品を観て、同じようにドキドキしてくれたらいいなと思ってお芝居に臨んでいます」

寝転ぶミュー・スパシットさん Mew Suppasit

これは、日本のエンタメ好き、海外ドラマ好きにもうれしいニュース。次々と話題作に出演するミューさんは、世界に広がる“タイエンタメ”の中心にいる。そんな彼自身は、いまの大きな盛り上がりをどう捉えているのだろう。

「日々ファンの皆さんの、愛のある応援やサポートを感じていますし、世界で受け入れられていることがすごく幸せです。ドラマや映画は、楽しみながら異なる文化や異なる習慣を持った人たちがお互いのことを学ぶ最高の機会ですよね。『3年A組』のタイ版でのアレンジも、個人的にある種文化の違いだと思っていて、生徒の振る舞いやしゃべり方、教師の人物像など、いまの時代とタイという国の文脈で描かれたドラマが、皆さんの目にどう映るか。この作品を機に、日本とタイの両方のエンタメや文化を楽しんで勉強していただけたらうれしいですね」


枕を抱えるミュー・スパシットさん Mew Suppasit

<編集部よりお知らせ>
9/30(土)お昼の12時に、本誌未掲載のスペシャルカットを含むMEN’S NON-NO WEBスペシャル記事『ミュー・スパシットの私生活を知る17のQ&A』を公開予定です。こちらも合わせてお楽しみに!

PROFILE

ミュー・スパシット

1991年2月21日生まれ、タイ・ノンタブリー県出身。2017年、ドラマシリーズ『I Am Your King』で俳優デビューを果たす。2019年に初主演を務めたドラマ『TharnType/ターン×タイプ』で世界的人気を集める。俳優とともに、歌手やプロデューサーなどアーティストとしても活躍している。今年5月に、日本公式ファンクラブ「Mew Suppasit OFFICIAL FAN CLUB in JAPAN」を発足。日本でも精力的に活動中!
Instagram:@mewsuppasit

 

Photos:Teppei Hoshida Translation:Sho Fukutomi Interview & Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y] Cooperation:BOSS tv asahi CENTARA GRAND HOTEL OSAKA

力石恒元

力石恒元

エディター

ファッションからインタビューテーマまで幅広く執筆。音楽、映画、カルチャー、ガジェットなどに精通。

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