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「自分には無理だと思ってた」。役者6年目を迎えた中田圭祐が明かす、苦悩と学びの日々

「自分には無理だと思ってた」。役者6年目を迎えた中田圭祐が明かす、苦悩と学びの日々

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ファッションスナップで発掘され、メンズノンノきっての服好きとして存在感を放つ中田圭祐。専属モデルになった当初はファッション関係の仕事を目指していた彼が、役者の道を歩み始めたのはハタチのとき。演技レッスンでこっぴどく叱られた経験から、理想と現実の狭間で悩んだ日々まで、順風満帆に見えるキャリアの裏側に迫る。

モデルになって、
より服が好きになった

高校生のときにメンズノンノのスナップ隊に声をかけられて以降、スナップ企画の常連に。1年後、大学1年生でメンズノンノ モデルオーディションを受けて専属モデルとなった中田圭祐。※モデルを目指した経緯は、オーディション特別インタビューを参照

当時は芸能事務所にも所属しておらず、本人いわく「ただただファッションが大好きな大学生」。メンズノンノモデルとして踏み入れた刺激的な世界に、あっという間に魅了されたと言う。

「これまで出てきたメンズノンノはすべて大切に保管していて、掃除や引越しをするタイミングで見返しています。その時に必ず見るのが、入って1年以内にやった(成田)凌さんとの私服テーマ。凌さんとは高校生の頃から面識があって、凌さんがアルバイトしていた古着屋に行っていたりしたんですよ。モデルオーディションを受けようと思ったのも凌さんがきっかけだから、ふたりだけのテーマをやれるのがめちゃめちゃ嬉しかった」

「私服を5〜6体用意しなきゃいけなくて、担当の編集さんにコーデを送って確認してもらったりしましたね。凌さんはどんな服を着るのかワクワクしながら当日を迎えて、ふたりとも微妙にテイストが違うんだけど、それが最高にいいバランスだった。撮影中も楽しかったし、仕上がりも最高にかっこよくて、“あ、俺、メンズノンノモデルやってる!”って初めて意識した企画でした(笑)」

「もともとファッションは大好きだったけど、モデルになってより好きになっていく感覚がありました。先輩モデルやスタッフのかたの着こなしに影響を受けたし、スタイリストさんからはスタイリングの意図を教えてもらい、知識も広がった。例えば僕はデニムを見てフィーリングで“かっこいい”と感じるけど、その背景にはさまざまな付加価値があることを聞いて、かっこよさはビジュアルだけじゃないんだ、と学んだり。感性がすごく豊かになりましたね」

あるのは好奇心だけ。
不安はゼロでした

メンズノンノに入ったのは大学1年生のとき。将来の目標や予定は一切なく、「なんとなく好きなブランドやショップで働きたい」と考えていたことが、逆によかったと当時を振り返る。


「今の後輩は入ったときから目的が明確な子が多くて、それに向かって突き進んでる印象。若いのに、すごいですよ!(笑)僕は、全く知らなかった世界に瞬間移動しちゃった! って感じでしたから。でも、そこには俺が求めてたのはこれだ!って世界が広がっていて、すべてを知りたいし吸収したいって思いが爆発した。いろんな言葉や情報がスーッと入ってきたのは、ゼロベースでの始まりだったからこそじゃないかな」

「不安なんてひとつもなかったですね。好奇心が圧倒的に勝ってました。強いて言うなら、先輩がめちゃめちゃ怖かったくらい(笑)。モデルから役者っていう流れも確立されていなかったから、それぞれ好きなことをやってて、だからこそ個性も強かった。そんな仲間に囲まれて過ごすうちに、ここで埋もれたくないという意識が芽生えたような気がします。自分の良さってなんだろう、と考えるようになりました」

今の自分があるのは
先輩たちのおかげ!

専属モデル1、2年目は、なかなか先輩モデルに馴染めなかったという中田。しかしハタチの誕生日を迎えると、飲み会への誘いが。それを機に、先輩たちからより多くの影響を受けるようになる。

「よく撮影後に先輩みんなで飲みに行ってたんですけど、僕は10代だったから仲間に入れなくて。当時は僕も尖ってたんで(笑)、素直にかまってオーラが出せなかったんですよね。で、ハタチになりたての頃、撮影を終えて帰ろうとしたらキヨさん(清原)と守屋さんから“中田、この後なにすんの?”と声を掛けられて。にわかな期待を胸に“え、暇っす!”と答えたら、“一杯飲んで帰ろうや”とお誘いが!」

「大興奮して、“まじすか! 超行きたいです!!”って即答しました。多分あの日の僕、“まじで嬉しいっす”しか発言してないんじゃないかな?(笑)態度ではツンツンしてたけど、心の中では仲良くなりたくて仕方なかったんですよ。それから徐々に誘ってもらえるようになり、夢のような日々が始まりました。みんな、中身を知れば知るほどかっこよくて。いろんな話をして、アドバイスをもらって……今の僕があるのは、先輩たちのおかげです」

「なかでも影響を受けたのは、栁さん。強面だけど(笑)、実はとびきりロマンチストで仲間想い。趣味も洗練されていて、外見も中身もかっこいいってアリ!? ってしびれましたね。とくに映画の話がおもしろくて、勧められた映画は必ず観て、次に会った時に感想を伝えて。最初は栁さんと話したい一心だったけど、気づいたら、映画にどっぷりハマってました」

役者の道を選択するのは
簡単じゃなかった

そんな栁から「将来は何がしたいの?」という質問を受け、ファッション関係の仕事以外の選択肢を考えるように。“役者も楽しそうだな”とは思っていたが、「自分にできるはずがない」と信じきっていたとか。


「先輩たちが続々と役者になっていって、そういう将来も選べるのか! と興味を抱くようになりました。“映画に出れるんだ、めっちゃ楽しそう!”ってレベルですけどね(笑)。僕自身が映画を観ると気分転換できたり、前向きになったりしていたので、他人にそういう影響を与えられる仕事って素敵だなーと」

「ちょうどその頃からメンズノンノの撮影で動画を撮る機会が増えて。動きながら自分を表現する楽しさを体験したら、より魅力を感じるようになりました。ただ、なかなか踏ん切りがつかず、先輩たちに相談しまくってましたね。シンプルに、自信がなかったんですよ。そもそもモデルオーディションに受かったときも、両親から“お前がモデル? 騙されてるんじゃないの?”って言われるような人生を送ってきたんで(笑)。自分がテレビや映画に出るなんて想像できなかったし、絶対に無理だと思ってました」

意を決して、
憧れの先輩が所属する芸能事務所へ

とことん悩んだ末、「失うものはないし。試さずに後悔するなら一度やってみよう、と」決意。それまでフリーとして活動していた中田は自ら芸能事務所を調べ、「絶対にここがいい!」と直感したトライストーン・エンタテイメントに見事、所属を果たす。

「坂口(健太郎)さんがトライストーンで、調べたら小栗旬さん、田中圭さん、綾野剛さんなど、憧れの人がたくさん所属していたんです。坂口さんや当時から仲が良かった葉山奨之に話を聞いたら、事務所の雰囲気もまさに理想で。 “間違いなくここだ!”と直感しました」

「初めて事務所に行ったとき、“うちは入ったからってすぐ作品に出られるわけじゃない。しっかりレッスンを行って、鍛えてからじゃないと世に出さない”と言われて。厳しい現実を実感するのと同時に、ホッとしたんですよ。逆に教えてもらわないと無理! って思ってたし(笑)。そう素直に伝えた上で受け入れていただいたんで、ひときわ嬉しかったですね」

「違うと思います」。
演技の先生に楯突いては落ち込む日々

所属が決まるとすぐさま、演技レッスンがスタート。苦労を覚悟して取り組んだものの、想像をはるかに超える難しさに困惑し、落胆を通り越して怒りがこみ上げたとか。


「初っ端から“まじ無理!”って思いました(笑)。急に台本渡されて“ハイ、やってみて”ですよ? 泣けとか怒れとか、この人たち何言ってんの? 無理なんだけど! って感じでしたね。そもそも台本が覚えられなかったし(笑)。演技の先生も怒るどころか大爆笑してましたもん。自分でもなかなかのポンコツぶりだったと思います」

「ほかの生徒がさらっとこなすもんだから、なおさら焦りましたよ。なんでこんなこともできないんだ! って自分に対して腹が立ってるのに、先生に当たって。“違うと思いますよ”“俺には理解できないです”なんて意見しては、マネージャーにめちゃめちゃ怒られてました(笑)。まじで余裕がなかったんですよね……自分を守るのに必死だったんだと思います」

初めてのドラマの現場では
終始パニック

それでも辞めなかったのは、「単純に悔しかったから」。事務所の先輩に助言をもらい、少しずつレッスンに慣れていった2016年の春、『毒島ゆり子のせきらら日記』でドラマデビューを飾る。

「出演したのは第1話の2、3シーン程度だったけど、現場では終始パニック状態でした。まずカメラも人の数も半端ないんですよ。誰が何をしてるかわからないし、訳わからない専門用語がバンバン飛び交って……すごい世界に来たのかも……という不安でいっぱいでした」

「それからは、ひたすらオーディションを受けまくる日々。『君と100回目の恋』(2017年2月公開)で映画デビューを果たし、ドラマ『お前はまだグンマを知らない』(2017年3月〜)や『セシルボーイズ』(2017年7月〜)、『君の膵臓をたべたい』(2017年7月公開)などに出演しました」

“花晴れ”キャストの役者魂に触れて、
自分の甘さを認識

デビュー間もなくして続々と出演作が決まり、役者として順調に経験重ねていった中田。はたから見れば順風満帆なキャリアだが、中田自身は、俳優としての自分のあり方に悩む部分も多かった。そんな彼の転機になった作品が『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』だ。


「この作品が役者としての僕の転機になりました。主要キャストは(杉咲)花ちゃん、(平野)紫耀ちゃん、(中川)大志っていう、僕ら世代の超一流ばかり。大スターの彼らが真剣に取り組んでる姿が、めちゃめちゃかっこよかったんですよ。それぞれの役をしっかりモノにして、バシッとセリフを決めて。役者魂を目の当たりにして圧倒されて、自分はまだまだ甘かったんだということに気づきました」

作品の良し悪しを決めるのは、
役者でなく視聴者

「尊敬する事務所の先輩方も、いろんな作品を経験して今があるわけで。その事実にやっと頭が追いついたんです」。そんな気づきを得て、役者の仕事に対する向き合いかたが180度変わったそう。「まずは、ひとつひとつの仕事をしっかりこなす。そうやって力を身につけていった結果、自分もやりたいことができるようになっていったらラッキー!」と語りながら、笑顔を浮かべた。

「ここ1、2年でようやく、芝居を楽しいと思えるようになりました。経験を重ねてできることが増えて、ちょっとずつ自分が頭で描く芝居をできるようになってきたからかな。謙虚ぶるわけじゃないけど、満足できたことは1度もないんですよ。表現にひとつの正解はないと思うし、そもそも人に楽しんでもらうための作品を作っている以上、見てる人がどう受け取るかが全てなのかなって思う部分もあって」

「だから視聴者の方から良い反応を受けることが、何よりも嬉しい。これまでの作品でもっとも褒めてもらうことが多かったのは、映画『あの頃、君を追いかけた』(2018年)。初めてのメインキャストだったから緊張していたら、監督から“ありのままでやってみて”と言っていただいたんです。稽古にもすごい時間をかけて、山田裕貴くんや齋藤飛鳥ちゃん、松本穂香ちゃんなど共演者のみんなとめっちゃ仲良くなれたから、良い環境が整っていたんだと思います」

モデル仲間はライバルだけど、
それ以上に深い絆がある

メンズノンノの現場では先輩から後輩までくまなくコミュニケーションをとり、ムードメーカーとして親しまれる中田。役者の仕事に悩む日々で、メンズノンノの撮影はホッとできる、息抜きの場だったという。


「馴染みのスタッフさんとかモデルとかと会って、“うぃー!”って挨拶した瞬間、心が和みますね。アットホームだし、やっぱここは落ち着くなーって。悩んでばかりいると気が立っちゃって、撮影中に“はー……”ってため息が漏れちゃうこともありました。そうするとモデル仲間から“なに疲れてるぶってんだよ、売れてねえくせに!”ってイジられて、“うるせえよ!”みたいな(笑)。そういう何気無い会話に心底救われましたね。撮影が終わると、“よし! 明日からまた頑張ろう”って自然と明るい気持ちになれた」

「モデル同士、やっぱどこかでライバルって意識はありますね。でもそれって外の現場も一緒で、同年代の役者はみんなライバルじゃないですか。だから気にしても仕方ないし、それ以上に深い絆があるんで。久々に会ってもハイタッチから会話が始まる、友であり兄弟みたいな存在です」

「オーディションでもしょっちゅう会うし、最後のふたりに残って自分が負けた経験も1度じゃない。そういうときは、正直に“おい!!”って突っ込みます。(鈴木)仁は、“あざーす”って笑ってましたけど(笑)。悔しいのと同時に、テンション上がるんですよ。仲間の活躍は素直に嬉しいし、刺激を受けて“俺もやってやる!”って思えるから。結局、最後は自分との戦いなんで」

他人を目標にしない。僕は僕だから

「役に受からないのは誰のせいでもなくて、単純に自分の力量が足りないから。シンプルにそれだけです」。そう力強く語る中田が両親に「俺はこの世界で生きて行く」と宣言し、大学を中退して事務所に入ったのはハタチのとき。勢いに任せて出た言葉に、今は背中を押されている。

「怠けたら結果は出ない。でも自分の中で気合いを入れたからって、それがすぐ結果につながるわけじゃない。正解もゴールもない世界で泳ぎ続けてるような感覚ですね。でも、何事も経験することで学べると思ってるんで。悩んでも答えは出ないから、なるべく外に出て人と話したり、作品を観たり……何かしらに触れて、無経験な日は作らないようにしています」

「“この人になりたい”っていう目標は、モデルを始めたときから不思議とないんですよ。憧れとかリスペクトする人はたくさんいるし、影響も受けてきましたけど、ある特定の人を意識して表現したことは一度もない。だって、僕が何をしたって僕でしかないんで。中田圭祐っていうオンリーワンの存在であり続けることが、最大で唯一の目標ですね」

「自分にしかないリアリティ」
を作りたい

“自分らしくありたい”という考えは、役作りにも影響。ファンタジー要素の強い作品や役柄でも、まず考えるのは「自分だったらどうするか」ということ。


「もともとリアリティのある芝居が好きだからか、僕は自分と近いキャラクターの方が演じやすいですね。だから自分と真逆な“花晴れ”の杉丸役は、本当に難しかった。当時を振り返ると、役になりきることに固執しすぎたんだと思います。書いてある通りに演じなきゃ! って考えてたんですよね」

「でもガチガチに真面目な弁護士だからって、プライベートでも同じように過ごしてるわけじゃないので。それに気づいてからは、“こういう人は普段どう暮らして、どんなこと言うんだろう?”という考察を役に取り入れるようになりました。その人の核の部分は残しつつ、自分にしかない感覚でリアリティを作る、という感じですかね」

「自分の芝居に至った考えや背景は、必ずきちんと語れる準備をして挑んでいますね。作品はみんなで作るものなので、自分ひとりの考えを押し付けちゃいけない。僕はこう考えるけど監督は違う、じゃあどうやって両方が納得できるものが作れるか、というコミュニケーションを大切にしています」

台本を埋め尽くした
安田顕さんのアドバイス

そんな中田が現在出演するのが、ドラマ『らせんの迷宮〜DNA科学捜査〜』。安田顕さん演じる刑事・安堂源次の部下、瓜生夏樹の人間像に至った経緯や、現場の雰囲気を聞いた。

「昔ながらの熱血刑事な安堂に対して、瓜生は現代っ子の新人刑事。最初は安堂に対して古くさいな、という印象で苦手意識があるけど、徐々に感化されていく役どころです。最初はそこまで感化される予定じゃなかったんですけど、僕だったらそうなっちゃうな、って思って。自分もこれまでそういう経験をしてきたし、実際に演じながら、安堂の言動を“すげえ、かっこいい!”って胸が熱くなることが多々あったんです。その想いを監督や共演者の皆さんに伝えながら、今の瓜生ができあがっていきました」

「田中圭さん、安田顕さん、渡辺いっけいさんなど、大ベテランばかりの現場は初めてだったので、最初はただただ萎縮してましたね。待ち時間の世間話も、大人ならではの内容だからよくわからなくて。とりあえずでリアクションしてたら“ほんとにわかってんのかよ(笑)”って感じで突っ込んでくださり、ありがたかったです(笑)」

「共演シーンが一番多かった安田さんは、とにかく親身にアドバイスをくださって。“何かあればいつでも聞いて”という言葉に甘えて相談しまくったら、クランクアップのときに“中田くん、次の現場は僕いないからね!”って言われました(笑)。そのあとに“また共演できたらいいね”と言ってくださり、めちゃめちゃ嬉しかったなぁ。実現させるためにも、もっともっと成長しなきゃ、と気持ちが引き締まりました」

モデルの個性をアピールしたい。
そんな想いから始まった『中田撮』

今年4月に29歳でメンズノンノを卒業した栁俊太郎を「超えられるかなぁ。超えたいなぁ」と語り、専属モデル最長記録更新への意欲を見せた中田は8年目に突入。ベテランモデルとして唯一無二の個性と存在感を放つ。


「いろんな経験をさせてくれたメンズノンノには、感謝してもしきれない。寝坊して撮影を飛ばした失敗から、モデル仲間やスタッフの皆さんと夜な夜な飲み歩いた日々まで、全部がいい経験で思い出です。モデルとして右も左もわからない自分を育てて、個性を生かせる企画もたくさん作ってくださって……とりあえずまだまだやめる気は無いんで、今後もよろしくお願いします!(笑)」

「なかでも思い入れが強いのが、2019年に始まった『中田撮』の連載企画。もともとフィルムカメラが好きで、自分から提案して実現したんですよ。僕がモデルの撮影とインタビューをしてるんですけど、思い立った背景には、メンズノンノモデルのパーソナルな部分をもっとアピールしていきたい! って想いがあって」

「メンズノンノモデルってみんな似てるよね、と言われることが多いんですよ。ひとりひとり良い個性があるのに、ひとくくりにされるのは悔しいじゃないですか! 後輩の今後につながるといいな、という願いも込めて続けてきて、あっという間に2年が経ちました。なんとなく全員撮り終わるまで、って始めたけど、毎年入ってくるから終わりがない(笑)」

「撮影した人数も増えてきたので、『中田撮』の個展をしたいな〜と。毎回フィルム3〜4本分を撮影するんですけど、いい写真がたくさんあるのに全部は掲載しきれないからもったいなくて。編集長、僕はいつでもできますよ! やりましょうよ!!」

元気に、いろんな経験をし続けたい

最後に、今月26歳になる今の心境と、今後の目標を聞いた。

「モデルとしては、やっぱ1度はピンでメンズノンノの表紙を飾りたい。自分が大好きな、最高の雑誌で表紙が飾りたいです。役者としては、いつかジム・ジャームッシュ監督が撮るような、おしゃれでリアリティしかない作品に出ること。モデルとしての経験を生かして、バシッとかっこいい衣装で決めますよ!(笑) で、海外のショーに招待されるようになって……やばい、夢が止まらない」

「求められる限り、この仕事は続けていきたいです。地元の友達が結婚して子供が生まれて、安定した生活を送ってるのを見ると、ふと葛藤に襲われることもあるけど……自分で選んだ道なんで。一番の不安は死ぬことなんですよ、まじで(笑)。まだまだ生きて、いろんな経験をしたい。こんだけ語って最後は極論ですけど、元気に生きてりゃ十分!(笑)」

中田圭祐(なかた・けいすけ)●1995年11月27日生まれ、神奈川県出身。トライストーン・エンタテイメント所属。2014年、第29回メンズノンノモデルオーディショングランプリ。2016年4月、『毒島ゆり子のせきらら日記』でドラマデビュー。ドラマ『らせんの迷宮〜DNA科学捜査〜』(テレビ東京)に瓜生夏樹役で出演中。

Photos:Teppei Hoshida  Hair & Make-up:Naoko Matsuoka  Text:Ayano Nakanishi

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メンズノンノモデルロングインタビュー

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