▼ WPの本文 ▼
今年に入ってから仕事やプライベートで海外に行くことが多かった私。
今月のはじめには、ニコラ・フォルミケッティ氏のファーストコレクションのため
なんとベニスに行ってきました!
「ベニスってどこですか?」なんてボケとも本気ともつかない質問をしてきた
H條さんて人もいましたが、言わずと知れたイタリアの歴史ある都市。
多くの映画の舞台にもなってきた、超有名な観光地でもあります。
この街からほど近く、車で1時間半ほどの場所にあるブレガンツェにディーゼルの
本社があり、関連が深いことからもベニスが選ばれたのでしょうか?
私自身ははるか昔、20数年前に1度行ったっきりでほとんどお初気分。
とても楽しみに出発したのでした。ディーゼルさん、お招きありがとうございます。
ホテルの部屋から。水の都。昔見たときと変わらない美しい風景。
ベニスといえばゴンドラ。船頭のお兄さんたちがみんなボーダー着てておしゃれです。
さて、着いて2日目の夜、いよいよニコラのお披露目コレクションが始まります。
さてここで。ニコラ・フォルミケッティって誰? という人のために。
2013年にディーゼルのアーティスティック・ディレクターに就任したニコラは、
それまでも国際的に活躍するファッション・ディレクターでした。
かつてレディ・ガガのスタイリストとして、また「ニコパンダ」のクリエイターとして、
といえば分かる人もいるのではないでしょうか。
イタリア人の父と日本人の母を持つ彼は、ファッションのメインストリームだけでなく
ストリートのトレンドやカルチャーにも敏感。自由な視点・感覚からスーパー
ミックスカルチャーを上手にクリエイションに取り込んでいる点がすごいんです。
そのニコラの初めてのコレクション。
世界中からファッションジャーナリストやセレブがベニスに招かれました。
ショー会場は、街の中心部から少し離れた、造船所跡地。倉庫のような建物が
暗闇でたいまつに照らせれて浮かび上がる中、
私たちゲストを乗せた舟がゆっくりと会場の船着場に到着。
入ってすぐのウェイティングスペースは、巨大なガレージのような空間。
造船所だったというのもうなずける。暗くて写真がイマイチですが。
ショーの会場も広々。
オープニングの映像はニック・ナイトの作品。
レザー、デニム、ミリタリーというディーゼルを象徴する3つのスタイルを柱に、
ショーは構成されていました。上の写真はレザーのファーストルック。
「日本、ロンドン、イタリアとグローバルな視点でファッションを見てきたけど、
どの国でもストリートがカギだった。誰もが野心的で可能性に満ち溢れていた
90年代にはじめてディーゼルを発見した。その出会いはとても楽しく、ファッション
以上のものを得た喜び、あの感覚を取り戻したかった」。とニコラ。
確かに、今ままでのディーゼルとちょっと違う、ディーゼルらしいけど、
まさに今の若者たちにすんなりと受け入れられそうなストリート感が盛り込まれ、
個性豊かなデザインと違和感なくミックスされているところに新しさを感じました。
個人的には、なかなか好きなコレクションでした。
ニコラと、彼が今注目するアーティストのブルック・キャンディと。
ショーの合間に彼女のライブパフォーマンスもあり、盛り上がりは最高潮に。
コートニー・ラヴ、日本からは菊池凛子等、セレブも華やかに来場。
こうしてニコラのファーストショーを祝うベニスの夜は更けていったのでした。
さて、今回のベニス取材ですが、次の日にもスペシャルなイベントが待っていました。
それはブレガンツェのディーゼル本社訪問!
なんと創始者であり社長のレンツォ・ロッソ氏との昼食会も。
そのときの模様は・・・後半に続く!!
(なるべく早くアップがんばります。)
▲ WPの本文 ▲