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映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』公開記念! 柄本佑オリジナルインタビュー

映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』公開記念! 柄本佑オリジナルインタビュー

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MOVIE

カーディガン¥146,300・シャツ¥90,200(ともにメゾン マルジェラ)/マルジェラ ジャパン クライアントサービス

TASUKU EMOTO

柄本 佑

1986年12月16日生まれ、東京都出身。2003年公開の映画『美しい夏キリシマ』で主演を務め、俳優デビューを果たす。18年の『きみの鳥はうたえる』や『素敵なダイナマイトスキャンダル』『ポルトの恋人たち 〜時の記憶』でキネマ旬報ベスト・テン主演男優賞ほかを受賞。公開待機作品に来年公開の映画『真夜中乙女戦争』がある。

「不倫は悪いけど…。どこか憎めないやつに見えればいいなって」

「俊夫は、さまざまな分岐で小さな選択を間違えている男。不倫をコメディとして描いているけど、そこを意識しすぎるとおもしろくならないと思っていて。だから、俊夫としては、起こった出来事に対して常に一生懸命であることがいちばん重要なんです。彼が真剣であればあるほど、汗をかけばかくほどに、はたからは滑稽に見えてくる」

本作では、妻の佐和子が次回作として描く漫画原稿を通して、「夫に不倫され、新しい恋に身を委ねる妻」と「不貞を見抜かれ、妻の新たな恋に嫉妬する夫」という構図のスリリングな心理戦が繰り広げられる。作中にリアルな映像と漫画が交錯することで、夫の俊夫の脳内と同期しているように、観る者を現実と妄想の渦に巻き込む。「もし僕が相手の不貞に気づいたら…漫画を描いて復讐(ふくしゅう)するかも」と柄本がおどけるほどに、実に秀逸な展開なのだ。

「俊夫は、漫画の内容が事実なのかと妄想を広げ、追い詰められ、生きた心地がしない。この人物描写は、佐和子を演じる黒木(華)さんに引き出していただいた部分でもあるんです。佐和子は本当にミステリアスな生き物で、何を考えているかわからないような役づくりをされていて。僕は黒木さんのことをちゃんと見て、真剣にリアクションする中で俊夫がつくられました」

佐和子の担当編集者と不倫をしながらも妻のことも好きで、むしろ相手の不倫疑惑に大いに嫉妬して、気になって落ち着かない。わがままで愚かしい俊夫の描き方について、柄本は事前に堀江貴大監督と話し合った。そして、「こんなやつなら、こういう状況になるのも仕方ないよな」という人物像を、演技で表現してみることにしたという。

「ラストが読めない展開だからこそ、不貞を働いた俊夫が100%悪いとしながらも、つい許してしまいたくなる余白が必要だったんです。そんな俊夫を、些細(ささい)ながらはっきり描くシーンが物語の後半にあって。俊夫と不倫相手の編集者、あと妻の不倫相手と思われる青年と食事している最中、2階の自室で漫画を描いている妻に大事な話をしに行こうと意を決するカットで、俊夫は箸にオクラを持ってるんです。監督に『このオクラ食べないで、2階に行きますよね?』と聞いたら『いや、食べましょう』と。オクラに目もくれず、いち早く妻の元に行くべきなのに、ちゃんと食べちゃうのが俊夫なんです(笑)。実はここでも選択を間違えている。たぶん普通に観ていたら気づかないと思うのですが、そういう細かい演技を積み重ねることによって、彼のダメだけど、ちょっと憎めないキャラクターを表現できたと思います」

いろいろなシーンにちりばめられた、そんな俊夫らしさを観ていくのも、作品の楽しみ方のひとつだといえる。

「ラストは、人によって意見が分かれるかもしれない。観た後に、知り合いと話し合いたくなる作品です」

 


夫婦映画のおすすめは?

妻と夫の切ないすれ違いを描く
『風の中の牝雞(めんどり)』

夫の戦地からの帰還を待つ妻が、あるとき病気になった息子の入院代を払うために、一度体を売ってしまう。彼女は、帰ってきた夫に自分の行いと詫(わ)びを伝えるんです。それがもう悲しくて…。仕方ないし、言わなきゃいいじゃんって思う。夫婦の絆が試される境遇を描いた、小津安二郎の作品。漫画つながりでは、少年漫画のようなアツい展開が大好きな74年版『ロンゲスト・ヤード』もおすすめ!

 

『先生、私の隣に座っていただけませんか?』



漫画家・佐和子(黒木華)が選んだ新作漫画のテーマは「不倫」。そこには、自分たちと似た夫婦の姿が描かれ、佐和子の担当編集者・千佳と不倫をしていた夫の俊夫(柄本佑)は、焦り始める。さらに物語は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へ急展開。恐怖と嫉妬に震える俊夫は、現実と漫画の境界が曖昧になっていく。
●9月10日より、全国公開
©2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会

Photo:Kenta Sawada Hair & Make-up:Kanako Hoshino Stylist:Michio Hayashi Interview & Text:Hisamoto Chikaraishi

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