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転職したい20代が悩みがちなことに、転職サービスを運営する北野唯我さんが回答! 前向きになれる言葉&具体的なアドバイスをいただきました。
株式会社ワンキャリア 取締役
北野唯我さん
就活・転職サービスなどを運営する株式会社ワンキャリア取締役。『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』(ダイヤモンド社)など著書多数。
Q1
好きなことに挑戦するべきか、今の会社で頑張るか悩んでいます
A1「超現実的な話をすると、本当に好きなことであれば今の会社で頑張りながらでも、夢につながる努力をしていると思います。逆に努力していないのならば、会社を辞めてもダラダラしてしまうだけかと。まずは会社を続けながらでもできる努力をし、それから考えてみては?」
Q2
全く別の業界に転職するって、大丈夫なのでしょうか
A2「この点で悩んでいるのであれば、絶対に大丈夫です。これは転職を不安に感じているのではなく、やったことがないことに挑戦するのが不安なんですよ。初めてのデートだって、すごくドキドキしたでしょ? それと一緒です(笑)。好奇心と学ぶ力があれば、絶対に対応できます。安心してください」
Q3
転職面接で悪い印象を与えない勤続年数が知りたいです
A3「これは業界によりますね。100年続いているメーカーや金融などは、3年未満だと警戒されそうです。そうでないなら、完全に個人的な体感でいうと1年8か月あれば大丈夫。転職が当たり前の業界で、転職理由が合理的であれば、1年未満でもOKなこともありますよ」
Q4
転職したいけど環境が変わるのが怖いです
A4「怖いですよね。普通怖いと思いますよ。こういう方に僕がよく言うのは、“引っ越しから始めてみたらどうですか?”ですね。まず仕事以外のことを変えてみて、変化への耐性をつけるというか……。仕事以外で、新しい場所やコミュニティに行ってみるのもアリだと思います」
Q5
転職後、また「ここじゃない!」と思ってしまいそう……
A5「これはもう人生の話ですね(笑)。仕事もそれ以外も、絶対に失敗しない選択肢というものはないんですよ。完璧な職場なんてありません。ただ、可能性を下げることはできます。そのためには、現在の職場で“絶対に嫌だったこと”を整理しておくこと。その“絶対に嫌”を避けましょう」
Q6
キャリアアップ、異業界の挑戦の際に給与面ダウンはあり?
A6「一度の転職で給与がダウンしても、本当にキャリアアップしていければ最終的な収入は上がります。成長欲求が強い方ならば、中長期的に見れば問題ないでしょう。学べることがたくさんある場所を選んで転職していくと、待遇面は回復しやすいはずです」
Q7
転職で生かせる自分の強みや経験がわからない
A7「まずはTO DOリストのSTEP 1と2をやってみてください。何か見つかると思いますが、まれに本当にないパターンもあるんですよね。その場合は、新卒と同じ戦法。“頑張ります! よろしくお願いします!”しかないです。もしくはキャリアについてアドバイスしてもらえるサービスを使うのもいいかもしれません」
Q8
面接で「なぜ前の仕事を辞めたのか」と聞かれたときのいい答えは?
A8「基本は、正直に答える。ただし、未来を向いた回答をすること。例えば激務のせいで退社したなら、“忙しすぎて体調をくずしたので退社しました。なので、御社ではこういうふうに働きたいと思います”というように。そうすれば、“またすぐ辞めるのではないか”とは思われないでしょう」
Q9
職務経歴書でのいいアピール方法はありますか?
A9「まずは読みやすいこと。当たり前だと思うかもしれませんが、読みにくい職務経歴書は結構あります。大切なのは読んだらすぐわかり、ムダがないこと。そして具体的な数字を入れること。例えば“月に80社のクライアントへの請求書計200枚を処理”など、規模感がわかるようにしましょう」
Illustration:yua Text:Miki Higashi
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